グーグルは31日、同社のWebブラウザ「Google Chrome」の最新安定版「27.0.1500.95」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびInternet Explorer用のプラグイン「Chrome Frame」。
最新版では、JavaScriptエンジンでの型の取り違えの問題や、MutationObserverオブジェクトや入力の取り扱いで発生する解放したメモリーを使用してしまう問題など、計11件の脆弱性が修正された。悪用されるとコード実行につながるおそれのある、危険度の高い脆弱性が多数含まれている。
最新版への更新は、自動的に行われるほか、Google Chromeのメニュー(右端のアイコン)から「Google Chromeについて」を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。
なお、リリースによると、今回のアップデートで修正された一部の脆弱性は、サードパーティ製のライブラリーに含まれる問題で、同じライブラリーを使用する他のソフトウェアにも影響するという。このため、現時点での脆弱性の詳細は、Google Chrome固有の問題である「高」5件と「中」1件のみの公開となっている。
(2013/07/31 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2013/07/stable-channel-update_30.html