モジラは23日、Webブラウザ「Firefox」の最新版「41.0」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびAndroid。法人向けの延長サポート版(ESR)「38.3」も公開されている。
最新版では、端末間でFirefoxを同期できる「Firefoxアカウント」やビデオ通話機能「Firefox Hello」の機能強化に加え、計19件の脆弱性が修正されている。修正された脆弱性の重要度は、4段階評価で最も高い「最高」が4件、次に高い「高」5件、「中」9件、「低」1件。悪用されると任意のコードが実行されるおそれのある、危険な脆弱性の修正も含まれている。
ESR版38.3では、41.0と共通する「最高」3件、「高」4件、「中」2件の計9件の脆弱性が修正されている。
それぞれの最新版は自動更新機能を通じて配布されているほか、手動で更新することもできる。
デスクトップ版Firefoxの手動更新は、Windowsではメニューボタン「≡」をクリック→下段のヘルプボタン「?」をクリック→表示された[ヘルプ]メニューの[Firefoxについて]を選択する。または、[Alt]キーを押してメニューバーを表示し、[ヘルプ]メニューの[Firefoxについて]を選択する。OS Xでは、Firefoxメニューの[Firefoxについて]を選択する。
Android版は、メニューから[設定]→[Mozilla]→[Firefoxについて]→[更新を確認]の順にタップする。
自動や手動で更新した最新版は、ブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意されたい。
(2015/09/24 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:モジラ】
<Firefox 41.0>
・リリースノート(デスクトップ版)
http://www.mozilla.jp/firefox/41.0/releasenotes/
・リリースノート(Android版)
http://www.mozilla.jp/firefox/android/41.0/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefox.html
<Firefox ESR 38.3>
・リリースノート
http://www.mozilla.jp/firefox/38.3.0/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefoxESR.html