グーグルは3日、「Google Chrome 58」の最新安定版「58.0.3029.96」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、およびLinux。
最新版では、安定性やパフォーマンスの改善に加え、5段階評価の深刻度が上から2番目に高い「高」の脆弱性1件が修正されている。修正されたのは、リアルタイムコミュニケーション用のWebRTC (Web Real-Time Communication)の処理で、競合状態が発生する問題。不正な操作や攻撃に悪用されるおそれがある。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の設定アイコン→[ヘルプ]と進むと、選択できる。
最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
(2017/05/03 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update for Desktop[英文](Google Chrome Releases)
https://chromereleases.googleblog.com/2017/05/stable-channel-update-for-desktop.html