◎ 郵便局関東支社、窓口端末機の取引内容を記録したDVD 3枚を紛失
郵便局関東支社と、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の3社は11月19日、大井緑ヶ丘郵便局(埼玉県ふじみ野市)において、窓口端末機の取引内容を記録したDVD 3枚を紛失していたと発表した。発表によると、紛失したDVDには、2004年10月30日から2007年11月26日までの取引内容が記録されており、貯金の預払いや送金等で約9万3000名、保険料受入と保険金支払い等で約3400名の顧客について、氏名、住所、生年月日、口座の記号番号、取引金額、印影、保険証書記号番号、保険料額等の情報が含まれている。3社では、内部調査の結果から、DVDを局内で誤って廃棄したものとみている。また、記録された情報は暗号化されているため、外部に情報が漏洩する可能性は極めて低いという。3社は、顧客情報の管理を強化して、再発防止に努めるとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](郵便局社 関東支社)
http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/pressrelease/2010/document/3001_04_04_310111901.pdf
・お客さま情報の紛失について(ゆうちょ銀行)
http://www.jp-bank.japanpost.jp/aboutus/press/2010/abt_prs_id000612.html
・お客さま情報の紛失について(かんぽ生命保険)
http://www.jp-life.japanpost.jp/aboutus/press/2010/abt_prs_id000267.html
◎ 横須賀市、個人情報290件を含む水道管路基本図等を紛失
横須賀市は11月19日、同市根岸町地区における配水管敷設工事の受注者である須藤設備工業(神奈川県横須賀市)が、水道管路基本図290件分および給水装置工事申込書84件分を紛失したと発表した。発表によると、11月15日、同社の従事者がファイルに綴じられたこれらの書類を現場で紛失したことに気付いた。同社では同17日まで書類を探したが見つからなかったため、市に報告し、警察へ遺失物の届出をした。書類には、水道使用者の氏名、地番、給水装置工事申込者の氏名、住所といった個人情報が290件記載されている。市では、同19日から当該地区の顧客に順次謝罪。本件は、施工中に書類を手元から放したことにより発生したとし、今後は、受注者に対して個人情報の適正管理を徹底するよう指導するとしている。
・根岸町地区配水管布設工事に係る水道管路基本図等の紛失について(横須賀市)
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/7230/nagekomi/20101119.html
◎ 東京都目黒区、住民登録実態調査票4世帯分を紛失
東京都目黒区は11月19日、西部地区サービス事務所の職員が、居住実態調査を行っている最中に、住民登録情報が記載されている実態調査票等を4世帯分紛失したと発表した。発表によると、職員は11月16日の午前中、13世帯分の「実態調査票」と「住民記録システム個人現状照会画面の画面コピー」をクリアファイルに入れ持参して、個別訪問を実施。訪問を終えて事務所に帰庁後、ファイルを保管して帰宅したが、18日の午後になってファイルを点検したところ、紛失していることが発覚した。書類には、4世帯4名の氏名、住所、生年月日、前住所、本籍等が記載されている。11月19日午後2時までに、不審な勧誘など不正利用がされたという情報は入っていないという。区では碑文谷警察署に遺失届を提出した。区は再発防止のため、職員全員に対し、リストの取り扱いを含め個人情報の適正管理を徹底するとしている。
・住民登録実態調査票等の紛失について(東京都目黒区)
http://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/kucho/mayor_comment3/index.html
◎ 東北大学、学生や学会参加者1148名分の個人情報含むノートパソコンを紛失
東北大学(本部:仙台市青葉区)は11月18日、同大学工学研究科の職員が、学生名簿等の個人情報を含むノートパソコンを紛失したと発表した。発表によると、職員は11月12日夜、帰宅途中の電車内にノートパソコンの入った鞄を置き忘れた。パソコンには、2010年度マテリアル・開発系の学部生546名、大学院生402名の学籍番号と氏名を含む学生名簿、「超音波エレクトロニクスの基礎と応用に関するシンポジウム2010」の参加者200名の氏名、所属、メールアドレスを含む名簿、2010年4月から紛失日までに当該職員がやりとりしたメールとメールアドレスが保存されている。パソコンにパスワードは設定されていなかった。同研究科では、関係者に状況報告と謝罪を行っている。また再発防止のため、所属職員に対し、個人情報等の重要なデータを許可なく学外に持ち出さないことをはじめ、個人情報管理規程等の厳格な遵守を周知し、教育と指導の徹底、強化を早急に行うとしている。
・ノートパソコンの紛失に係わるお詫びとご報告[PDF](東北大学工学研究科)
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press_20101118_3.pdf
◎ 大阪ガス、顧客情報94件含む書類を一時紛失
大阪ガス(本社:大阪市中央区)は11月18日、ガス警報器更新作業の委託先であるサンディパー(大阪府高槻市)において、警報器を更新する際に使用する顧客情報94件を紛失したと発表した。同社によると、サンディパーの担当者が11月16日、作業を行うために顧客宅を訪問していた途上で、持参していた警報器更新書を紛失した。更新書には、顧客の氏名と住所が含まれている。大阪ガスでは、直ちに所管の警察に届け出て、サンディパーとともに訪問先やその周辺、事務所などを捜索した。また、該当顧客宅を訪問し、事情を説明して謝罪した。なお、紛失した書類は、本件発表後にすべて回収できたという。大阪ガスでは、業務委託先会社を含め、再発防止に努めるとしている。
・お客さま情報が記載された書類の紛失について(大阪ガス)
http://www.osakagas.co.jp/company/press/pr_2010/1191561_2408.html
◎ 神奈川労働局、個人情報含む資格者証を別人に誤交付
神奈川労働局は11月17日、戸塚公共職業安定所(横浜市戸塚区。以下、戸塚所)において、雇用保険高年齢受給資格者証を別人に誤公布したため、受給資格者1名の個人情報が漏えいしたと発表した。発表によると、10月8日、申告に訪れた受給資格者に資格者証を交付する際、誤って別人の資格者証を渡した。資格者証には、受給資格者の氏名、生年月日、性別、被保険者番号、口座番号等が記載されている。資格者証の本来の持ち主が10月21日に来所したことから、誤交付が判明。戸塚所では、該当者に経過を説明して謝罪し、誤交付した資格者証を回収した。また全職員に対し、書類交付時の氏名の読み上げ等、基本動作の徹底を指示した。神奈川労働局では、管下の全公共職業安定所長に対し、本事件の説明と注意喚起の文書を出し、個人情報漏えい防止に係る管理と取扱いを徹底するよう指示している。
・戸塚公共職業安定所における個人情報の漏えいについて(神奈川労働局)
http://www.kana-rou.go.jp/press/221117.houdou.html
◎ プリントパック、顧客情報流出のおそれ
印刷会社プリントパック(京都本社:京都市右京区)は11月17日、顧客の個人情報が流出した可能性があると発表した。同社によると、複数の顧客から、プリントパックに登録しているメールアドレスと氏名が整合する形で迷惑メールが届くようになったと連絡があったため、緊急対策室を設置し、警察当局への相談、弁護士との協議、第三者機関を交えての調査を行っているという。現時点で、迷惑メールが届く、覚えのないサイトへ登録される、迷惑電話が来る、ダイレクトメールが届くといった被害が生じる可能性があり、同社では、このようなことがあった場合は連絡してほしいとしている。どんな情報がどの程度の規模で漏れたのかは、セキュリティに万全を期すためということで明らかにされていない。同社では、現在、新規ユーザー登録を休止している。
・【お詫びとご報告】弊社お客様情報(個人情報)について(プリントパック)
http://www.printpac.co.jp/contents/101115privacy.html
・お客様からのお問合せ内容と現状のご報告(プリントパック)
http://www.printpac.co.jp/contents/101115privacy_report.html
・迷惑メール・迷惑電話についてのお願いと対策(お問合せ窓口)(プリントパック)
http://www.printpac.co.jp/contents/101115privacy_taisaku.html
◎ 北日本銀行、顧客情報を含む保存資料を紛失、7322件分
北日本銀行(本店:岩手県盛岡市)は11月16日、6つの支店で、顧客情報を含む行内資料の一部を紛失していたと発表した。同行によると、紛失は全店の一斉点検により判明。紫波支店、八戸支店、高田支店など6支店で、伝票、本支店勘定伝票など、8種類の資料を紛失していた。これらの書類には、個人顧客3340件、法人顧客3982件、計7322件について、顧客名、住所、電話番号、口座番号や預金残高等の情報が含まれている。同行は、資料は行内で定める保存期限が経過する前に誤って廃棄処分にした可能性が高く、外部への流出の懸念は極めて低いとしている。本件に関する顧客からの照会、苦情や、外部からの不正な要求、問い合わせ等はないという。同行では、行内研修の実施、保存資料誤廃棄防止のための取扱規程の精緻化や運用の徹底、内部監査による再発防止策実施状況の監視などの再発防止策を実施するとしている。
・お客さま情報記載の保存資料の一部紛失について[PDF](北日本銀行)
http://www.kitagin.co.jp/news/pdf/101116_1.pdf
◎ 熊本託麻台病院、車上荒らしで21名分のリハビリ記録紛失
熊本託麻台病院(熊本県熊本市)は11月16日、個人情報を含むリハビリ記録21名分が盗まれたと発表した。同院によると、リハビリテーション部の作業療法士が11月8日、持ち出しを禁止されているリハビリ記録21名分、約100枚を持ち出してバッグに入れ、知人宅の駐車場に停めた自動車内に放置。同日夜から翌日にかけてこの車が荒らされ、バッグごと記録を盗まれた。記録には、患者の氏名、病名、リハビリ内容等が含まれている。同院では関係機関に報告を行い、該当患者と家族に謝罪して事情を説明した。紛失した情報が他の目的で使用されたという報告は受けていないという。同院は、再発防止に向けて対応策に取り組むとしている。
・患者さま情報の盗難による紛失について(お知らせとお詫び)(熊本託麻台病院)
http://www.horio-kai.or.jp/020takuma/hor020.html
◎ 全国健康保険協会栃木、印影を含む通知書用紙844枚を紛失
全国健康保険協会栃木(栃木県宇都宮市)は15日、印影が印刷してある健康保険給付金の支給決定通知書用紙844枚を紛失したと発表した。発表によると、10月6日に自主点検を行った結果、同用紙の在庫数が受払簿の残数より844枚少ないことが判明した。担当グループ職員に聞き取り等を行った結果、用紙を持ち出した事実や第三者が用紙保管場所に立ち入った事実はなく、紛失した同用紙に基づく加入者等外部からの問い合わせの事実もないことから、同支部では、支部内の不要物品処分時に用紙を誤って他の物品とともに廃棄処分したものとみている。同支部では再発防止のため、帳票の入出庫時の管理および、受払簿と帳票の突合、確認を徹底するとともに、保管庫には監督者以外が入室できないようにするとしている。また、廃棄処分に当たっては、廃棄決裁を受けた後、監督者の立会の下、現物確認を行って廃棄することを徹底するとしている。
・有印帳票用紙(支給決定通知書)の紛失について[PDF](全国健康保険協会栃木)
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/resources/content/56489/20101115-145202.pdf
◎ 東京都大田区、個人情報を含む申請書類3名分紛失
東京都大田区は11月15日、糀谷・羽田地域健康課において、精神障害者保健福祉手帳の申請書類一式1件、自立支援医療(精神通院)の申請書類一式2件、計3名分の個人情報を紛失していたと発表した。大田区によると、同課において5月と8月に個人情報の紛失が判明したことから調査を行ったところ、新たに3件の紛失が判明した。紛失していたのは、2008年5月、2008年10月、2009年3月に同課で受け付けた申請書類。3件とも、受け付けた後に東京都へ送付されたが、都の記録によると、書類に不備があったとして大田区へ返戻されたことになっているという。紛失した書類は、申請書のほかに、国民年金証書や健康保険証の写し、写真、診断書など。個人情報の紛失による不正使用や情報流出による被害は確認されてないという。区では、申請者に事情を説明して謝罪し、希望に応じて申請の取り下げまたは再申請の手続きを行った。区では今後、処理手順の遵守ならびに複数人でのチェックを徹底するとしている。
・個人情報に係る書類の紛失について(東京都大田区)
http://www.city.ota.tokyo.jp/oshirase/mokutekibetsu/other/funshithu/index.html
◎ビックカメラの通販ショップに不正アクセス、20件のIDで不正使用
家電量販店のビックカメラ(本社:東京都豊島区)は15日、同社が運営するネット通販ショップ「ビックカメラ.com」において、会員のIDとパスワードの不正使用があったことを明らかにした。同社の発表によると、不正使用が発覚したのは13日。同社はネットショップ会員が商品を購入した際にポイントを付与し、別の商品を購入できるようにしている。そのポイントを使って購入した会員に出荷連絡メールを送ったところ、購入した覚えがないとの連絡があり、ポイントの不正使用、会員のIDとパスワードの不正使用が判明した。同社の調査により、同様の事態が他に19件確認され、不正使用被害は計20件発生していることが分かった。報道によると、120人のIDに不正アクセスされた形跡があり、そのうちポイント数が多かった20件のIDが商品購入に不正使用されたとみられる。出荷連絡メールは正規会員に届いたが、商品配送先には会員のものではない住所が指定されていた。同社は、不正使用が発覚した時点で同ショップのポイント利用を停止し、14日午前0時にはサイトを閉鎖した。不正アクセスを受けた会員には個別に連絡をとり、不正使用されたポイントは戻す手続きをとった。サイトはメンテナンス終了次第、再開するとしている。
・インターネットショッピングサイト(ビックカメラ.com)でのネットショップ会員のID、パスワード不正使用について(ビックカメラ)
http://www.biccamera.co.jp/ir/info.html
・インターネットショッピングサイトでのネットショップ会員のID、パスワード不正使用について[PDF](ビックカメラ)
http://www.biccamera.co.jp/ir/news/pdf2010/20101115news.pdf