モジラは10日、Webブラウザー「Firefox」の最新版「30.0」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびAndroid。法人向けの延長サポート版(ESR)「24.6.0」と、メールソフトの「Thunderbird 24.6.0」も同日公開されている。
Firefox 30.0では新機能が追加されたほか、脆弱性7件が修正された。脆弱性の重要度は、4段階評価で最も高い「最高」が5件、次に高い「高」が2件。ESR版では、30.0と共通の「最高」3件が修正された。悪用されると任意のコードが実行されるおそれのある、危険な問題が含まれている。
それぞれの最新版は自動更新機能を通じて配布されているほか、手動で更新することも可能。デスクトップ版では、メニューボタン「≡」をクリック→下段のヘルプボタン「?」をクリック→表示された[ヘルプ]メニューの[Firefoxについて]を選択する。Android版は、[設定]→[Mozilla]→[Firefoxについて]の順に選択し[更新を確認]をタップする。
ESR版Firefoxで修正された脆弱性3件は、同じエンジンを使用するメールソフトThunderbirdにも影響があり、こちらも最新版の「24.6.0」が公開されている。
(2014/06/11 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
<Firefox 30.0>
・リリースノート(デスクトップ版)
http://www.mozilla.jp/firefox/30.0/releasenotes/
・リリースノート(Android版)
http://www.mozilla.jp/firefox/android/30.0/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefox.html
<Firefox ESR 24.6.0>
・リリースノート
http://www.mozilla.jp/firefox/24.6.0/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefoxESR.html
<Thunderbird 24.6.0>
・リリースノート
http://www.mozilla.jp/thunderbird/24.6.0/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/thunderbird.html