グーグルは16日、「Google Chrome 59」の最新安定版「59.0.3071.104」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、およびLinux。
最新版では5件の脆弱性が修正されている。データベースの「IndexedDB」でサンドボックスが回避されてしまう問題と、JavaScriptエンジンの「V8」で領域外のメモリーを使用してしまう問題は、深刻度が上から2番目に高い「高」となっており、マルウェア感染に悪用されるおそれがある。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の設定アイコン→[ヘルプ]と進むと、選択できる。
最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
(2017/06/16 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update for Desktop[英文](Google Chrome Releases)
https://chromereleases.googleblog.com/2017/06/stable-channel-update-for-desktop_15.html