グーグルは27日、「Google Chrome 62」の最新安定版「62.0.3202.75」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、およびLinux。
最新版では、JavaScriptエンジン「V8」で発生するスタックオーバーフローの問題1件が修正されている。深刻度は上から2番目に高い「高」と評価されており、悪用されると任意のコードが実行されるおそれがある。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の設定アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
同社は同日、25日にリリースを告知していたAndroid版「Google Chrome 62」をアップデートしたことも報告した。メモリー漏えいや、クラッシュしてしまう問題が修正されており、このアップデートにより「62.0.3202.73」に更新される。最新版は、数日以内にGoogle Playを通じて配布されるという。
最新版の配布が始まると、Play Storeの「アプリの自動更新」で自動的に更新されるほか、[Playストア]アイコンを開き、メニュー(≡)の[マイアプリ&ゲーム]→[アップデート]で新着のアップデートが一覧でき、その場で更新することも可能だ。
(2017/10/27 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update for Desktop [英文](Google Chrome Releases)
https://chromereleases.googleblog.com/2017/10/stable-channel-update-for-desktop_26.html
・Chrome for Android Update [英文](Google Chrome Releases)
https://chromereleases.googleblog.com/2017/10/chrome-for-android-has-been-updated-to.html