◎ダイナック、経営する飲食店で顧客と従業員の個人情報含む書類盗難
飲食店経営のダイナック(本社:東京都新宿区)は11月30日、同社が経営する鳥どり新宿新南口店(東京都新宿区)において、顧客4名および従業員30名の個人情報を含む書類がバッグごと盗まれたと発表した。同社によると、盗まれたのは11月29日。盗まれた書類は、顧客の氏名、電話番号、生年月日等が記載された顧客会員カード申込書4名分と、従業員(パートナー、アルバイト)の氏名、生年月日、住所、電話番号等が記載された労働契約書30名分。同社は該当する顧客と従業員に対し、訪問または電話で謝罪と報告を行っている。不正使用等の事実は確認されていない。同社は、再発防止のため個人情報の管理を強化するとしている。
・個人情報を含む書類の盗難事故に関するお詫びとお知らせ[PDF](ダイナック)
http://www.c-direct.ne.jp/public/japanese/uj/pdf/10102675/20111130201639.pdf
◎大阪市此花区役所、保健福祉課で保護決定通知書1件を誤送付
大阪市は11月30日、此花区役所保健福祉課(生活支援)で、保護決定通知書の誤送付があったと発表した。発表によると、11月28日午後4時半頃、生活保護受給者A氏の関係者から「A氏宅に同姓の別人B氏の保護決定通知書が送られてきた」との電話があり、事態が判明した。流出した個人情報は、B氏の住所、氏名、保護の種類、扶助額など。翌29日午後1時半頃A氏宅を訪問して経過説明とお詫びをし、誤送付の通知書を取り戻し、改めて本人あての保護決定通知書を渡した。同日午後3時15分頃B氏宅を訪問し、お詫びのうえ本人あての保護決定通知書を渡した。同課では生活保護に関連する個人情報を多数扱うことから、複数職員による確認を行って誤送付等に努めてきたが、今回は封入作業時の確認作業が不十分だった。同課は文書送付等に携わる職員に対し、個人情報を取り扱う重要性について注意喚起した。再度マニュアルの周知を行い、適正な事務執行に努めるとしている。
・此花区役所保健福祉課における保護決定通知書の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/konohana/page/0000148353.html
◎ザ・サンパワー、顧客情報102名分含む書類紛失
介護事業を行うザ・サンパワー(本社:神奈川県平塚市)の親会社、サン・ライフ(本社:神奈川県平塚市)は11月29日、ザ・サンパワーにおいて、102名分の顧客情報が記載された書類を紛失したと発表した。発表によると、11月28日午前中、利用者宅を訪問していた同社湘南事業所の訪問入浴職員が、車内に置いてあった書類の紛失に気付いた。捜索を行ったが見つからなかったため、同社は同日午後、警察署に紛失届を提出した。書類には、湘南事業所と取引のある平塚市内の顧客102名について、住所、氏名、電話番号、担当ケアマネージャーの苗字と事業所名が記載されている。該当の顧客には翌29日に電話で事態を連絡した。さらに、改めて該当者を訪問の上、説明と謝罪を行うという。情報の不正使用の事実は確認されていない。同グループでは、再発防止に向け顧客情報の管理を徹底するという。
・お客様情報が記載された書類の紛失について[PDF](サン・ライフ)
http://www.sunlife.jp/news/pdf/20111129.pdf
◎NHK新潟放送局、顧客の個人情報含む放送受信料帳票1枚を紛失
NHKは11月29日、新潟放送局の職員が、放送受信料の帳票を紛失する事故が発生したと発表した。発表によると、新潟県上越市で放送受信料の帳票1枚を紛失していることが16日に判明した。紛失した帳票には、顧客の氏名、住所、帰省先住所、電話番号、口座番号が記載されている。紛失周辺の調査を実施したが、これまでのところ発見には至っていない。該当顧客には直接会ってお詫びと説明をし、理解を得た。NHKは今後、指導を改めて徹底し個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(NHK新潟放送局)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase111129.html
◎三つ葉在宅クリニック、車上荒らしで患者情報2637件含むノートPC盗難
三つ葉在宅クリニック(名古屋市昭和区)を開設所有する医療法人三つ葉は11月28日、名古屋市内の駐車場にとめてあった往診車が荒らされ、車内にあったノートパソコン入りの鞄を盗まれたと発表した。発表によると、車を荒らされたのは11月16日午後8時30分から午後10時55分の間。パソコンには、同院患者の氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、病歴、口座情報、医療画像等が2637件(故人のものも含む)保存されていた。パソコンには、複数のパスワード、認証用USBキーによるロック、記録媒体の持ち出し制限等のセキュリティ対策が施されており、認証用USBキーは盗まれていない。そのため同法人では、データが流出する可能性は少ないとみている。患者には文書で説明と謝罪を行っている。情報流出の事実や、紛失物の情報は確認されていないという。同院では再発防止のため、医師を含めた全従業員へセキュリティ教育を行っていくほか、さらに高いセキュリティを施したノートパソコンへの切り替えなどの対策を行うという。
・個人情報を含むノートパソコンの紛失に関するご報告とお詫び[PDF](医療法人三つ葉)
http://www.mitsuba-clinic.jp/press/press111128.pdf
◎大阪府、個人情報を含む労働力調査関連書類を一時紛失
大阪府は11月28日、世帯主の氏名(一部は姓のみ)と世帯番号12件が記載された「労働力調査 調査世帯一覧表」を一時紛失していたと発表した。府によると、11月25日午後5時30分頃、調査票の配布等を行うため調査員が自転車で担当区に向かっていたところ紛失した。書類は鞄に入れて自転車の後ろかごにベルトで固定してあったという。周囲を探したが見つからなかったため、調査員は交番へ届け出を行い、府にも連絡。その後も捜索を行ったが書類は見つからず、府では同26日に調査対象世帯を訪問して謝罪し、「かたり調査」への注意を喚起する文書を渡した。その後28日になって、警察から鞄が拾得物として届けられたという連絡があったという。この件を受け、府は同調査の調査員に対し、関係書類を厳重に管理するよう注意喚起を行った。
・労働力調査関係書類の紛失及び発見について(大阪府)
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=8850
◎香川県、保健所職員がひったくり被害で患者情報記載書類を2件紛失
香川県は11月27日、ひったくりによる個人情報紛失があったと発表した。発表によると、11月25日午後7時頃、県保健所の係長級職員が自転車で帰宅途中、高松市内の路上でひったくりにあい、患者の個人情報が記載された書類が入ったバックを盗まれた。紛失した個人情報は、難病患者と結核患者の情報各1名、計2名分で、氏名、住所、職業、生年月日、病名、病状、医療機関等が記載されていた。高松南警察署には同日、被害届を提出したが、27日正午現在、当該書類は見つかっていない。県は患者および家族に対し、事情説明・謝罪を行った。
・職員のひったくり被害による個人情報の紛失について(香川県)
http://www.pref.kagawa.lg.jp/kgwpub/pub/cms/detail.php?id=11135