◎東京大学の基金サーバーに不正アクセス、個人情報810名分が流出
東京大学は1月28日、同大基金サイト用のWebサーバーが不正アクセスを受け、保存されていた810名分の個人情報が流出したおそれがあると発表した。発表によると、1月20日、同大基金用のWebサーバーが第三者から不正アクセスを受けた。同大が翌21日、Webサイトの管理業務委託先から受けた報告によると、当該サーバーが受けた不正アクセスにより、当該サーバからさらに外部のサーバーに不正アクセスが行われていたという。委託先は直ちにサーバーの稼働を停止し、外部調査会社による調査を開始した。当該サーバーには、同サイトから同基金に寄附および寄附申込みをした人の個人情報810名分が保存されている。現在のところ情報流出の有無を確認するには至っていないが、流出の可能性は否定できないという。流出のおそれがある個人情報の内容は、2006年11月8日から2011年1月21日までに同サイトから寄付または寄付申し込みをした810名の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、寄付目的、寄付金額など。同大は該当する810名に対し事実報告とお詫びをするとともに、被害が発生した場合には連絡するよう依頼した。現在のところ、当該個人情報の不正使用などの事実は確認されていない。調査の進捗状況や詳細、今後の対応については、同大Webサイトで随時、公表するとしている。
・東京大学基金用WEBサーバへの不正なアクセスについて(東京大学)
http://utf.u-tokyo.ac.jp/2011/01/post-20ea.html
◎無印良品横浜ジョイナス店、顧客61名の「お直し承り伝票」紛失
「無印良品」の企画開発・製造・販売を行う良品計画(東京都豊島区)は1月28日、横浜ジョイナス店で、顧客情報を記載した「お直し承り伝票」を紛失したと発表した。発表によると、1月27日午前8時、同店の販売スタッフが当該伝票のファイルを事務所から店頭のレジ台付近に移動し、商品納入等の開店作業を行った。午前10時の開店時、伝票ファイルがないことが発覚。事務所や店内を調査したが、発見できなかった。当該伝票には、同店で今年1月2日~25日までの間に直しを依頼した顧客60名、2010年11月3日に直しを依頼し商品を受領していない顧客1名の氏名、電話番号などの個人情報が記載されている。該当する顧客については、同社が直しを委託している取引先に保管してある伝票で氏名のみしか確認できず、同社から連絡することができない状況にあるという。現在、商品を保管している顧客9名には商品を渡す際に事態の連絡をするが、その他の顧客には店頭およびホームページで告知をする。同社は該当顧客に対し、店頭またはフリーダイヤルへの連絡を呼びかけている。同社は今後、個人情報が記載された文書管理と環境整備を徹底し、再発防止に努める。
・お客様情報の紛失に関するお詫びとお知らせ(良品計画)
http://ryohin-keikaku.jp/news/2011_0128.html
◎大分県信用組合、2支店で計4850名分の「受取証回収綴」を紛失
大分県信用組合(大分県大分市)は1月28日、顧客情報が記載された「受取証回収綴」を紛失(誤廃棄)したと発表した。発表によると、情報管理の一環として内部調査を実施した結果、日出支店において同回収綴の紛失が判明。これをふまえて全店で保管状況を調査した結果、三重支店でも一部紛失が判明した。「受取証」は、同組合職員が顧客から現金や通帳、証書、払戻請求書等を預かる際に発行するもので、事務手続きを終えて顧客へ通帳や証書類を渡した際に回収する。この受取証を綴ったものが受取証回収綴で、住所や生年月日、電話番号に関する情報は記載されていない。日出支店で紛失したのは、50枚綴の受取証回収綴95冊(2008年1月4日から2009年1月5日まで発行分)、のべ4750人分。三重支店で紛失したのは、50枚綴の受取証回収綴を2冊(2008年10月29日から同12月12日まで、および2009年1月6日から同2月20日まで)、のべ100人分。いずれも氏名、口座番号、書類名、金額、目的等が記載されている。不要書類に混入するなどして焼却処分を行った可能性が高く、顧客情報が外部へ流出した可能性は極めて低いという。現在までに照会や不正要求等問題となる事象は起きていない。同組合は、顧客情報の厳格な取扱いを全職員に徹底し、情報管理態勢の強化に努めていくとしている。
・受取証回収綴の紛失(誤廃棄)(大分県信用組合)
http://www.oita-kenshin.co.jp/cgi/kenshin_deatil_129618716725808.html
◎スミノエ、約200件の個人情報を含む社用携帯電話をドイツで紛失
カーペットなどインテリア製品の製造・販売を行うスミノエ(本社:大阪市西区)は1月27日、同社社員が個人情報を含む社用携帯電話紛失したと発表した。発表によると、同社社員が14日、ドイツ国フランクフルトの鉄道車両内に、会社貸与の携帯電話を置き忘れ、紛失した。同日、現地鉄道会社および警察へ紛失届けを提出するとともに、当該携帯電話の使用停止の措置を行ったが、現在まで発見されていない。携帯電話には、個人情報に関する情報(氏名、電話番号)が約200 件登録されていた。暗証番号によるセキュリティロック措置がとられているため、流出の可能性は低いという。現時点においては、悪用等の情報はない。紛失事実は監督官庁の経産省に報告している。同社は再発防止に向けて個人情報保護管理の徹底を図っていくとしている。
・社用携帯電話紛失による個人情報流出の可能性について[PDF](スミノエ)
http://www.suminoe.jp/interior/suminoe_news_release_suminoe_110127.pdf
◎大阪市住吉区役所、印鑑登録証明書の誤交付が1件発生
大阪市は1月26日、住吉区役所で印鑑登録証明書の誤交付が1件発生したと発表した。発表によると、同区役所住民情報担当が21日、印鑑登録証明書1通を、申請者とは別の人に交付していた。交付を待っていた申請者から督促を受け、担当者としてはすでに交付済みであったことから誤交付が発覚した。流出した個人情報は、氏名、生年月日、男女別、住所、印鑑登録番号、登録印鑑の印影。区は誤って交付した人に連絡をとり、直接会って経過を説明し、印鑑登録証明書を回収した。また、個人情報が流出した申請者には経過説明とお詫びをし、了承を得た。区では誤交付の防止策として、番号札とファイルをセットにし、受付時に申請者に番号札を渡し、交付時に番号札とファイル番号が同一であること等を確認したうえで交付している。今回は、番号札とファイル番号が違うことに気づかずに渡してしまったという。区は今後、番号札とファイル番号の照合を厳重に行うなどチェックを強化し、再び誤交付が発生しないように取り組むとしている。
・大阪市 住吉区 住吉区役所における印鑑登録証明書の誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/sumiyoshi/page/0000109947.html
◎静岡市助産師会、個人情報を記載した「出生連絡はがき」3名分を紛失
静岡市は1月26日、新生児訪問を業務委託している市助産師会で個人情報の漏えいがあったと発表した。発表によると、新生児訪問の対象者から、まだ訪問に来ないとの問い合わせが1月11日に市に寄せられた。担当助産師に問い合わせたところ、昨年12月15日頃に送付された「出生連絡はがき」が担当助産師に届いておらず、3枚(3人分)の紛失が判明した。はがきの処理は訪問を振り分ける担当者(A助産師)が12月14日に振り分け、3枚を1つの封筒へ入れ、翌15日頃にポストに投函したという。A助産師の自宅内、送付先のB助産師宅も探したが、はがきが入った封筒は発見されなかった。紛失したはがきには、新生児の氏名、生年月日、出生体重、出生場所、両親の住所と氏名、生年月日等が記載されていた。12日、助産師会は未訪問の3名を至急訪問するよう手配し、訪問は速やかに行われた。14日、日本郵便静岡南支店に不明郵便物の調査を依頼したが、21日に該当するものがないという連絡があった。24日、市は助産師会会長に、紛失はがきの対象者3人に対する連絡と謝罪を指示。助産師会から26日、市に連絡と謝罪を行った旨の報告があった。市は今後、同事業に従事する委託先に情報セキュリティ研修を行うなどして、情報管理の徹底を図るとしている。
・個人情報等の紛失についてのお詫び[PDF](静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/000105879.pdf
◎みちのく銀行、顧客情報を記載した内部帳票1921件を紛失
みちのく銀行(本店:青森市)は1月25日、顧客情報を記載した登録票1921件の紛失が判明したと発表した。発表によると、この登録票は顧客情報をシステムに登録する作業の際に使用していた内部帳票で、同行では1978年から使用されていた。内部調査の結果、同行の86店舗において、計1921件(うち個人1864名、法人57件)の登録票が紛失していたことがわかった。記載されていた顧客情報の内容は、顧客氏名、番号、該当する登録コード番号などで、住所や電話番号などは含まれていない。ほとんどが10年以上経過した書類で、関連業務書類と同一保管を行い、不要書類として誤廃棄されていた場合は、すべて焼却またはシュレッダー処理されているので、外部流出の可能性はきわめて低いという。紛失による情報漏えいがあった事実は確認されていない。同行は再発防止策として、当該帳票の保管整理方法を見直し、他の書類と混入などが起きない仕組みとする。また、廃棄作業も厳密な確認をルールとし、研修などで周知徹底をはかるとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](みちのく銀行)
http://www.michinokubank.co.jp/getpdf.php?id=575
◎ラインズ、約120件の個人情報を含む業務用ノートパソコンを紛失
教育用ソフトウェアの開発・販売などを行うラインズ(東京都新宿区)は1月24日、個人情報を記録した業務用ノートパソコンを紛失したと発表した。発表によると、23日午後8時頃、同社大阪支店の社員が業務のために持ち出したノートパソコンを不注意により紛失した。ただちに所轄の警察署および関係各方面に届け出を行ったが、24日現在、パソコンは発見されていない。紛失パソコンには、顧客と取引先の会社名(学校名)、住所、氏名、電話番号、メールアドレスなど、約120件の情報が記録されている。現時点で、当該個人情報の不正利用の連絡は入っていない。同社は今後、更なる社員教育を行い、全社員で個人情報の適正管理および再発防止に取り組み、個人情報保護の徹底を図っていくとしている。
・業務用ノートパソコンに記録された個人情報紛失のお詫びとご報告[PDF](ラインズ)
http://www.education.jp/P20110124.pdf
◎大阪市東成区役所、住民票の写しの誤交付が1件発生
大阪市は1月24日、東成区役所で住民票の写しの誤交付が1件あったと発表した。発表によると、同区役所の窓口サービス担当(住民情報)に1月20日、前日19日に住民票の写しを申請した人が来所し、「他人の住民票の写しが交付された」と申し出たことにより、誤交付が判明した。同所は誤交付された住民票の写しを回収し、本人のものと交換した。この誤交付により流出した個人情報は、氏名、住所、生年月日、性別、続柄、本籍。同所は流出事実判明後すぐに調査を行い、申請者の自宅を訪問して経過説明とお詫びをした。個人情報が流出した本人の自宅にも事実判明の翌日に訪問し、お詫びをした。今回の誤交付は、交付窓口で確認の際、住民票の写しに必要な項目が漏れていたため再作成したところ、誤って先に受付した別人の住民票の写しを作成し、申請者に渡してしまったことにより発生したという。同区では、住民票の写しの作成と、交付窓口での手渡しは別の職員が行っている。区は今後、受付から交付までに複数人による二重チェックを徹底する。また、職場内で会議を開き、全職員に注意喚起と周知の徹底を行い、再発防止に努めるとしている。・東成区役所における住民票の写しの誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/higashinari/0000109123.html
◎住友生命、顧客の氏名と住所を記した宛名シール219名分が社外流出
住友生命保険相互(本社:大阪市中央区)は1月24日、顧客の氏名、住所が記載された宛名シール219名分が社外に流出したと発表した。発表によると、この宛て名シールは、顧客宛てに資料等を郵送する際に使うものとして、同社職員に交付されているもの。記載されている個人情報は、氏名と住所で、住友生命の契約者であることが分かる情報や医療情報などのセンシティブ情報は含まれていない。1月7日、この宛名シールの一部が、横浜市内で見つけたとして同社宛てに郵送されてきた。確認の結果、当該宛名シールの交付を受けた南神奈川支社(横浜市)の職員が、昨年12月29日に、誤って破細せずに社内で廃棄したものであることが判明した。現在のところ、情報の不正使用等の事実については確認されていない。同社は該当顧客に対し事情連絡の上、お詫びをしている。また今後、職員に宛名シールの管理強化をはじめ、教育を再徹底するなど、顧客情報管理体制の強化に努めていくとしている。
・お客さま情報の流出について[PDF](住友生命保険相互)
http://www.sumitomolife.co.jp/news/110124.pdf
◎日本海ガス、車上荒らしで顧客情報32件分を記載した書類盗難
ガス事業の日本海ガス(富山市)は1月21日、同社金沢支社の業務車両が車上荒らしにあい、顧客情報を記載した書類が盗まれたと発表した。発表によると、同社従業員は1月19日午前9時30分頃から、石川県内の複数の顧客宅を訪問し、業務にあたっていた。同日午後3時頃、白山市内の店舗駐車場で業務車両の車内に置いてあった書類鞄が紛失していることに気づいた。鞄には、同社LPガスの顧客32件分の住所、氏名、電話番号、ガス使用状況等を記載した「お客さま情報一覧表」が入っていた。従業員は直ちに車内および周辺を探したが発見できず、所轄警察署に通報し被害届を提出した。当該顧客情報が外部に流出し、利用された事実は現在までのところ確認されていない。同社は、該当顧客すべてを訪問し事情説明とお詫びをした。同社は今後、顧客情報の管理・取扱いについて社内指導を強化し再発防止を図っていくとしている。
・車上荒らしによるお客さま情報の紛失について(日本海ガス)
http://www.ngas.co.jp/news/news00000038.html