アップルは13日、Mac OS X Yosemite v10.10.5とMavericks/Mountain Lion用の「セキュリティアップデート 2015-006」、Webブラウザ「Safari」の最新版、モバイル端末用OSの最新版「iOS 8.4.1」を公開した。いずれも深刻な脆弱性の修正が含まれている。
■OS X Yosemite v10.10.5、セキュリティアップデート 2015-006
Yosemiteで100件以上、Mavericksで50件以上、Mountain Lionで30件以上の脆弱性が修正されている。任意のコードが実行されるおそれのある深刻な脆弱性も、多数修正されている。
アップデートは、自動更新や通知のクリック、または手動で「App Store」を確認する。Appleメニューから[App Store]を選択し、ツールバーの[アップデート]ボタンをクリックすると、利用可能なアップデートが表示される。
・About the security content of OS X Yosemite v10.10.5 and Security Update 2015-006[英文](アップル)
https://support.apple.com/ja-jp/HT205031
■Safari 8.0.8/7.1.8/6.2.8
Webページを描画するレンダリングエンジン「WebKit」の脆弱性23件など、計27件の脆弱性が修正されている。悪用されるとWebサイトの閲覧中にウイルスに感染してしまうおそれがある、深刻な脆弱性も含まれている。
アップデートは、自動更新や通知のクリック、または手動で「App Store」を確認する。Appleメニューから[App Store]を選択し、ツールバーの[アップデート]ボタンをクリックすると、利用可能なアップデートが表示される。
・About the security content of Safari 8.0.8, Safari 7.1.8, and Safari 6.2.8[英文](アップル)
https://support.apple.com/ja-jp/HT205033
■iOS 8.4.1
31のモジュールで71件の脆弱性が修正されている。悪用されるとWebサイトの閲覧中にウイルスに感染してしまうおそれがある、Safariと同じWebkitの脆弱性など、深刻な脆弱性の修正も多数含まれている。
アップデートは、端末の[設定]アイコンから[一般]→[ソフトウェアアップデート]と進むか、端末をパソコンに接続してiTunes経由で行う。
・About the security content of iOS 8.4.1[英文](アップル)
https://support.apple.com/ja-jp/HT205030
(2015/08/14 ネットセキュリティニュース)