◎ NTT東日本、委託業者が顧客35名分の口座振替申込書を紛失
東日本電信電話(本社:東京都新宿区)は10月30日、同社料金サービスセンタにおいて、口座振替申込情報の登録処理業務を委託している業者が、顧客から預かった口座振替申込書35名分を紛失したと発表した。発表によると、紛失が判明したのは10月26日。同サービスセンタに7月29日に到着した申込書を紛失したという。申込書には、顧客の氏名、電話番号、口座番号等が記載されていた。発表の時点で、該当の顧客情報が悪用された事実は確認されていないという。同社では、該当する顧客に説明と謝罪を行っている。また、情報管理の強化を図っていくとしている。
・お客さま情報紛失のお詫びとお知らせ(東日本電信電話)
http://www.ntt-east.co.jp/important/information/091030/
◎ ユニオン・シティサービス、顧客の個人情報を無断で他居住者へ開示
マンション等の管理を行うユニオン・シティサービス(本社:東京都新宿区)は10月30日、同社東京中央支店(東京都杉並区)所属の管理員が、顧客の携帯電話番号を他の居住者に無断で開示していたと発表した。発表によると、無断開示を行ったのは9月11日。同社が管理する物件の管理室で、管理員が居住者から顧客の連絡先を聞かれ、区分所有者名簿記載の携帯電話番号を顧客の許可なく開示したという。同社は10月13日、同管理員からの報告で事態を把握。翌14日に監督省庁、業界団体、プライバシーマーク認定機関へ報告を行った。該当する顧客や管理組合にはすでに説明を行ったという。同社は、再発防止のため、個人情報の適正管理を徹底するとしている。
・個人情報の無断開示に関するお知らせとお詫び[PDF](ユニオン・シティサービス)
http://www.union-cs.co.jp/pdf/oshirase20091030_02.pdf
◎ 長野県JAバンク、1名分のローン申込書等紛失
長野県信用農業協同組合連合会(長野県長野市)は10月30日、同会会員JAの顧客1名の個人情報を含む書類を紛失した可能性があると発表した。同会によると、紛失した可能性があるのは「国の教育ローン申込書」と関係書類で、10月16日に会員JAから同会宛てにメール便で送付されたもの。事実判明後から捜索を続けているがまだ見つかっていないという。同会では該当する顧客に事情を説明し、謝罪した。紛失した個人情報に基づく被害等、問題となる事態は発生していない。同会は、個人情報管理の厳格化を図り、再発防止に努めるとしている。
・個人情報を含む書類の紛失について[PDF](長野県信用農業協同組合連合会)
http://shinren.typepad.jp/info/files/23kojinjouhou-kouhyou.pdf
◎東京社会保険事務局、個人情報漏えい3件を含む事務処理ミスを公表
東京社会保険事務局は10月30日、管内の社会保険事務所における事務処理ミスを公表した。公表された中には個人情報漏えい事故が3件含まれていた。江戸川社会保険事務所では5月、郵送されてきた学生納付特例申請書に関して、必要な添付書類のコピーを取る際に別人の書類のコピーを取ってしまい、そのコピーを同封して申請者に返送してしまった。葛飾社会保険事務所では7月27日、顧客から提出された厚生年金保険の被保険者期間にかかる被保険者記録照会票を、他県の社会保険事務所宛にFAX送信する際、FAX番号の確認を誤り、当該事務所の変更前の番号宛に送ったため、一般家庭宛てに誤って送信されてしまった。府中社会保険事務所は5月、顧客より窓口で「国民年金保険料学生納付特例申請書」と「国民年金のご案内(加入届)」を受付した後、入力処理を行う前に同申請書を事務室内で紛失した。同月、入力担当者が加入届を処理する際、同時受付した申請書がないことに気付き、事務所内を捜索したが見当たらず、紛失が判明した。東京社会保険事務局では、管内各社会保険事務所にこれらの事務処理ミスを周知し、適正管理の徹底を改めて指示するとともに、個人情報漏えい防止の意識を高めるよう管内各社会保険事務所に注意喚起を行った。
・社会保険事務局からのお知らせ(東京社会保険事務局)
http://www.sia.go.jp/~tokyo/owabi-211030.htm
◎ 群馬労働局、個人情報を含む書類1名分を誤送付
群馬労働局(群馬県前橋市)は10月30日、同局労働基準部労災補償課において、個人情報を含む書類を誤送付したと発表した。発表によると、9月29日、被災労働者1名分の「労災診療費内訳書の通知」と「診療費請求内訳書(写し)」を該当者が受診している病院に送付すべきところ、誤って他の病院へ送付した。書類には、氏名、生年月日等の個人情報が記載されていた。10月1日、誤送付先の病院から連絡があり、事態が判明。同日、同課の職員が該当者に経過を説明し、謝罪するとともに、両病院に謝罪の上、誤送付された書類を回収して正しく届けたという。同局では再発防止のため、文書の郵送に当たっては、必ず複数体制による確認の徹底を図ることを指示。労災補償課では、職員に本件の経過を説明し、個人情報の適正な管理を徹底するよう指示したという。
・群馬労働局における文書の誤送付について[PDF](群馬労働局)
http://www.gunmaroudoukyoku.go.jp/oshirase/oshirase157.pdf
◎青森市、人事評価票を紛失した職員を懲戒処分
青森市は10月29日、公文書を紛失した同市職員を懲戒処分としたと発表した。発表によると、同職員は10月23日、土日を利用して自宅で仕事をしようとし、公文書である人事評価票を持ち帰った。その帰宅途中で当該文書を紛失した。懲戒処分は、地方公務員法第29条の規定に従い、減給1/10を1か月としている。
・懲戒処分について(青森市)
http://www.city.aomori.aomori.jp/view.rbz?nd=1543&ik=1&pnp=160&pnp=488&pnp=1498&pnp=1543&cd=3107
◎ アリコジャパン、新たな不正使用が判明~カード情報流出拡大か
外資系生命保険アリコジャパン(本社:東京都千代田区)から保険契約者のクレジットカード情報が流出し不正使用された問題で、同社は29日、これまでに把握していた流出情報には含まれていない、新たなカードの不正使用の照会が、カード会社からあったと発表した。アリコジャパンの情報流出は、カード会社が検知した不正使用の照会を受け、7月に発覚。9月には、カード会社から報告を受けたカード情報から、流出したと見られる1万8184名分を特定したとして、該当者には1万円分の商品券を、実際には流出しなかったが流出した可能性のあった約11万名には3000円分の商品券を送るなどして謝罪した。同社がこれまでに報告を受けたカードの不正使用は、10月22日時点で4,580件だったが、その後の報告で、これまで把握していた1万8184名に該当しないものが発見された。同社のこれまでの調査では、流出情報は外部の業務委託先で抜き取られた可能性が高いとしていたが、未だ犯人の特定には至っておらず、今回の流出情報のデータ源や流出経路については、それが同社から流出したものであるかどうかも含めて、同社で調査を進めている。
・お客様情報に関する流出の範囲について[PDF](アリコジャパン)
http://www.alico.co.jp/about/press/09_1029.pdf
・弊社のお客様のカード情報流出に関しまして(アリコジャパン)
http://www.alico.co.jp/about/09_0723.htm
◎ NTTコミュニケーションズ、Winnyのウイルス感染で顧客情報流出
NTTコミュニケーションズ(本社:東京都千代田区)は28日、顧客情報を含む業務関連ファイルがWinnyネットワーク上に流出したと発表した。発表によると、流出したのは販売業務委託先の元社員が作成したもので、流出したファイルの中に同社の法人顧客の連絡先電話番号、担当者名などが17件含まれていたという。同社では、従来からファイル交換ソフトの利用を禁止しているが、2006年には同社社員と販売業務委託先の元社員から、2007年には販売業務委託先の社員から、顧客情報を含む業務関連ファイルがWinnyを介して流出。今回もこれまでと同様、再発防止に向けて全社員および委託先に対し情報管理の更なる徹底・強化を図るとしている。
・お客さま情報の流出に関するお詫びとお知らせ(NTTコミュニケーションズ)
http://www.ntt.com/aboutus/information/info_20091028.html
◎旭化成不動産、光ファイバー導入検討中の顧客1名の情報を社外へ流出
旭化成不動産(本社:東京都新宿区)は10月28日、顧客の個人情報が社外に流出したと発表した。発表によると、顧客所有の賃貸住宅への光ファイバー導入検討のため、NTT東日本の都市開発営業部へ建物情報を送付した。その際、本来削除すべき顧客の個人情報を削除しないで送ってしまった。判明後、ただちにNTT東日本の担当者へ連絡し、削除を依頼。削除はただちに行われ、削除完了の報告を受けたという。同社は該当顧客に事態報告とお詫びをした。同社は再発防止のため、社員に対する情報管理教育を徹底していくとしている。
・お客様情報流出について[PDF](旭化成不動産)
http://www.asahi-kasei.co.jp/afh/info/20091028.pdf
◎パナソニック コンシューマーマーケティング、個人情報37名分含む資料ケース紛失
パナソニックブランド家電商品の卸販売等を行うパナソニック コンシューマーマーケティング(本社:大阪市北区)は10月28日、同社社員が得意先社員と同社社員の個人情報が記載された書類を入れた資料ケースを紛失したと発表した。発表によると、資料ケースの中に入っていたのは、得意先社員20名分の名刺、および同社社員17名分の氏名と一部携帯電話番号。得意先と同社社員には、担当部門の責任者から事故のお知らせとお詫びをし、関係省庁にも報告を行った。これまでのところ、当該個人情報が不正利用された事実は確認されていない。同社は今後、さらなる情報セキュリティの強化に取り組むとしている。・個人情報漏洩のお詫びとご報告(パナソニック コンシューマーマーケティング)
http://panasonic.co.jp/pcmc/info/20091028/index.html
◎ 大阪府熊取町、町民の葬儀情報を無断で町議に提供
大阪府熊取町の中西誠町長が、町民の葬儀情報を町議会議員に無断で提供していたとして、一部の新聞が27日、個人情報保護条例違反の疑いがあると報道。町長は同日、不適正で住民の信頼を損なう大変軽率な行為であったと謝罪した。同町では、葬儀や火葬を行う際には「町営葬儀使用・火葬執行申込書」を町長に提出し、許可を受けなければならない。中西町長は、この届出を元に亡くなった町民や喪主の氏名、住所、葬儀の日時や場所などを一部の町議にメールで伝えていたという。同町の会葬通知規程では、町議や区長、監査委員などの特別職の本人や家族の葬儀情報については、特別職に知らせるという基準を定めており、町長はこれに基づいた適宜な裁量処分を行えることになっているが、27日付けの朝日新聞では「町で火葬される年間約300人の大半について伝えていた」と報道していた。中西町長は、「今後は事務の厳格な運用を行い個人情報保護の徹底を図る」としている。
・個人情報の不適正な取扱いに関するお詫び(熊取町)
http://www.town.kumatori.lg.jp/soshiki/se/kouhou/owabi.html
◎総務省、メール誤送信で385名のメルアド流出
総務省は10月27日、大臣官房秘書課において同日午前、メール誤送信によるメールアドレスの流出があったと発表した。発表によると、同日午前9時45分、同省の採用説明会にこれまで参加した人の一部に対し、今後の採用説明会の予定を案内メールで送信した。その際、着信先で計385名分のメールアドレスが他の受信者に見える形で送信してしまった。送信直後に担当職員が気づき、該当者に対して直ちに報告とお詫びをし、当該電子メールの削除を依頼した。同省は今後、送信前に文書送信者以外の者が必要に応じ宛先を再度確認することとし、より厳重かつ適正な管理を徹底して再発防止に努めるとしている。
・メールアドレスの誤送信について[PDF](総務省)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000042629.pdf
◎郵便局での顧客情報の紛失3件を公表
郵便局とゆうちょ銀行、かんぽ生命保険は27日、3郵便局で起きた顧客情報の紛失事故を公表した。高知県宿毛市の橋上郵便局では今月23日、窓口端末機の取引記録を収録したDVD 1枚の紛失が判明。DVDには、205年6月15日~2007年5月28日間に行った支払いや振り替えなど約1万3700名分の氏名、住所、生年月日、口座番号、取引金額などが記録されていた。長野県木曽町の新開黒川簡易郵便局では、窓口端末機の取引記録を収録したフロッピーディスク(FD)1枚を紛失。2006年6月23日~同年12月8日間の約680名分の記号番号と取引金額が記録されていた。札幌市手稲区の発寒簡易郵便局では、防犯ビデオのテープ1本の紛失が8月12日に判明。今年6月29日~7月11日に窓口来局者、約1350名の映像が記録されていた。いずれも、局内で誤って廃棄した可能性が高く、DVDとFDの情報は暗号化されているため、外部に情報が漏えいする可能性は低いという。これまでのところ紛失情報の悪用などは発生しておらず、各社は顧客情報の管理を強化し、再発防止に努めるとしている。
<橋上郵便局>
・お客さま情報の紛失についてPDF](郵便局)
http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/pressrelease/2009/document/3001_11_05_1109102701.pdf
・お客さま情報の紛失について(ゆうちょ銀行)
http://www.jp-bank.japanpost.jp/aboutus/press/2009/abt_prs_id000451.html
・お客さま情報の紛失について(かんぽ生命保険)
http://www.jp-life.japanpost.jp/aboutus/press/2009/abt_prs_id000172.html
<新開黒川簡易郵便局>
・お客さま情報の紛失について[PDF](郵便局)
http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/pressrelease/2009/document/3001_06_05_609102701.pdf
・お客さま情報の紛失について(ゆうちょ銀行)
http://www.jp-bank.japanpost.jp/aboutus/press/2009/abt_prs_id000450.html
<発寒簡易郵便局>
・お客さま情報の紛失について[PDF](郵便局)
http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/pressrelease/2009/document/3001_01_05_109102701.pdf
・お客さま情報の紛失について(ゆうちょ銀行)
http://www.jp-bank.japanpost.jp/aboutus/press/2009/abt_prs_id000452.html
◎ 高知公共職業安定所、雇用保険受付書類1名分を紛失
高知労働局(高知県高知市)は10月26日、高知公共職業安定所(同市)において、雇用保険受付書類1名分を紛失していたと発表した。発表によると、9月11日、同月1日に受け付けた雇用保険受給資格者1名分の書類一式(離職票-1、離職票-2、写真2枚、求職申込書)を紛失していたことが判明した。書類には、氏名、住所、振込先金融機関名と口座番号、顔写真、前勤務先の賃金、退職理由等の個人情報が記載されていた。同所は書類を探したが発見できず、同25日に該当者宅を訪問して謝罪と説明を行い、高知警察署に遺失物届を提出した。同所では、受付書類一式を入れる決裁箱と廃棄書類を入れる箱の設置場所が近かったことにより、誤って書類を廃棄した可能性が高いとし、再発防止のため、箱の形状や設置場所の改善を図り、受理した書類を書類一式ごとにクリアファイルに入れることを徹底するとしている。また、全職員に書類の管理や保管の基本動作の徹底および個人情報保護、管理の徹底を指示した。高知労働局では、管内の全公共職業安定所に対し、個人情報の適正な管理、保護の徹底について文書により指示を行ったという。
・高知公共職業安定所における雇用保険受付書類の紛失について[PDF](高知労働局)
http://www.kochi.plb.go.jp/press/press31.pdf