グーグルは2日、「Google Chrome 55」の安定版「55.0.2883.75」を公開した。対象となるのは、Windows、MacおよびLinux。深刻な脆弱性が多数修正されている。
最新版では、標準でFlash Playerの再生をブロックするようになったほか、入力処理や非同期処理、メモリー管理などが改善されている。セキュリティ面では、36件の脆弱性が修正されており、悪用されると任意のサイトを操作されてしまうおそれのある問題や、コード実行につながるおそれのあるメモリーがらみの問題など、危険度の高い脆弱性も含まれている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の設定アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
(2016/12/02 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update for Desktop[英文](Google Chrome Releases)
https://googlechromereleases.blogspot.jp/2016/12/stable-channel-update-for-desktop.html