モジラは20日、Webブラウザ「Firefox」の最新版「53.0.2」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、Android。法人向けの延長サポート版(ESR)「52.1.1」も公開されている。
最新版では、いくつかの不具合の修正に加え、4段階評価の深刻度が上から2番目に高い「高」の脆弱性1件が修正されている。修正されたのは、3Dグラフィックス「WebGL」で使用するグラフィックスエンジン「ANGLE(Almost Native Graphics Layer Engine)」で、解放したメモリーを使用してしまう問題。悪用されると、コードの実行に悪y9王されるおそれがある。
最新版は自動更新機能を通じて配布されているほか、今すぐ手動で更新することもできる。手動更新は、Windowsではメニューボタン「≡」をクリック→下段のヘルプボタン「?」をクリック→表示された[ヘルプ]メニューの[Firefoxについて]を選択する。または、[Alt]キーを押してメニューバーを表示し、[ヘルプ]メニューの[Firefoxについて]を選択する。OS Xでは、Firefoxメニューの[Firefoxについて]を選択する。
自動や手動で更新したデスクトップ版のFirefoxは、ブラウザの再起動後に最新版が利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意されたい。
(2017/05/06 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
<Firefox 53.0.2>
・リリースノート(デスクトップ版)
https://www.mozilla.jp/firefox/53.0.2/releasenotes/
・Firefox 53.0.2で修正されたセキュリティ脆弱性
http://www.mozilla-japan.org/security/announce/2017/mfsa2017-14.html
<Firefox ESR 52.1.1>
・リリースノート
https://www.mozilla.jp/firefox/52.1.1/releasenotes/
・Firefox ESR 52.1.1 で修正されたセキュリティ脆弱性
http://www.mozilla-japan.org/security/announce/2017/mfsa2017-14.html