フィッシング対策協議会は6日、2014年12月の月次報告書を公開した。フィッシング報告件数等が減少する一方、オンラインゲームをかたるフィッシング報告件数の割合が増加し、年明けもフィッシングの報告が続いているという。
2014年12月に同協議会に寄せられたフィッシング報告件数(海外含む)は、前月の11月より48件少ない503件だった。攻撃者がユーザーを誘導する偽サイトのURL件数(重複なし)も前月より16件減少し、385件となった。
フィッシングに悪用されたブランド件数(海外含む)は9件で、前月度より3件減少している。注目されるのは、金融機関をかたるフィッシングの報告件数が減少し、相対的にオンラインゲームをかたるフィッシングの報告件数の割合が増加していること。当該月のオンラインゲームの報告件数は、全体の報告件数の9割以上を占めた。
年末に引き続き、年明けもオンラインゲームをかたるフィッシングメールの報告が寄せられているとして、同協議会は注意を呼び掛けている。
(2015/01/07 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:フィッシング対策協議会】
・2014/12 フィッシング報告状況
https://www.antiphishing.jp/report/monthly/201412.html
・[更新] スクウェア・エニックス(ドラゴンクエスト X)をかたるフィッシング
https://www.antiphishing.jp/news/alert/square_enix20140611.html