◎ 大阪市淀川区役所、メール誤送付で区民モニターの個人情報流出
大阪市は6月10日、淀川区役所総合企画担当において、区民モニター関係書類を誤送付し個人情報20件が流出したと発表した。区によると、9日午後5時頃、区民モニターの就任通知書作成作業を行っていたところ、20件の個人情報が記載されたデータ(宛名ラベル形式)を誤って1件電子メールで送信した。データには対象者の氏名、住所、区民モニター用のIDが含まれていた。同日午後10時頃にメールを受信した人から問い合わせの返信があり、事態が判明。区では、問い合わせをしてきた人には電話で事情を説明して謝罪し、データの破棄を依頼。個人情報が流出した20名については、訪問の上謝罪し、事情を説明するとしている。区では再発防止のため、作業方法、送付方法の再検討を行い、個人情報の取扱いに万全を期するよう取り組みを強めるとしている。
・淀川区役所総合企画担当における区民モニター関係の個人情報流出について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/yodogawa/0000084074.html
◎ 関東農政局、個人情報を含む書類2社分を取り違えて送付
関東農政局(さいたま市中央区)は6月9日、食品流通構造改善促進法に基づく食品生産製造等提携事業の実施に係る実績報告書の提出を指示する書類のうち、2社分を取り違えて送付したと発表した。同局によると、誤送付したのは5月20日。2社のうち1社からは書類が未開封のまま返送されたため、漏洩した個人情報は1社分で、回収済み。漏洩した内容は、2003年度の「食品生産製造等提携事業に係る構造改善計画認定申請書」に記載されていた、構造改善事業の内容、施設整備の内容、資金調達方法、取引企業との覚書など。二次被害は確認されていないという。同局では、誤送付先の2社と関連企業に状況を説明し謝罪。事態を受けて全職員に注意喚起を行ったという。
・個人情報漏えい事案の公表について(関東農政局)
http://www.maff.go.jp/kanto/seisan/syokuhin/kojinjouho_rouei.html
◎ 大阪府、非常勤講師の個人情報含む書類7名分を紛失
大阪府は6月9日、府教育委員会において、非常勤講師の個人情報を含む書類7名分を紛失したと発表した。発表によると5月28日、市教育委員会から非常勤講師の実績入力ができない旨の連絡があり、確認したところ、7名分の書類の紛失が判明した。紛失したのは5月6日とみられており、同書類は教育委員会事務局の小中学校課がコピーし、学校総務サービス課に搬入の上、学校総務サービス課で雇用データを入力することになっていた。書類は内申(写)、履歴書(写)、報酬口座振替依頼書および通帳の写しなどで6種類あり、該当者の氏名、住所、電話番号、生年月日、最終学歴、勤務校、金融機関名や口座番号、世帯主名などの情報が含まれている。府教育委員会では当該職員や当該市教育委員会に事情を説明して謝罪。今後、雇用データ入力に必要となる関係書類の受け渡し、受け取りについて原簿を作成して確認を行うとともに、事務局課長会議において書類管理の徹底を図るとしている。
・書類の紛失について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=3950
◎ 西武プロパティーズ、ポイントカード申込書2通を紛失
商業施設「Emio 武蔵境」(東京都武蔵野市)を運営する西武プロパティーズ(本店:東京都豊島区)は6月8日、個人情報が記載されたプリンスポイントカード入会申込書2通を紛失したと発表した。同社によると、5日午前10時から10時30分の間に「Emio 武蔵境」の特設カウンターにおいて、ほぼ同時に男女2名の入会を受け付けたが、直後に申込書が手元にないことが判明。受付業務を中止して調査を行ったが見つからなかった。ポイントカードは、ポイントの獲得はできるが、商品との交換を行えない状態となっているという。顧客情報が不正に利用された事実は確認されていない。同社は、担当者が申込書を速やかに所定の保管場所に保管したなかったことが原因だとし、個人情報を取扱う社員に対し、個人情報の取扱いに関する教育を実施して実践を徹底させるとともに、個人情報取り扱いマニュアルに沿った業務実施を徹底させるとしている。
・個人情報の紛失について[PDF](西武プロパティーズ)
http://www.seibupros.jp/news/20100608.pdf
◎ 総務省四国総合通信局、メール誤送信で自治体担当者のメルアド89件流出
総務省四国総合通信局(愛媛県松山市)は6月8日、管内の複数の地方自治体の情報化担当者に対し事務連絡メールを一斉送信した際、所属先と個人名が他の受信者に見える形で送信したと発表した。同局によると4日午後1時、89名に対し該当メールを送信した。同局では関係者に直ちに報告して謝罪し、該当メールの削除を依頼。今後は、個人情報の厳重かつ適正な管理を徹底するとともに職員研修に努めるという。
・個人情報の誤送信について(四国総合通信局)
http://www.soumu.go.jp/soutsu/shikoku/press/2010press/201006/20100608.html
◎ 大阪市福島区保健福祉センター、介護保険資格者証を誤公布
大阪市は6月8日、福島区保健福祉センター(同区)において、介護保険要介護認定・要支援認定申請受付時に、誤って別人の介護保険資格者証を交付したと発表した。市によると4日、同センターを訪れたA氏の家族に別人B氏の資格者証を渡したもので、受付業務終了後に受理書類を点検した際、事態が判明した。資格者証には、住所、氏名、生年月日、性別、有効期限や被保険者番号などが記載されている。センターでは7日にA氏の家族に謝罪し、誤公布した資格者証を回収して正しいものを渡した。また同日、B氏を訪問して謝罪し、了承を得たという。同センターでは再発防止のため、窓口での要介護認定申請の受理および資格者証の発行にあたっては、入念に確認を行い、資格者証の交付時にも再度確認を行うよう担当職員に周知徹底したという。
・福島区保健福祉センターにおける介護保険資格者証(介護保険暫定被保険者証)の誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/fukushima/0000083761.html
◎JR東海、飛騨萩原駅でクレジットカード売上票54枚を紛失
鉄道事業のJR東海(本社:名古屋市中村区)は6月7日、高山本線の駅でクレジットカード売上票54枚を紛失したと発表した。発表によると、高山本線飛騨萩原駅(岐阜県下呂市萩原町)において、今年4月に利用されたクレジットカード売上票(駅控)が所在不明となっている。当該売上票の枚数は54枚で、カード利用者は45名。売上票に記載されている個人情報は、顧客の署名、クレジットカード会社の略称、下3桁が隠されているクレジットカード番号、取引金額、取引内容(主な乗車券類の種別、区間等)、取引日。当該売上票は、5月1日には駅に保管されていたことが確認されているが、その後所在不明となったもので、同社は同駅内で紛失したものとみている。現時点において、当該情報が不正に利用されたとの事実は確認されていない。同社は顧客からの問合せ窓口を公開している。クレジットカード会社の協力を得て必要な措置があれば対応していく。また、再発防止のため、帳票類の保管方法等について厳正に取り扱うことを導徹底していくとしている。
・クレジットカード売上票(駅控)の紛失について(JR東海)
http://jr-central.co.jp/news/release/nws000541.html