グーグルは11日、「Google Chrome 66」の最新安定板「66.0.3359.170」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、およびLinux。
最新版では、拡張機能での特権昇格の脆弱性や、JavaScriptエンジン「V8」での型の取り違えによるコード実行の脆弱性など、計4件の問題が修正されている。修正された特権昇格の脆弱性とコード実行の脆弱性は、どちらも深刻度が5段階評価の上から2番目「高」だが、これらの組み合わせにより、アプリの保護機構である「サンドボックス」を回避した攻撃コードの実行が可能となるため、合わせ技としての深刻度は、5段階中最高の「クリティカル」と評価されている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニューの[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Mac版はChromeメニューから、Windows版は右端の設定アイコン→[ヘルプ]と進むと選択できる。
最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意していただきたい。
(2018/05/11 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:グーグル】
・Stable Channel Update for Desktop[英文]
https://chromereleases.googleblog.com/2018/05/stable-channel-update-for-desktop.html