アップルは11日、同社のモバイル端末向けOSの最新版「iOS 7.1」を公開した。対象となるのは、iPhone 4以降、iPad 2以降、第5世代のiPod touch、iPad mini。
最新版では、新機能の追加、機能の向上、バグの修正が行われたほか、22のコンポーネントで40件以上の脆弱性が修正された。悪用されるとコード実行につながるおそれのある、危険な脆弱性も多数修正されている。
レンダリングエンジン「WebKit」では、細工されたWebサイトで任意のコードが実行されるおそれがある問題を修正。画像処理の「ImageIO」や、「Office Viewer」においても、細工されたPDFファイルやTIFFファイルを閲覧したり、細工されたWordファイルを開いたりすることにより、任意のコードが実行されるおそれのある問題が修正されている。
最新版への更新は、端末の「設定」アイコンから「一般」→「ソフトウェア・アップデート」と進むか、端末をパソコンに接続してiTunes経由で行う。
(2014/03/11 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:アップル】
・About the security content of iOS 7.1[英文]
http://support.apple.com/kb/HT6162
・iOS 7.1[英文]
http://support.apple.com/kb/DL1732