政府は毎年2月を「情報セキュリティ月間」と定めている。情報セキュリティについての関心を高め、理解を深めてもらうことを目的に、さまざまな取り組みが行われている。
今年度は、スマートフォンの急速な普及、個人情報や企業の情報が流出する事案の発生、重要情報を狙うサイバー攻撃の発生、子どもたちがネットのトラブルに巻き込まれる事案が発生していることを背景に、「スマートフォンの情報セキュリティ対策」と「組織における情報流出対策」が重点的に取り上げられている。
内閣官房情報セキュリティセンターが開設している「国民を守る情報セキュリティサイト」内に特設サイトが設けられている。菅内閣官房長官のメッセージや、関係府省庁、企業等によるイベントの紹介ほか、一般ユーザーを対象にした情報セキュリティクイズ、情報セキュリティコラム、アニメーションなどが公開されている。
情報セキュリティクイズは、昨年の情報セキュリティ月間中に特設サイトに掲載されていた「情報セキュリティ川柳」をもとにした、穴埋め式の問題16問。「スマートフォン●●●●付きかも そのアプリ」「パソコンのふたにべったり●●●●●」の答えはサイトで確認していただきたい。
情報セキュリティコラムは一般ユーザーが対象で、「本日のコラム」としてワーキングデーに毎日更新されている。有識者がさまざまな立場から語るそれぞれの思いに触れてみることをおすすめしたい。
SNSやスマートフォンを使うために気を付けることについてわかりやすく紹介したアニメーションもある。また、これまでに各省庁等が作成した啓発用の動画を集めたポータルサイトも用意されている。たとえばIPA(情報処理推進機構)では小学生向けや、中高生向けの動画を公開しているので、親子で見てはいかがだろうか。
このほか、情報セキュリティのポータルサイト「ここからセキュリティ」にも、情報セキュリティ月間の特設ページが設けられている。「ここからセキュリティ」では、警察庁、総務省、経済産業省をはじめとする官公庁や、セキュリティ業界団体や民間企業のコンテンツが紹介されている。
(2014/02/13 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・情報セキュリティ月間(国民を守る情報セキュリティサイト) http://www.nisc.go.jp/security-site/month/index.html
・情報セキュリティ月間特設ページ(ここからセキュリティ) http://www.ipa.go.jp/security/kokokara/study/201402.html