◎新潟県労働金庫、保存書類の調査で顧客情報3万4000名の紛失が判明
新潟県労働金庫(本店:新潟市中央区)は4月20日、保存書類の一部紛失を明らかにした。同庫によると、2010年7月、顧客情報を記載した過年度の保存書類の一部が所在不明であることがわかり、全店で保存している全ての過年度書類の一斉調査を実施した。その結果、同年11月24日、次の保存書類の紛失を確認した。津川出張所では2002年度の本人確認記録書綴。加茂支店では2001年度~2003年度の一斉積立関係書類綴。三条支店他2店舗では2000年度~2003年度の訂正・組戻依頼書綴。新潟南支店他1店舗では2005年度~2007年度のATMジャーナル(ATM利用の取引内容記録書類)。新津支店では1984年度、2001年度の定期預金印鑑届(睡眠預金計上分)。これらの書類に記録されている顧客数は約3万4000名で、顧客情報の内容は、氏名、口座番号、住所、電話番号など。これらの書類は保存期間満了の書類に混入し誤廃棄した可能性が高く、外部へ流出した懸念は低いという。これまでに顧客情報が不正に利用されたとの連絡や問合せはない。同庫は今後、顧客情報の管理を徹底し、再発防止に取り組むとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](新潟県労働金庫)
http://www.niigata-rokin.or.jp/img/share/20110420_loss.pdf
◎群馬県立高校、生徒の個人情報含む廃棄書類が運搬中に落下し一部紛失
群馬県立前橋西高校(前橋市)は4月20日、生徒や卒業生の個人情報を含む廃棄書類を、運搬中の落下事故で紛失したと発表した。発表によると、4月7日午後1時過ぎ、同校職員が生徒、卒業生、保護者の個人情報を含む書類を焼却処分するために軽トラックで亀泉清掃工場へ搬送中、軽トラックの幌を固定していたゴムバンドのうち1本が切れ、書類を入れたゴミ袋4袋が公道上に落下し、書類の一部が所在不明となった。落下した4袋のうち2袋は同校職員が回収し、1袋は市民の通報により警察が回収、もう1袋は交番に届けられた。これらは警察署で遺失物として処理されたが、4袋を調査した結果、一部が紛失していることが判明した。紛失している資料は、模擬試験の成績一覧1頁分で、24人分の科目別得点、偏差値、校内順位、志望大学などが記載されている。これまでに、紛失資料が悪用された等の二次的な被害は起きていない。落下して回収された資料は、生徒・保護者および卒業生に関わる資料2570件、職員等に関わる資料33件。前者の内容は、自習課題、英語成績資料、調査書申請書、生徒個人指導票、模擬試験成績データ、生徒写真台帳、実力テスト答案、生徒提出課題、部活動名簿、PTA本部役員名簿など。同校は、14日付で卒業生(2009年度、2010年度卒業生の全員、および2008年度卒業生の一部)と在校生の保護者全員に謝罪文を送付した。15日には在校生に説明、謝罪。16日には説明会を開いて、集まった保護者、卒業生に説明し謝罪した。同校は今後、個人情報は必ずシュレッダーで裁断してから運搬、焼却する。運搬は密閉、施錠できる貨物室を備えた車両を使い、施錠して運搬する。搬出、焼却した個数を確認し、記録するなど、個人情報の紛失が起きないように二重三重の防止策を講じていく。
・生徒・卒業生に係る個人情報紛失についてのお詫び[PDF](群馬県立前橋西高校)
http://www.maenisi-hs.gsn.ed.jp/
http://www.maenisi-hs.gsn.ed.jp/Taro-h230418.pdf
◎大阪市天王寺区役所、介護保険被保険者証の誤送付で個人情報1件流出
大阪市は4月20日、天王寺区役所保健福祉課で、誤送付による個人情報流出が1件発生したと発表した。発表によると、同課で4月14日にA氏宛てに送ったはずの介護保険被保険者証が、誤ってA氏とは別の住所に送られていたことが、18日に判明した。これにより、A氏の氏名、住所、生年月日、性別、介護保険被保険者番号、要介護度状態区分等の内容、居宅介護支援事業者等の名称が流出した。同課は18日に誤送付先に事情説明のうえお詫びし、送付物の返却を依頼した。同日中にA氏宅を訪問し、事情説明とお詫びをし、了承を得た。区は介護保険被保険者証の誤送付を防止するため、窓あき封筒の使用を前提とし、取扱いマニュアルも窓あき封筒の使用を想定した作業手順を定めている。今回は、マニュアルが予定していない返信用封筒(A氏とは別の被保険者が契約した居宅介護支援事業所から送付された封筒)を使用したため、複数人によるチェックが不十分なまま発送してしまったという。区は今後、申請人から送付された返信用封筒を使用する場合の作業手順をマニュアルに追記するとともに、重要管理ポイントについても改正を行い、送付に使用する封筒の種類による作業手順の仕分けを明確にする。同課はマニュアルの改正を職員に周知徹底し、再発防止に取組んでいくとしている。
・天王寺区役所保健福祉課(介護保険)における介護保険被保険者証の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/tennoji/0000122548.html
◎東急モールズデベロップ、ブログのリンクで登録した顧客5名の情報漏えい
SHIBUYA109などを運営する東急モールズデベロップメント(本社:東京都渋谷区)は4月19日、特定ブログのリンクからSHIBUYA109 NET SHOPにアクセスし登録した顧客の情報が、同じ経路を辿ってアクセスした他の顧客に、一時的に見える現象が発生したと発表した。発表によると、4月19日午後3時55分、SHIBUYA 109 NETSHOPに出店している「Ank Rouge(アンクルージュ)」のディレクターが自身のブログに同ショップのページをリンクさせたところ、予期しないほどアクセスが集中した。このリンクより同ショップにアクセスして登録した顧客の情報が、同じリンクを辿ってアクセスした他の顧客に短時間、見える状態となった。同社はこの現象について、携帯端末の特性とシステムの脆弱性が重なったためと説明している。一時的に個人情報が他の顧客に見える状態となった顧客数は5名が確認されている。同社は事実判明後、当該ブログにリンクの削除を依頼し、SHIBUYA 109 NETSHOPは臨時休止として外部からのアクセスを遮断した。セキュリティ強化を実施し、安全を確認後に再開した。当該顧客5名には連絡してお詫びをした。同社は、特定された5名以外に、4月19日15時55分から20時8分の間に当該ブログのリンクから当該サイトにアクセスして個人情報を入力した人は、念のため同社に連絡をするよう呼びかけている。その間、パスワード等を打ち込んでいる場合は、パスワードの使用停止、変更等が必要となる。同社は今後、システムとマネジメント体制の強化を行って再発防止策を講じ、顧客の信頼回復に全力で取り組むとしている。
・個人情報の取り扱いに関するお詫び(東急モールズデベロップメント)
http://www.tokyu-tmd.co.jp/apology.html
・個人情報漏洩事故についてのご報告(Ank Rouge)
http://ankrouge.jp/info01.html
◎ケーブルネットワーク千葉、顧客情報11件を第三者にメール誤送信
千葉県千葉市内をサービスエリアとするケーブルテレビ事業者のケーブルネットワーク千葉(本社:千葉市中央区)は4月19日、顧客情報11件を誤送信により漏えいしたと発表した。発表によると、同社の営業社員が営業スタッフの携帯電話のメールアドレスを登録する際に誤って顧客情報を入力し、社内に周知のため送信してしまった。この誤送信により漏えいしたのは、千葉市内の同社のテレビサービスを利用している顧客11名の氏名、住所、電話番号。該当顧客には、電話または訪問により謝罪した。同社は改めて現状の総点検を行ない、顧客情報に対する管理を徹底指導し、再発防止と信頼回復に全力をあげて取り組むとしている。
・お客様情報の漏洩に関するお知らせとお詫び[PDF](ケーブルネットワーク千葉)
http://www.cnc.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2011/04/21/oshirase_to_owabi.pdf
◎タニタ、自治体から預かった保健指導対象者の個人情報含むUSBメモリー紛失
ヘルスメーターなど計量器の製造・販売を行うタニタ(東京都板橋区)は4月19日、取引先から預かった個人情報552名分を保存したUSBメモリーを紛失したと発表した。同社に業務を委託していた目黒区、板橋区も紛失事実を公表した。これらの発表によると、同社は自治体から国民健康保険の特定保健指導を受託しており、指導対象となる保険者の個人情報を預かっている。これらの個人情報を、同社の契約社員が私物のUSBメモリーに記録して持ち出し、4月12日から13日のあいだに紛失した。同社は所定窓口に紛失届を提出しているが、現時点では発見されていない。紛失した個人情報の内容は、氏名、所属先、電話番号、個別の健康アドバイス。エクセルファイルに収められ、パスワードを入力しなければ閲覧できないようセキュリティ措置がとられている。情報の不正使用等の事実は現在のところ確認されていない。同社は、該当者に対し、事情説明とお詫びをしている。再発防止としては、以下の措置を徹底するとしている。組織的・人的面からは、個人情報管理の業務フローの再定義と社員研修の再履行。特別監査を即時実施し、監査頻度が年1回だったものを3か月毎に改める。個人情報管理に特化した誓約書を追加締結する。物理的・技術的面からは、個人情報を社外ネットワークに出さないシステムを構築する、情報の授受を自動暗号化するなどの措置をとる。
・個人情報管理の不備に関するお詫びとご報告(タニタ)
http://www.tanita.co.jp/oshirase/20110419.html
・委託業者(タニタ)による個人情報の紛失について(目黒区)
http://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/kucho/mayor_comment4/index.html
・委託業者(タニタ)による個人情報の紛失について(板橋区)
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/
◎三井不動産レジデンシャル、顧客の個人情報1名分を記載した書類紛失
住宅分譲事業の三井不動産レジデンシャル(本社:東京都中央区)は4月19日、同社社員が分譲マンションの顧客1名の個人情報を記載した書類を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは11日で、分譲マンションは大阪府堺市。書類には、物件名、部屋番号、住所、氏名が記載されていた。同社は当該書類の捜索に努めてきたが発見に至らなかった。同社は顧客に謝罪し、経緯報告を行なった。現在、紛失情報に関する不正使用などの事実は確認されていない。同社は社員に対し、顧客の個人情報の取扱いの重要性を理解するように指導徹底を図り、再発防止に努めていくとしている。
・お客様の個人情報が記載された書類の紛失についてのお詫びとご報告(三井不動産レジデンシャル)
http://www.mfr.co.jp/information02/2011/0419.html
◎大阪市、財政局収納対策特別チームが差押通知書を誤送信、個人情報1件流出
大阪市は4月18日、財政局収納対策特別チームが差押通知書を誤送信し、個人情報1件が流出したと発表した。発表によると、同チームは4月7日、A氏の生命保険を差押えるために生命保険会社宛てに差押通知書を送付した。12日にその生命保険会社とは異なる国の機関から、「生命保険会社用の差押通知書が届いた」との連絡があり、誤送付が判明した。流出した個人情報は、A氏の氏名、住所、生命保険契約内容の一部、税額など。同チームは同日のうちに当該の国の機関に電話で謝罪し、誤った差押通知書を郵送で返送するよう依頼した。情報が流出したA氏には、14日午後に訪問し、状況説明と謝罪をし、了承を得た。市は今後、再発防止に努めるとしている。
・財政局収納対策特別チームにおける個人情報の流出(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/zaisei/page/0000122334.html
◎京都未来を担う人づくりサポートセンター、個人情報685名分を393社に誤送付
京都府内企業の人材確保・育成を推進するプロジェクト「京都未来を担う人づくりサポートセンター」(京都市南区)は4月18日、メール誤送信で個人情報が漏えいしたと発表した。発表によると、同月14日午前9時40分頃、同センターの「キックオフ交流会」開催に先立ち、在籍する担い手のプロフィールシートを同センターからサポーター企業393社にメール送信した。この際、誤って、2009年度応募者の個人情報を添付して送信してしまった。個人情報の内容は、2009年度事業の応募者485名の住所と氏名、112名の氏名。および2009年度事業の担い手88名の氏名、年齢、職歴、資格。同日午前10時30分頃に誤送信に気づき、ただちに送信先企業全社に対し、電話により事情説明とメール削除を依頼した。その後、393社全社を訪問し、確実にメールが削除されたことを確認した。併せて、個人情報が記載されていた応募者に対し、経過報告とお詫びの文書を送付した。同センターは、再発防止と個人情報管理の徹底に努めていくとしている。
・メール配信における個人情報の添付について(京都未来を担う人づくりサポートセンター)
http://www.allkyoto-mirai.org/topics/owabi/2011/04/18/%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%83%ab%e9%85%8d%e4%bf%a1%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%81%ae%e6%b7%bb%e4%bb%98%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/
◎安城更生病院、介護保険センターの利用者情報143件が車上荒らしで盗難紛失
愛知県厚生農業協同組合連合会安城更生病院(愛知県安城市)は4月18日、同院が管理する更生介護保険センターの利用者の個人情報が盗難にあったことを発表した。発表によると、同院職員が4月17日、自家用車を大山緑地公園駐車場に駐車していたところ、左後部の窓ガラスを割られ、金品とともに介護保険センター緊急対応用の利用者名簿と業務用携帯電話が盗まれた。盗難された情報は、利用者143件の氏名および電話番号。職員はただちに警察署に通報し被害届を提出したが、現時点で利用者名簿と業務用携帯電話は発見されていない。携帯電話会社に連絡し、当該電話の利用停止(ロック処理)を依頼し、手続は完了している。現時点では名簿の不正使用等の事実は確認されていない。同院は該当する利用者に対し、お詫びと経緯報告等を個別に行う。また、引き続き利用者名簿と携帯電話の捜索を続けていく。今後は、職員教育の徹底および情報管理体制の強化等により再発防止に万全を期すとしている。
・個人情報盗難に関わるお詫び[PDF](愛知県厚生農業協同組合連合会安城更生病院)
http://www.kosei.anjo.aichi.jp/top/uploads/content/compliance1.pdf