◎ファンズファンズ、メール配信プログラムのバグでメルアド454件流出
Webサービス「Fans:Fans」を運営するアジャイルメディア・ネットワーク(東京都渋谷区)は6月3日、メール配信プログラムのバグにより、会員のメールアドレスを含むリストをメールで誤送信したと発表した。発表によると、3日、本来は配信されないはずのテストメールが会員7名に送信された。サンプルメールアドレス宛てにメールアドレス一覧を送付する負荷テストを行ったところ、リストの最後のメールアドレスに対してメールが送信されてしまうバグがあったため、300名分もしくは154名分のメールアドレスを含むリストが、7名に送信されてしまったという。事態は同日、メール受信者からの連絡により判明。同社はバグを修正するとともに、メール受信者に謝罪して、該当メールの削除を依頼した。同社では再発防止のため、テストメールの仕様を見直し、システム外部にデータを送信せずに、サーバー内のみで確認を行うよう変更した。また、テストの際はダミーデータを使用するよう徹底するとしている。
・メール誤送信のお詫びについて(ファンズファンズ運営事務局)
http://review.fansfans.jp/contents/2011/06/03/234
◎日本M&Aアドバイザー協会、メールを「TO」で送信しメルアド151件が流出
M&Aの普及促進活動などを行っている日本M&Aアドバイザー協会(東京都港区)は6月3日、メールアドレスをを「TO」に入れてメールを送信したため、メールアドレス151件が流出したと発表した。同協会によると、3日に同協会事務局から「M&Aアドバイザー開業・養成講座のご案内」を151先に送信した際、宛先を「BCC」に入力して送るべきところ、誤って「TO」に入力して送った。送信後に受信者2名から指摘を受け、同協会では直ちにメール受信者に謝罪したという。同協会は、今後、再発防止を徹底するとしている。
・メール誤送信のご報告とお詫び(日本M&Aアドバイザー協会)
http://www.jma-a.org/releaseinfo/1010
◎大阪市、港区と西成区で生活保護関係書類を誤送付
大阪市は6月2日、港区役所保健福祉課、および西成区役所保健福祉課(生活援助)において、それぞれ1件、生活保護関係書類の誤送付があったと発表した。港区役所保健福祉課では、6月1日午後1時に、生活保護の被保護者A氏宅に届いた保護決定通知書の中に、別の被保護者B氏あての保護決定通知書も同封されていたと届出があった。A氏宅を訪問し、A氏あて封筒内にB氏名義の保護決定通知書も同封されていたことを確認した。同通知書には、世帯主の氏名、住所、生活保護の種類、生活保護支給額が記載されている。同課はB氏名義の保護決定通知書を回収し、B氏宅を訪問して手渡し、事情説明とお詫びをした。大阪市西成区役所保健福祉課(生活援助)では、6月1日、福祉施設職員から連絡があり、生活保護の被保護者A氏へ送付すべき納付書を同姓異名のB氏に誤送付していたことがわかった。5月分の収入に変更が生じたために生活保護費の返還が必要となったA氏の納付書を送付する際、誤ってB氏あての送付状を作成し、そのままB氏の住所に送付していた。納付書には、A氏の氏名、住所、生活保護受給事実が記載されている。担当者はB氏宅を訪問し、お詫びをして納付書を回収。A氏宅を訪問して事情説明とお詫びをした。両区とも再発防止に努め、個人情報保護に取組むとしている。
・大阪市港区役所保健福祉課における生活保護関係書類の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/minato/0000126737.html
・西成区役所保健福祉課(生活援助)における生活保護関係書類の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/nishinari/0000126766.html
◎大阪市、平野区で市民税・府民税証明書を誤交付
大阪市は平野区役所で1件、個人情報流出事故が発生したことを明らかにした。平野区が7日に発表したところによると、窓口サービス課(税証明発行窓口)で2011年度市民税・府民税証明書の誤交付が発生した。3日午後1時半頃、税証明書の交付を受けたA氏から、前日に交付を受けた税証明書の中に別人(B氏)のものが混ざっていたとの連絡を受けた。確認したところ、A氏に交付した4通のうち1通がB氏の税証明書だったことが判明。当該書類には、納税義務者の氏名、住所、市民税・府民税額、所得金額、所得控除、扶養控除が記載されていた。同課は3日、A氏宅を訪問してお詫びと事情説明をし、誤交付の税証明書を回収。正しい税証明書を渡した。同日B氏宅も訪問し、お詫びと事情説明をした。同課は再発防止のため、窓口業務のチェック事項を作成し、業務端末機やプリンター、窓口カウンター等の職員の常に目に付く場所に掲示し、確認を実践していくとしている。
・平野区役所窓口サービス課における市民税・府民税証明書の誤交付について(大阪市
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/hirano/0000126992.html
◎静岡市、FAX誤送信で2名の個人情報が漏えい
静岡市は6月2日、生活衛生課において書類をFAXで誤送信したため、2名分の個人情報が漏えいしたと発表した。発表によると、誤送信したのは5月25日で、県保健所あてに「医薬部外品製造業許可申請書」をFAXで送る際、番号を誤って無関係のA社に送信した。同申請書に含まれていた個人情報は、申請書を提出したB社の担当者の氏名、住所、メールアドレスと、管理者の氏名、住所。A社からの連絡により事態が判明したもので、A社は申請書を裁断処理すると申し出たという。同課では、翌26日と27日にB社とA社を訪問して事態を説明し、謝罪した。同課は今後、個人情報が含まれる文書は原則、FAXを使用しないこととした。また、FAXを使用する場合は、番号を再確認してから送るとしている。
・個人情報の漏えいについてのお詫び[PDF](静岡市)
http://www.city.shizuoka.jp/000110625.pdf
◎大阪市、鶴見区と東住吉区で各1件、書類誤交付により個人情報漏えい
大阪市は区役所で発生した書類の誤送付を2件、発表した。6月2日に発表された1件は、鶴見区役所窓口サービス課で起きた国民健康保険料領収証書の誤交付。発表によると、同課は6月1日、前日の5月31日収納分の国民健康保険料の納付について確認作業を行い、A氏の国民健康保険料収入整理票が2部あることに気づいた。5月31日に収納した収入整理票をすべて確認したところ、A氏の直後に来庁したB氏のものにA氏の氏名を記入したと推測された。B氏に確認したところ、B氏に交付した領収証書にA氏の氏名、および被保険者証番号が記載されていることがわかった。同日中に正しく作成した領収証書を持ってB氏宅を訪問し、謝罪の上、誤交付した領収証書を回収。その後A氏宅を訪問し、本人にお詫びと事情説明を行い、了承を得た。6月3日に発表されたもう1件は、東住吉区役所保健福祉課で発生した幼児の情報提供書の誤送付。発表によると、発育状況の情報提供が必要な幼児が転出したことに伴い、5月30日に転出先自治体へ幼児の情報提供書を2通送付すべきところ、誤って別の自治体へ送付していた。6月2日午後1時頃、A市保健福祉センターから、他市住民の情報提供書が届いたとの電話があり、誤送付が判明した。流出した個人情報は、幼児の氏名、生年月日、発育等の状況、養育者の氏名、生年月日、住所。同課は同日のうちに養育者へ事情説明とお詫びの連絡をし、本来送付すべき市への書類送付を行った。2件とも、複数によるチェックや氏名の読み上げなどマニュアル通りの確認作業が行われていなかった。市は今後、マニュアルの徹底をはかるなど再発防止に努める。
・鶴見区役所窓口サービス課における国民健康保険料領収証書の誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/tsurumi/0000126695.html
・東住吉区役所保健福祉課における情報提供書の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/higashisumiyoshi/0000126834.html
◎ WOWOW、会員1名の個人情報が別の会員に漏えい
衛星放送事業のWOWOW(本社:東京都港区)は6月1日、オンライン会員1名の個人情報が、別のオンライン会員の契約内容確認画面に表示される事故があったと発表した。誤って表示された情報は、氏名、住所、電話番号、契約形態、支払い形態など。WOWOWコミュニケーションズ(本社:横浜市西区)に業務を委託しているカスタマーセンターにおいて、オンライン会員情報と有料放送サービス加入者情報のマッチングを行った際、誤って同姓同名の別の会員をマッチングさせてしまったことが原因。同姓同名の会員から、別人の情報が表示されているとの指摘を受けて事態が判明し、同社ではマッチングの解除措置をとった。現在、マッチング登録は顧客自身がホームページ画面で操作するようになっているため、今後、同様の事故が起こる可能性はないという。同社は、委託先を含め、従業員への継続した指導と教育を行い、個人情報保護の強化に取り組むとしている。
・お客様の個人情報取扱いに関するお詫びとお知らせ(WOWOW)
http://www.wowow.co.jp/common/detail_dsp.php?info_id=105&from=0&which=1&genre=98
◎ 大阪市阿倍野区役所、住民票の写しを誤交付
大阪市は6月1日、阿倍野区役所窓口サービス課において、住民票写しの申請者に誤って別人の写しを交付したと発表した。発表によると、誤交付したのは5月30日。翌31日に申請者から電話で連絡があり、事態が判明した。判明後に申請者へ連絡をとったところ、申請者がすでに当該写しを年金事務所に提出していたことがわかったため、同課では提出先の年金事務所にあった別人の写しを回収し、正しいものと交換した。当該写しには、住所、氏名、生年月日、性別、続柄が3名分含まれていた。関係者にはすでに経過説明と謝罪を行った。市によると、住民票の写しを作成する際は、生年月日とそれ以外の項目を組み合わせて該当者を抽出することになっているが、今回は、生年月日のみで検索し、誤ったデータを選択して作成してしまった。さらに、写しの作成と窓口での交付は別の職員が行い、交付の際に再確認をすることになっているが、その確認が十分でなかったという。市は、事務手順の順守と、複数人による二重チェックを徹底するとしている。
・阿倍野区役所における住民票の写しの誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/abeno/0000126655.html
◎ 長野県、私立高校就学支援金の支給実績通知476件を誤った住所に発送
長野県は6月1日、2010年度に支給した私立高等学校就学支援金の支給額を受給者に通知した際、データ処理の誤りにより、一部を誤った住所に発送したと発表した。発表によると、5月31日と6月1日に3937件の通知を発送したが、そのうち476件が誤発送されたとみられている。通知には、氏名、支給実績額、在籍した高校名が含まれている。県総務部では、誤発送先に連絡して謝罪するとともに、氏名が違っている通知が配達された場合には開封せず、封書の表に赤字で「誤配達」と記載し、ポストへ投函するよう依頼する。また今後、再発防止のため、発送にあたっては、元データと照合するなど事務処理を的確に行うとしている。
・私立高等学校就学支援金の支給実績通知の誤発送について[PDF](長野県)
http://www.pref.nagano.jp/soumu/hoki/press110601.pdf
◎三菱地所リアルエステート、業務委託先で顧客情報含む日誌を第三者に誤送信
不動産業の三菱地所リアルエステートサービス(本社:東京都千代田区)は6月1日、業務委託先が顧客情報を記載した日誌を第三者に誤送信したと発表した。発表によると、5月21日、同社の住宅賃貸運営部管理物件であるパークハビオ水天宮前において、フロント運営業務を委託しているロイヤルパークホテル()の係員が、自社に業務日誌をメール報告する際、サービス利用者5名分、および入居者1名分の個人情報が記載された日誌を旧入居者に誤送信してしまった。同27日、同社は誤送信先の顧客に連絡し、メール着信を確認のうえ、廃棄を依頼した。即時対応を確認したという。また、個人情報を誤送信された顧客6名について、当該事故の発生報告と謝罪対応を実施している。同社は委託先の再発防止策の徹底に努め、個人情報の取り扱いに万全を期すよう取組んでいくとしている。
・お客様情報のメール誤送信に関するお詫びとお知らせ[PDF](三菱地所リアルエステートサービス)
http://www.mecyes.co.jp/corporate/news/files/information20110601_01.pdf