◎ 那智勝浦町、Shareのウイルス感染で保育職員23名の給与情報などが流出
和歌山県那智勝浦町は10日、業務資料がファイル共有ソフトShare(シェア)を通じて流出したと発表した。流出したのは、2004年度の保育所臨時職員23名の名前、支給額、控除額等を記載した賃金台帳や源泉徴収票、名刺の原版などのエクセルファイル。名前以外の個人情報は含まれていないという。同町によると、20代の正職員が2004年度当時、自宅で仕事をするために無断でデータを持ち出し、私有パソコンに保存。今年4月22日頃にウイルスに感染し、Shareネットワークに流出したという。今月10日朝、総務省から県を通じて連絡があり、流出が発覚した。
・那智勝浦町のHP
http://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/
◎ オー・シー・エス、債権譲渡通知書3名分を誤送付
消費者金融のオー・シー・エス(本社:横浜市鶴見区)は10日、債権譲渡通知書を発想する際に、封筒の宛先と中身を入れ違え3名の顧客情報が流出したと発表した。債権譲渡通知書は、債権を譲渡したときに債務者に対して交付する通知書。同社は、同通知書には氏名のみ記載し、住所、電話番号の記載がないため個人の特定はできず、二次被害の心配はないといい、今後は再発防止のために債権譲渡通知書の発送方法を変更するとしている。
・リリース(オー・シー・エス)
http://www.mycash.jp/
◎明治電機工業、顧客情報を含む業務用ノートPCなど盗難
明治電機工業(本社:名古屋市中村区)は9日、顧客情報を含むノートパソコンとノートを車上荒らしで盗まれたと発表した。同社によると、8日、営業車で愛知県海部郡甚目寺町の自宅に帰宅した営業担当者が、内規に反して車内に同社貸与のノートパソコンとかばんを放置。9日の出勤時に盗難に気づいた。流出した情報は、顧客の会社名、部署、氏名、電話番号。当該パソコンには可能な限りの多段階にわたるセキュリティ対策が講じられており、顧客情報が外部に流出する可能性はきわめて低いという。同社は顧客に事情を説明し、謝罪した。また、全従業員に対し、あらためて個人情報に関する不要データの消去とパソコン管理の徹底を指示したという。
・リリース[PDFファイル](明治電機工業)
http://www.meijidenki.co.jp/IR/press/file/20060509.pdf
◎ 大阪府立大学、学生730名分の氏名や一部成績など含むHDDを紛失
大阪府立大学(堺市中区)は9日、学生の個人情報のべ730名分が入ったハードディスクを同学経済学部の助教授が紛失したと発表した。発表によると、3日午後8時頃に同助教授が大阪市内のインターネットカフェに私有のハードディスクを持参し、作業実施後、ハードディスクを持ち帰ることを忘れ、約1時間後に気づいて店に問い合わせたが発見されなかった。4日には警察に届け出たが、まだ見つかっていない。紛失ハードディスクの中には、2000年度から2006年度に同教授の講義やゼミを受けた学生のリストが収納されており、一部にはメールアドレスや携帯電話番号、成績などの情報も記載されている。また、2001年度に他大学で非常勤で開講した科目の受講生31名分の氏名、成績も含んでいる。学外への持ち出しが許可されていない情報が含まれていることから、同学は教職員に対する指導・啓発を強化するとともに、ハード・ソフト面も十分検証し、再発防止に万全を期していくとしている。当該学生には事実関係を知らせ、学長名でお詫びの文書を送付する。
・リリース[PDFファイル](大阪府立大学)
http://www.osakafu-u.ac.jp/news/pdf/news060509.pdf
◎ 京都トヨペット、顧客情報を記載した領収書控え17名分を紛失
京都トヨペット(本社:京都市下京区)は9日、17名分の領収書控えを紛失したと発表した。
同社によると、先月27日に社内監査を実施した際に、同社乙訓(おとくに)店(京都府向日市)で使用済み領収書一冊を紛失していたことが判明した。同店社員が事務所内で業務処理を行った以降の工程を確認するとともに店内を捜索したが、発見には至らなかった。紛失した領収書控えには、顧客17名の氏名、領収日、領収内訳、領収金額が記載されていた。
同社では、該当する顧客に対して個別に訪問し、事情を説明して謝罪。今月9日には、全社員に対し社内ルールの遵守と個人情報の一層の管理徹底を指導した。
・お客様情報の記載された領収書控え紛失によるお詫びとご報告(京都トヨペット)
http://kyoto-toyopet.jp/apology_info/060509.html
◎ 杉並区、委託先が配食サービス利用者201名の名簿を紛失
東京都杉並区は8日、高齢者への配食サービスを委託している「上井草ふれあいの家(事業者:社会福祉法人サンフレンズ)」の職員が、配食サービス利用者201名の名簿入りバッグを盗まれたと発表した。名簿には利用者の氏名、住所、電話番号が記載されていた。区などによると今月2日夕方、同法人の職員が配食サービスを終えて事業所に戻ったところ、車の助手席に置いてあった利用者名簿入りバッグの紛失が判明した。当該職員はサービス利用者宅を訪問中、車に鍵をかけておらず、ただちに上井草駅前交番に盗難による被害届出を提出。翌日、搬送経路を探索したが見つからなかった。同法人は、サービス提供を受けている全世帯に対し、事情を説明して謝罪。区は、11日に全配食委託事業者の責任者を集め、個人情報の厳重な取り扱いについて改めて周知徹底を行った。
・リリース[PDFファイル](杉並区役所)
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/180508meibohunnsitu.pdf
・リリース(サンフレンズ)
http://www.3friends.or.jp/html/body.html#rouei
◎ ウイングアークテクノロジーズ、案内メールの誤送信でアドレス1,979件流出
情報処理サービスのウイングアークテクノロジーズ(本社:東京都渋谷区)は8日、製品紹介セミナーの案内を送る際に、「BCC」に指定すべきメールアドレスを「CC」に指定したため、1,979名分のメールアドレスが流出したと発表した。同社は、該当者に対し電話で事情を説明し謝罪するとともに、当該メールの削除を依頼。本件は、本来専門の部署が配信すべきところを営業担当者が配信を行ってしまうなど、社内のオペレーションと操作ミスによって発生したとし、メール配信に関するオペレーションの所管・運営部署の一本化▽内容の精査と検証を実施する担当者の配置▽アドレスが露出することのない運用の実施▽個別で10件以上の顧客向け一斉配信の禁止▽メール一斉配信をブロックするソリューションの導入などの再発防止策をとるとしている。
・リリース(ウイングアークテクノロジーズ)
http://www.wingarc.com/doc/press/n-060508/2006_0508.htm
◎アウンコンサルティング、社員の私有PC盗難で280件の顧客企業情報紛失
検索エンジンマーケティングのコンサルティング業務を行うアウンコンサルティング(本社:東京都千代田区)は8日、同社社員の私有パソコンが盗まれ、保存されていた顧客企業情報280件を紛失したと発表した。6日に同社員が居住するマンション全室がピッキング被害にあい、文京区富坂警察署に届出たが、現在のところ発見されていない。紛失情報は、同社が代理店業務を行う検索連動型広告の入札などを行う管理画面へのログイン関連情報の一部。具体的には、顧客企業280件の名称とアカウントID、管理画面ログインIDおよびパスワードで、個人情報は含まれていないという。同社はログイン情報を変更し、当該顧客企業に対し事情報告とお詫びをしている。また、ノートパソコンからデスクトップパソコンへの移行や私有パソコンのパスワード設定、指紋認証機能付きUSBフラッシュメモリ利用など事故防止策の構築を行い、再発防止に取り組むとしている。
・リリース[PDFファイル](アウンコンサルティング)
http://www.auncon.co.jp/ir/pdf/20060508_1.pdf
◎ ガステックサービス、顧客情報10,089名分を含む明細票313枚を紛失
プロパンガスのガステックサービス(本社:愛知県豊橋市)は8日、顧客情報10,089名分を含む明細表313枚を紛失したと発表した。4月20日に本社より同社関東支社(神奈川県厚木市)へ宅配便で当該帳票を送付したが、24日に未着であるとの情報が発送担当部署に入り、担当部署と宅配業者にて探索を開始した。27日にガムテープでひとつにまとめて発送した2つの封筒のうち、当該帳票の入った1つが未着であることが判明。宅配業者に再度状況を伝え、当該業者から全国に情報を周知し探索するとの回答を得た。8日の時点で未だ見つからず、豊橋警察署に紛失の届出を行った。紛失情報は当該顧客の氏名、LPガス使用量、取り付け容器本数、顧客番号(社内管理用)など。住所や電話番号などは記載されていない。同社では個人情報の重要性について再認識を図り、委託先および全社員に対して、個人情報の適正管理を徹底するとしている。
・リリース(ガステックサービス)
http://www.gastecservice.co.jp/sub/news/060508_joho.html
◎ 中部テレコミュニケーション、3名の登録内容通知書を誤混入
中部テレコミュニケーション(名古屋市中区栄)は8日、同社が提供する光通信サービス「コミュファ」の登録内容通知書3名分に、それぞれ別の顧客の通知書を誤って混入したと発表した。通知書には、氏名、住所、顧客ID、パスワード、申込プラン、メールアドレスが記載されていた。同社によると、通常は書類の発送時に宛先と内容物の照合チェックを厳重に行っていたが、誤混入が発生した4月28日と5月2日の両日は、作業時間が長引き投函時刻が迫っていたため照合チェックに漏れが生じたという。同社は、誤送付先と本来の送付先である顧客対して事情の説明と謝罪を行っており、漏えいしたパスワードとメールアドレスの変更を勧めるとともに、顧客IDに関しては同社側で変更。今後は、照合チェックを最優先し、十分なチェックの済まない限り投函・郵送は行わないとしている。
・リリース(中部テレコミュニケーション)
http://www.ctc.co.jp/news/2006/060508.html
◎ JA雲南、葬儀の会葬礼状97通を誤納入
雲南農業協同組合(JA雲南、本所:島根県雲南市)は2日、葬儀の際の会葬礼状を誤納入したと発表した。同組合によると、JA雲南典礼センターが先月27日に納品し返品された会葬礼状を封筒のみと思い込み、今月1日、会葬礼状が組み込まれた封筒97通を他の封筒と一緒に雲南市内で行われた葬儀に納品。同日午後、参列者からの苦情で発覚し26通を回収した。同組合は、両葬家と葬儀関係者、誤配先に謝罪。2日に情報セキュリティ委員会を開催し、再発防止策を講じるとともに事実関係を公表した。
・リリース(JA雲南)
http://unnan.ja-shimane.gr.jp/180502/H180502.htm
◎ JA島根信連、174名分の国民年金「領収済通知書」を誤送付
島根県信用農業協同組合連合会(JA島根信連、島根県松江市)は2日、同会で取りまとめを行っている国民年金保険料の「領収済通知書」を誤送付したと発表した。同会によると、誤送付は先月7日に発生したもので、24日に誤送付先から未開封の状態で回収し収納機関に持ち込んだ。書類には174名の住所、氏名、生年月日、年金証書番号が記載されていた。同会では、当該通知書を保有していないため顧客の特定が難しく、リリースをもって謝罪するとともに、照会のあった顧客に対しては、納付したJAを通じて内容説明と謝罪を行っている。今後は、複数の職員で送付物の中身と宛名の確認を行うルールの徹底をはかり、再発防止に努めるとしている。
・JA島根信連
http://sinren.ja-shimane.gr.jp/
◎ 愛知県立高校、車上荒らしで生徒1,267名分の個人情報含むHDD盗難
愛知県教育委員会は2日、知多地区の県立高等学校男性教諭(34歳)が車上荒らしにあい、生徒1,267名分の個人情報が記録された外付けハードディスクを盗まれたと発表した。県教委によると、教諭が運動部生徒の引率指導のため知多市民体育館駐車場に自家用車を駐車しておいたところ、午前10時30分から11時40分の間に、窓ガラスを割られて当該ハードディスクの入ったかばんを盗まれたという。ハードディスクには、現任校の生徒319名と前任校の生徒948名の氏名や、定期考査の点数、評定などが入っており、一部生徒の携帯電話の番号も記録されていた。県教委は、各学校に対して再発防止を徹底していきたいとしている。
・リリース[PDFファイル](愛知県教育委員会)
http://www.pref.aichi.jp/kyoiku/kotogakko/gasyou/tokoname.pdf
◎丸井大宮店、顧客の個人情報が記載されたカード申込書8件を紛失
百貨小売業と消費者金融の丸井(本社:東京都中野区)は2日、丸井大宮店1階レディスシューズ売り場で、顧客が記入したエポスカード申込書8件を紛失したと発表した。該当申込書は先月17日に記入されたもので、カード申し込みに必要な個人情報を含んでいる。調査の結果、外部流出の可能性は低く、現時点までに顧客情報が第三者に流出した事実は確認されていないという。同社は対象顧客に個別に事情を報告し陳謝。本件を厳粛に受け止め、管理体制を見直し、再発防止に万全を期していくとしている。
・リリース(丸井)
http://www.0101.co.jp/information/index.html
◎ 埼玉県立大井高、生徒や教職員ら697名分の名簿紛失
埼玉県立大井高校(ふじみ野市)の昨年度の全校生徒と教職員あわせて697名分の名簿が紛失していたことが2日までに明らかになった。同県教育局県立学校人事課などによると、同校教頭(54歳)が4月24日、帰宅途中の電車内で紛失したもので、25日に県警と警視庁に紛失届が提出されている。名簿の内訳は生徒634名と教職員63名分で、情報内容は住所、氏名、電話番号など。生徒名簿には保護者名も含まれている。同校は該当する生徒全員に、事情説明とお詫びの文書を出したという。また、今年度からPTAなど外部に出す名簿作りはやめているといい、今後は名簿の持ち出し禁止などの指導を徹底するとしている。
・埼玉県教育委員会
http://www.kyouiku.spec.ed.jp/
◎NHK千葉放送局船橋営業センター、顧客情報を含む携帯端末を紛失
NHKは2日、千葉放送局船橋営業センターの地域スタッフが、顧客情報を記録した携帯端末を紛失したと発表した。紛失したのは放送受信料の契約・収納業務に使用している携帯端末で、1日午後10時頃に気づき、至急警察に紛失届けを提出した。また周辺の調査を実施したが、これまでのところ回収に至っていない。携帯端末にはさまざまなセキュリティ保護をかけており、万が一第三者の手に渡っても、個人情報が漏洩する危険性はないという。NHKは、今後このような事態が発生しないよう、セキュリティ教育を改めて徹底するとしている。
・リリース(NHK千葉放送局)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase060502.html
◎ボーダフォン、関西地区の基地局地権者634名の個人情報流出
ボーダフォン(本社:東京都港区)とノキア・ジャパン(本社:東京都目黒区)は1日、関西地区にある基地局の住所と地権者634人の名前がインターネット上に流出したと発表した。流出したのは、大阪、京都、滋賀、奈良、和歌山、兵庫の2府4県にある基地局の住所と、土地を借りている地権者239名分の姓名、395名分の苗字。先月25日に外部からの通報があり調査したところ、ネットワーク品質測定業務を委託しているノキア・ジャパンの下請業者の従業員が自宅で作業をするために持ち出し、自宅の私有パソコンに保存していた基地局関連の情報だったことが判明した。ノキア・ジャパンは当該下請け業者との契約を即刻解除。両社は当該下請け業者に対し、損害賠償の請求を検討するという。
・リリース[PDFファイル](ボーダフォン)
http://www.vodafone.jp/japanese/release/2006/20060501j.pdf
・リリース(ノキア・ジャパン)
http://www.nokia.co.jp/about/release_060501.shtml