グーグルは25日、「Google Chrome 64」の最新安定版「64.0.3282.119」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、およびLinux。Android版「64.0.3282.116」の公開も前日にアナウンスされており、Google Playを通じて順次更新できるようになる。
最新版では、勝手に別のページに飛ばしてしまう「リダイレクト広告」のブロック機能や、サイト別に音声の再生を許可する機能などの新機能に加え、53件の脆弱性が修正されている。修正された脆弱性には、マルウェア(ウイルス)感染に悪用されるおそれのあるメモリーがらみの問題などの、危険度の高い脆弱性が複数含まれている。また、「Meltdown & Spectre(メルトダウンとスペクタ)」と呼ばれている、CPUの設計に起因する情報漏えい問題に対する攻撃の緩和策も導入されているという。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の設定アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。
最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
(2018/01/25 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:グーグル】
・Stable Channel Update for Desktop[英文]
https://chromereleases.googleblog.com/2018/01/stable-channel-update-for-desktop_24.html
・Chrome for Android Update[英文]
https://chromereleases.googleblog.com/2018/01/chrome-for-android-update.html