カスペルスキーと静岡大学が共同開発した「ジュニアスマホ検定」の2017年度版が公開されている。インターネットを通じて、無料で受験できる。
小学校4年生から中学校3年生までの児童や生徒と、その保護者が対象となる。子どもが「スマホを持ちたい」と思った時こそ、親子でスマホやインターネットとの付き合い方を考えるチャンスだとして、親子での受験を推奨している。会員登録をすると履歴を残せるので理解度の変化を確認できるが、会員登録をしなくても受験できる。
開発に携わった静岡大学教育学部准教授の塩田真吾氏は、子どもにスマホを持たせるかどうか迷っている保護者に対し、本検定を活用して子どもの状況を見極め、ルールを含めて親子で話し合ってから、持たせる/持たせない、を判断してはどうかとアドバイスしている。
受検レベルは2種類あり、小学校4年生から6年生を対象にした「基本」は16問、中学生を対象にした「上級」は25問が出題される。インターネットの利用状況をたずねる質問と、情報モラル全般(モラル、セキュリティ、法)に関する質問がランダムに出題され、得点配分は100点満点中、インターネット利用状況が10点、情報モラル全般が90点となっている。80点以上の場合は合格証書が表示され、印刷も可能だ。
子どもが受けた後に保護者も同じレベルを受験することで、親子の知識のギャップを把握することもできる。また、インターネット安全利用対策として重要な「家庭のルール」を、親子で話し合いながら簡単に作成できるようになっており、印刷することもできる。
(2017/06/19 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・ジュニアスマホ検定
https://www.sumaho-kentei.jp/
・カスペルスキーと静岡大学の共同プロジェクト「ジュニアスマホ検定」および「情報モラル診断サービス」の2017年度版を無償で提供開始(カスペルスキー)
http://www.kaspersky.co.jp/about/news/business/2017/bus06062017