◎徳島大学、工学部学生の成績概要64件を誤って異なる保護者に郵送
国立大学法人の徳島大学(徳島市)は4月11日、工学部学生の成績概要を保護者に送付する際、誤って異なる学生の成績概要を郵送したと発表した。同大によると、保護者からの連絡で事態が判明した。調査の結果、事務部門で作成した通知文書と、所属学科で作成したより詳しい説明文書を封筒に封入する過程で間違いが発生したことがわかった。誤って郵送した件数は64件あり、その全てについて確認し回収できる見通しという。同大は、多くの学生の成績を厳格に管理・保護する立場の大学としてあってはならないこととし、二度とこのような不祥事を起こさないよう、全学を通じて成績通知過程でのチェック機能の強化を図り、成績の厳格な管理と個人情報の保護管理の徹底を図っていくとしている。
・徳島大学工学部学生に関する成績概要の誤送付について(徳島大学)
http://www.tokushima-u.ac.jp/docs/2012041100029/
◎阿見町、車上荒らしで児童クラブ加入児童20名の名簿等盗難
茨城県阿見町は4月11日、君原小学校区放課後児童クラブの指導員の車が荒らされ、同クラブに加入する児童の氏名と保護者等の電話番号を含む緊急連絡表が鞄ごと盗まれたと発表した。町によると、4月1日午後4時10分頃、同町総合運動公園内の駐車場に停めていた車の窓ガラスを割られ、中にあった鞄を盗まれた。鞄には、児童20名の氏名、保護者名、連絡先の電話番号を含む児童クラブ緊急連絡表と、児童クラブが使用する、君原小学校の門扉、図工室、給湯室、ロッカー、体育館の鍵が入っていた。指導員は同日、牛久警察署に盗難届と被害届を提出。町では翌2日に指導員から報告を受け、君原小学校に連絡して異常の有無を確認し、門扉の鍵を交換した。その他の鍵も4月6日までに交換済み。対象となる児童の保護者には、3日に経過を説明して謝罪し、6日に謝罪文を送付した。町では、個人情報の適正管理について周知徹底を図り、再発防止に取り組むという。また、10日に再発防止に向けた放課後リーダー研修会を実施した。
・車上荒らしによる名簿等の盗難について(お詫び)[PDF](阿見町)
http://www.town.ami.ibaraki.jp/kakuka/hokenfukushi-bu/jidofukushika/jidokan/pdf/owabi.pdf
◎UR都市機構、データ誤登録および書類誤封入による誤送付各1件を発表
独立行政法人のUR都市機構(本社:横浜市中区)は4月11日、2件の個人情報流出事故を発表した。1件は、同機構のシステム運用を行う窓口で顧客情報を記載したハガキ1枚を誤って他の顧客に送付したもの。3月29日に賃貸住宅に契約している顧客から、口座振替の申し込みをしていないのに他人の預金口座情報が記載された口座振替開始通知ハガキが届いたとの連絡があり、判明した。調査の結果、システム運用業務担当者が顧客から届け出のあった口座振替依頼のデータをシステムに登録する際に作業手順を守らずにデータ処理などを行ったため、誤送付が発生したことが分かった。誤送付されたハガキには、口座名義人氏名(カナ)、預金口座情報(金融機関名、支店名、種目、口座番号7桁のうち上4桁)が記載されていた。もう1件は、同機構東日本賃貸住宅本部の東京北住宅管理センターで、3月22日に賃貸住宅の住み替えに関する差額敷金振込用紙の案内文書等を封入する際、2名分を取り違えて送付したもの。4日後に誤送付先から連絡があり、判明した。誤娼婦書類には、顧客の氏名、団地名、住戸番号、敷金等が記載されていた。同機構は今後、個人情報の取り扱いに留意し、再発防止に努めるとしている。
・お客様の個人情報が記載されたハガキの誤送付について[PDF](UR都市機構)
http://www.ur-net.go.jp/privacy/pdf/ur20120411_privacy.pdf
・お客様の個人情報が記載された文書誤送付について[PDF](UR都市機構)
http://www.ur-net.go.jp/east/pdf/ur2012_e0411_gososhin.pdf
◎新潟県、個人情報を含む医療費助成の申請書類1名分を紛失
新潟県は4月10日、肝炎治療促進事業(医療費助成)の申請に必要な「肝炎治療受給者証交付申請書」および添付書類1名分を紛失したと発表した。県によると、紛失したのは申請書と、診断書、住民票、所得課税証明書、健康保険被保険者証の写し。1月17日に魚沼地域振興局健康福祉部(以下、健康福祉部)に肝炎治療受給者証の交付申請があり、健康福祉部では書類を同日、県庁あてに発送。3月26日に健康福祉部の担当者が受給者証の交付時期を県に問い合わせたことから、当該書類の紛失が判明した。申請内容の審査は健康福祉部で保管していた控えによって行い、申請が認定されたため、4月6日、健康福祉部の担当者が受給者証を申請者に交付し、同時に書類の紛失について謝罪したという。県は、書類を県健康対策課内で誤ってシュレッダー処理した可能性が高いとみており、個人情報流出の可能性は低いとしている。本人への不審な問合せ等は確認されていない。県は再発防止のため、庁内LAN上にパスワードを要する情報共有ファイルを設け、本庁と地域機関の双方が発送と到達の両方を必ず確認することとした。また、書類の受付時には複数の職員で確認を行うよう徹底する。
・個人情報の記載された申請書類が紛失していることが判明しました[PDF](新潟県)
http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Simple/92/322/hppdf.pdf
◎武蔵野赤十字病院、患者データを含むパソコンを廃棄処分過程で盗難紛失
武蔵野赤十字病院(東京都武蔵野市)は4月9日、パソコンの盗難により個人情報を紛失したと発表した。発表によると、2月13日、同院のプリンターとパソコンを廃棄処分する過程で盗難被害が発生した。パソコンにはパスワード管理を施してあるが、個人名、電話番号等の患者データが入っている可能性があるパソコンも含まれている。同院は個人情報が流出した重大事故と受け止め、警察へ盗難届を提出している。同院は個人情報保護法の施行以来、個人情報管理の徹底に取り組んできたが、今回の事態を招いたことを反省し、今後は職員に対する再教育の強化など再発防止に万全を尽くすとしている。
・患者様および関係各位[PDF](武蔵野赤十字病院)
http://www.musashino.jrc.or.jp/top-pdf/20120409-02.pdf
◎セキスイエクステリア、顧客情報40件含む携帯電話紛失
エクステリアの設計施工などを行うセキスイエクステリア(本社:東京都新宿区)は4月9日、同社大阪営業部の従業員が帰宅途中に、顧客情報40件を含む会社貸与の携帯電話を紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは3月10日午後9時50分頃。当該携帯電話には顧客の氏名と電話番号が約40件登録されている。従業員は同日午後11時50分頃に紛失に気付き、最後に携帯電話を使用した場所からの行動範囲を探し、駅に落とし物が届いてないかを確認したが、見つからなかったため、管轄の警察に遺失物届を提出した。また3月11日午前10時30分頃に携帯電話会社へ連絡し、端末の機能停止の手続を実施した。個人情報の不正使用などの事実は確認されていない。該当者には個別に事態の説明と謝罪を行う。同社は再発防止のため、携帯電話の電話帳に登録したデータを容易に検索、確認できないように、暗証番号によりセキュリティロックをかけるよう徹底するほか、電話帳への登録は必要最低限とするとしている。また、顧客情報の取扱いの重要性を認識、理解するよう全社員に指導するという。
・携帯電話紛失に関するご報告とお詫び(セキスイエクステリア)
http://www.the-season.net/information/14417/
◎大阪市平野区、市国民健康保険被保険者証1件を誤送付
大阪市は4月6日、平野区役所窓口サービス課(保険年金)で市国民健康保険被保険者証1件を誤送付したと発表した。4月2日にA氏が来庁し、同被保険者証の交付要請をしたが、旧被保険者証と印鑑を持参していなかったため、後日、簡易書留にて発送することとなった。送付書類の作成時、誤って別人(B氏)の送付書を作成し、封入時も被保険者証と送付書の照合を行わなかった。発送直前に、再度のチェックを行ったが、封入誤りに気づかず、B氏に送付してしまった。4日にB氏から「書留郵便に別人(A氏)の保険証が封入されていた」との連絡があり、判明した。流出した個人情報は、A氏の氏名、住所、生年月日、被保険者番号。区は誤送付の原因は封入作業時にマニュアルに基づく文書発送手順の徹底がなされていなかったことにあるとし、ダブルチェックの徹底を図り、再発防止に努めるとしている。
・平野区役所窓口サービス課(保険年金)における大阪市国民健康保険被保険者証の誤送付について
http://www.city.osaka.lg.jp/hirano/page/0000163918.html
◎ごう在宅クリニック、患者608名の情報含むノートパソコン等盗難
往診専門診療所のごう在宅クリニック(札幌市中央区)は4月6日、患者情報を含むノートパソコン2台および医療用麻薬等が盗まれたと発表した。同院によると、4月2日朝、医療用麻薬の入った金庫とノートパソコン2台、現金の入った手提げ金庫がなくなっていることが判明。職員全員が揃った午前8時半頃に盗難にあったと認識して、警察署へ通報し被害届を提出した。パソコンには、2007年の開院以降に診療や介護保険のサービスを受けた患者608名の氏名、年齢、生年月日、住所、電話番号、性別、病名、医療保険番号、診療録などの医療保険情報、介護保険の情報が保存されている。パソコンには2台とも、パスワードによるセキュリティロックがかけられているという。情報が流出した事実は確認されていない。同院では患者へ直接謝罪を行っているほか、関係者に報告の文書を郵送している。同院では、再発防止のため、院内のセキュリティロックを強化するほか、ノートパソコンについてはUSBを使用したロックを追加するという。また、職員への安全、機密保持教育を徹底し、継続していくとしている。
・個人情報を含む電子機器、及び医療用麻薬の盗難についてお詫びとご報告(ごう在宅クリニック)
http://gozaitaku.web.fc2.com/owabi.html
◎さいたま市、ホームページから12名分の個人情報流出
さいたま市は4月5日、同市のホームページから、12名分の氏名と住所が漏えいしたと発表した。市によると、3月30日に「応急手当講習受講者名簿」の新様式をホームページ上で公開したが、このファイルに12名分の氏名と住所が含まれていた。4月4日、消防署の職員から指摘を受けて事態が判明。市は、アップロード作業中にプレビュー画面でダウンロードファイル文書の確認をすべきところ、これを怠ったことが原因だとしている。市では、4月4日午前8時50分にファイルを削除し、公開された情報の関係者に謝罪を行った。被害は確認されていない。市は、アップロードの際に複数の職員で確認を行う体制を確立し、情報管理の徹底を図るとしている。
・ホームページ上における個人情報の漏洩について[PDF](さいたま市)
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1334022081644/files/kisyahappyou.pdf