グーグルは11日、深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome」の最新安定版「35.0.1916.153」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、およびLinux。
最新版では、ファイルシステムで開放したメモリーを再使用してしまう問題や、ネットワークプロトコルのSPDYで境界外の読み取りが起こる問題、クリップボードでバッファオーバーフローが起こる問題など、4件の脆弱性が修正された。危険度が4段階評価で2番目に高い「High」の問題も含まれている。
同梱のAdobe Flash Playerも、最新版の「14.0.0.125」に更新された。
最新版への更新は自動的に行われるほか、デスクトップ版ではGoogle Chromeのメニュー(右端のアイコン)から「Google Chromeについて」を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。
(2014/06/11 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2014/06/stable-channel-update.html