◎ 札幌国税局、176万件の屋号情報等を記録したCD-ROM7枚を紛失
札幌国税局(札幌市中央区)は4月28日、いわゆる屋号情報(店舗名や支店名)等を記録したCD-ROM計7枚が、同局管内の2つの税務署(札幌南署、帯広署)で所在不明となっていることが判明したと発表した。当該CD-ROMには、同局管内にある法人の名称、代表者名、住所、業種や、個人事業者の氏名、住所などの情報176万件が記録されている。所得金額や取引内容等の情報は含まれていないという。同局によると、当該CD-ROMは、庁舎内でのみ使用されているもので、パソコンに専用ソフトを組み込み、パスワード等を入力しなければ閲覧できない。また、データそのものも暗号化されているため、情報流出の可能性は極めて低いという。同局は、二度とこのようなことがないよう万全を期し、信頼の確保に努めていくとしている。
・リリース(札幌国税局)
http://www.sapporo.nta.go.jp/
◎ 中部電力岐阜支店、メール誤送信で取引先のメールアドレス32名分流出
中部電力(本店:名古屋市東区)は4月28日、同社岐阜支店の社員がメールを誤って送信し、取引先のメールアドレス32名分が流出したと発表した。誤送信があったのは同日午前8時43分頃で、同社員が社内にメールを送ろうとした際に誤って、特別高圧契約の顧客(契約電力原則2,000kW以上)のメールリストを選択し送付した。BCCを選択していなかったため、取引先25社・32名分のメールアドレスが当該顧客全員に送信されることとなった。同社は、今回の事象を社内で共有化し、メールリストで送付する際は複数で配信内容を確認するなどの対策をとり、再発防止に努めるとしている。
・リリース(中部電力)
http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press2006/0428_3.html
◎ ホンダベルノ愛知、車上荒しで顧客4名の個人情報を紛失
自動車販売のホンダベルノ愛知(愛知県愛知郡)は4月28日、岩倉市内の駐車場で同社の担当者が車上荒らしにあい、4名の顧客の個人情報を記載した書類が盗まれたと発表した。盗難があったのは同月24日午後9時頃、岩倉市内の食堂駐車場で、車の窓ガラスが割られ、車内に置いていたカバンが持ち去られた。すぐに警察署に通報し現場検証と被害届けを行なったが、まだ見つかっていない。2次被害の事実は確認されていない。同社は個人情報の取扱いの不注意を深く反省し、従業員の再教育を徹底し安全管理の強化を図るとしている。当該顧客に対しては相談窓口を設置し、対応に当たるという。
・リリース(ホンダベルノ愛知)
http://honda-aichi.co.jp/home/073_owabi.html
◎大田区、ひとり暮らしの高齢者1,283名分の個人情報を紛失
東京都大田区は4月28日、「ひとり暮らし高齢者未登録者調査リスト」と「ひとり暮らし高齢者登録申請書」あわせて1,283名分を紛失したと発表した。同区保健福祉部高齢福祉課が実施した調査に関する書類で、そのうち入新井特別出張所管内のものが紛失した。情報内容は、「未登録者調査リスト」1,186名分の氏名、住所、性別、生年月日等。「登録申請書」は申請者52件の住所、氏名、電話番号、生年月日、性別、緊急連絡先(親族等の住所・電話・氏名・続柄)等。誤って廃棄処分した可能性が高いという。同区は、再びこのような事態を引き起こすことのないよう、万全な体制で取り組んでいくとしている。・リリース(大田区保健福祉部)
http://www.city.ota.tokyo.jp/kou-bun.htm
◎ JA松本ハイランド、共済契約内容などの顧客情報約513件分盗難
松本ハイランド農業協同組合(長野県松本市)は4月27日、同組合の職員が約513件の顧客情報を含む業務用鞄を盗まれたと発表した。4月21日深夜から22日未明に、同職員の自宅前に駐車した自家用車が車上荒らしにあい、社内に置いてあった業務用鞄が盗まれたという。当該鞄に入っていた顧客情報は、共済契約情報(氏名、住所、生年月日、共済契約内容)10数件、定期積金満期情報(氏名、定期積金契約内容)79件、年金友の会名簿(氏名)424件。同日の朝に警察署に届け出るとともに近辺を捜索したが、書類は発見されていない。また不正使用等の事実は確認されていない。同組合は、当該顧客に順次個別に報告とお詫びをしている。また、今回の事態を真摯に受止め、再発防止に努めていくとしている。
・リリース(松本ハイランド農業協同組合)
http://www.mhl.janis.or.jp/top_contents/top_contents_owabi.html
◎ 毎日新聞、「毎日フレンド」会員情報6万5,690名分がウイルス感染で流出
毎日新聞社(東京都千代田区)と子会社の毎日開発センター(同)は27日、「毎日フレンド」の会員情報6万5,690名分がインターネット上に流出したと発表した。「毎日フレンド」は、1983年に発足した毎日新聞の愛読者組織で、今年3月末で終了している。流出したのは、昨年10月時点の同組織の会員や販売店情報を収録したデータベースファイルと、販売店の営業明細や外勤の給与明細などを記録したワークシートファイルなど多数。データベースには、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、趣味など39項目にわたる会員情報が6万5,690名分記録されていた。流出ファイル名から新型のAntinnyに感染したと見られ、今月19日にshare(シェア)ネット上に流出しているとの報告がインターネットの掲示板に寄せられていた。毎日新聞社によると、同センターの男性社員が自宅で作業するために持ち帰り、自宅の私有パソコンに保存していたデータだという。
・リリース(毎日開発センター)
http://www.my-f.com/mf/
・リリース(毎日新聞社)
http://www.mainichi.co.jp/information/news/20060427-153414.html<br><br>
◎ 東芝ファイナンス、契約書の紛失など個人情報流出事故9件を公表
東芝ファイナンス(本社:東京都中央区)は4月26日、顧客個人情報の紛失事故9件について公表した。9件の事故の内訳は、契約関係書類の紛失5件、書類の誤送付1件(回収済)、FAX誤送信1件、営業担当者の携帯電話紛失2件。書類には顧客氏名、住所、契約金額、銀行口座等が記載されており、携帯電話には取引先担当者の氏名と会社電話番号、メールアドレスが保存されていた。同社は、該当顧客と取引先担当者を個別に訪問して事情説明とお詫びをした。現在のところ2次被害は発生していないという。また、再発防止のため、安全管理策の見直し・強化、従業員教育の徹底を図っていくとしている。
・リリース(東芝ファイナンス)
http://www.toshiba-finance.co.jp/index_j.htm
◎ NTT西日本徳島支店、FAX誤送信で、顧客情報98名分流出
NTT西日本徳島支店(徳島県徳島市)は25日、FAXの誤送信で顧客情報98名分が流出したと発表した。発表によると、同支店の管内の一部エリアにおいて、NTT西日本以外の電気通信事業者を経由して申込んだ、他事業者の直収電話サービスにかかわる回線の開通・解除工事の完了連絡を行う際に、当該事業者以外の工事情報も含めて送付してしまったという。その工事情報の中に、NTT西日本の顧客情報98件が含まれていた。流出したのは2005年12月7日から2006年4月12日の間に工事を完了した一部顧客の情報で、氏名と電話番号が記載されていた。同社は該当顧客へはお詫び文を送付している。また、再発防止策として、発生後直ちに事務処理の見直し等を図るとともに、関連部門への指導を実施。信頼回復に全力をあげて努めていくとしている。
・リリース(NTT西日本徳島支店)
http://www.ntt-west.co.jp/shikoku/tokushima/news/2006/060425.htm
◎ サッポロビール、業務委託先社員が個人情報34件含むUSBメモリ盗難
サッポロビール(本社:東京都渋谷区)は25日、情報システム開発の一部を委託している野村総合研究所の社員がパソコンとUSBメモリを盗まれ、同社取引先の個人情報34件が流出した可能性があると発表した。盗難があったのは開発業務を行っている中国の大連市で、19日0時頃に車上荒らしにあい、パソコン2台とUSBメモリが盗まれた。パソコンには暗号化など二重の安全対策が施されているが、USBメモリには施されておらず、個人情報流出の可能性があるという。USBメモリには法人情報を含め537件のデータが含まれているが、そのうち個人情報は34件で、氏名、住所、電話番号、銀行名と口座番号などが記載されている。現時点において、当該情報の流出および第三者による不正使用の事実は確認されていないという。同社は当該取引先に事故事実の報告とお詫びをし、監督官庁の国税庁に報告。今回の事態を厳粛に受け止め、情報セキュリティについて改善策を実施するとしている。
・リリース(サッポロビール)
http://www.sapporobeer.jp/info/info_060425.pdf
◎ 金融庁、行員による顧客情報流出事件でみずほ銀行に行政処分
金融庁は4月25日、みずほ銀行(本店:東京都千代田区)の元行員が同行の顧客情報1,251件分を不正に持ち出した件で、同行に対して銀行法第26条第1項に基づく業務改善命令の発出および個人情報保護に関する法律第34条第1項に基づく勧告を行った。同行の報告によると、昨年12月に警察から連絡を受け、同支店の課長職にあった行員が当該顧客情報を不正に持ち出したことが発覚。元行員は今年2月、警視庁に逮捕された。流出情報は同行の西新宿支店(東京都新宿区)の個人顧客628名分と法人顧客623社分で氏名または社名、住所、電話番号、口座番号などが含まれていた。
・リリース[PDF](みずほ銀行)
http://www.mizuhobank.co.jp/company/release/2006/pdf/news060425.pdf
・リリース(金融庁)
http://www.fsa.go.jp/news/newsj/17/ginkou/20060425-2.html
◎朝日新聞社、学生アルバイトのPCからバイト学生170名の個人情報流出
朝日新聞社は25日、同社東京総局(東京都千代田区)でアルバイトをしていた大学生ら約170名分の個人情報が、Winnyを通じてインターネット上に流出していたと発表した。同社によると、流出したのは2003年から2005年までの夏の高校野球東西東京大会で、スコアラーなどを務めたアルバイトの名簿や勤務表。約140名分の名簿には、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、銀行の口座番号が記載されており、約30名分の勤務表には氏名、住所、通勤経路が含まれていた。当時の学生アルバイトの1人が自宅のパソコンにこれらデータを保存していたところ、最近になって流出したという。
・朝日新聞社
http://www.asahi.com/