モジラは30日、Webブラウザ「Firefox」の最新版「Firefox 58.0.1」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、Android。
最新版では、ページを読み込めない場合があるWindows版の不具合や、ページの読み込みが遅くなる場合があるAndroid版の不具合が解消されたほか、デスクトップ用で任意のコードが実行されるおそれのある脆弱性1件が修正されている。
深刻度は、4段階評価で最も高い「最高」。法人向けの延長サポート版「Firefox 52 ESR」およびAndroid版に関しては、この脆弱性は影響しない。
デスクトップ用の最新版は、自動更新機能を通じて配布されているほか、今すぐ手動で更新することもできる。手動更新は、Windowsではメニューボタン「≡」をクリックし、[ヘルプ]→[Firefoxについて]を選択する。または、[Alt]キーを押してメニューバーを表示し、[ヘルプ]メニューの[Firefoxについて]を選択する。OS Xでは、Firefoxメニューの[Firefoxについて]を選択する。
自動や手動で更新したデスクトップ版のFirefoxは、ブラウザの再起動後に最新版が利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意されたい。
Android用の最新版は、「Google Play」で配信されている。アプリの自動更新が有効に設定されている場合には、自動的に更新されるほか、「Google Play」の「マイアプリ&ゲーム」で「アップデート」を表示すると、手動で更新できる。
(2018/01/31 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:モジラ】
<Firefox 58.0.1>
・リリースノート(デスクトップ版)
https://www.mozilla.jp/firefox/58.0.1/releasenotes/
・リリースノート(Android版)
https://www.mozilla.org/firefox/android/58.0.1/releasenotes/
・Arbitrary code execution through unsanitized browser UI[英文]
https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2018-05/