◎横浜市、母子訪問指導員が訪問対象家庭74件の情報含むノート紛失
横浜市は4月27日、市が委嘱した母子訪問指導員が、訪問対象家庭の情報を記入したノートを紛失したと発表した。市によると、旭区の指導員(40代女性)が4月19日、訪問約束の連絡を自宅で行うため当該ノートを持ち帰ったが、同24日、ノートが自宅の保管場所にないことに気付いた。その後、区役所内や自宅、19日以降の立ち寄り先を探したがノートは見つからず、指導員は26日に区役所こども家庭支援課へ報告。27日まで事務室内等を探したが、見つからなかった。ノートはルーズリーフ式で、訪問対象家庭74件の住所、電話番号、赤ちゃんの氏名と生年月日、訪問予定月日等が記載されている。対象者には電話または訪問により謝罪を行っている。同課は、当該指導員の個人情報を取り扱う意識が不十分だったとし、今後、資料の取り扱いや管理を厳重に行うようすべての職員に徹底するとしている。また、訪問が終了し使用しなくなった情報については、速やかに処分するという。
・こども家庭支援課の母子訪問指導員による個人情報紛失について(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201204/20120427-002-14465.html
◎トライアングル、乗船予約客の個人情報がネット上で閲覧可能に
旅客航路事業等を行うトライアングル(神奈川県横須賀市)は4月27日、同社が運航するクルージングツアー「YOKOSUKA軍港めぐり」のホームページ上で、乗船予約客の個人情報が閲覧可能となっていたと発表した。同社によると、サイトのリニューアル時に発生したシステムエラーにより、最大で4月19日から同26日正午までの間、予約管理画面がネット上で閲覧可能になっていた。閲覧可能だったのは、2010年1月1日から2012年9月20日の間に乗船を予約した顧客の氏名、住所、電話番号、年齢、メールアドレス。同社では、保持していたメールアドレス宛てに、対策状況等を報告するメールを送った。国土交通省関東運輸局への報告と、Google、Yahooへのキャッシュ削除依頼も行い、キャッシュはすでに削除された。同社で保持していた個人情報のうち、乗船が完了したものについてはWebサーバーから削除したが、メールアドレスと個人情報の一部は、被害状況配信用として一定期間厳重に保管するという。また同社は、閲覧可能期間の該当ページに対するアクセス解析と、予約管理システムのセキュリティ強化をシステム管理会社に依頼したという。同社は、情報管理の徹底と再発防止に努めるとしている。
・個人情報の漏えいに関するお詫びとお知らせ(トライアングル)
http://www.sarusima.com/company/countermeasure.html
◎広島大学、看護師が入院患者など315人分の個人情報含むUSBメモリ紛失
広島大学は4月27日、同大病院(広島市南区)の看護師が、入院患者と看護師合わせて計315人分の個人情報を含むUSBメモリを病院内で紛失したと発表した。発表によると、当該データは、患者の病床管理を行うことを目的として作成され、USBメモリに保存されていた。紛失したのは4月16日の夕方、当該看護師がUSBメモリをスタッフステーション内のパソコンに接続して資料を作成した後とみられている。同院は当該看護師の報告に基づき、同日夜から紛失したと思われる場所を探してきたが、発見に至っていない。USBメモリーに記録されていた個人情報は、2010年4月1日~2012年4月16日までの入院患者285人分のデータ(患者ID、氏名、年齢、診療科名、病名、手術日/住所と電話番号、連絡先は含まず)、および2011年度~2012年度の看護師30人分の名簿データ(氏名、経験年数、評価/住所、電話番号、連絡先は含まず)。同院は該当者全員に対し、病院長名でお詫びと状況説明の文書を送付した。当該USBメモリは院内での紛失であり、現時点で個人情報流出があったという事実は確認されていない。同院は個人情報の適正管理について、教職員に注意喚起等を行った。また、これまで全教員に対しセキュリティを強化したUSBメモリを配付してきたが、その利用範囲の拡大と使用の徹底を図り、今後も継続して再発防止に取り組むとしている。
・(お詫び)個人情報を含むUSBメモリの紛失について(広島大学)
http://www.hiroshima-u.ac.jp/news/show/id/13865/dir_id/0
◎多摩市、児童クラブの緊急時メール配信テストでメルアド40件が流出
多摩市は4月27日、同市愛宕南学童クラブ(運営受託者:社会福祉法人こばと会)から、緊急時メール配信サービスに登録している保護者へテストメールを配信した際、BCCの設定を怠ったため、登録者全員の宛先が表示されたままでメールを送信してしまったと発表した。発表によると、流出した個人情報は、同クラブ緊急時メール配信サービスの登録者38人のメールアドレス40件。住所と電話番号は流出していないが、児童および保護者が特定できる登録内容が含まれていたという。同クラブは、該当保護者にお詫びをし、メールの削除を依頼した。また、同クラブの全保護者に対し、施設長名で謝罪文を提出した。市は委託職員に対し、緊急時メール配信時の操作の再確認を指示するとともに、配信方法の見直しを検討する。また、個人情報管理を徹底することを目的とした研修を年度当初に行うとしている。
・個人情報の流出に関するお詫びとご報告(多摩市)
http://www.city.tama.lg.jp/kosodate/31/015367.html
◎JR四国情報システム、バーチャルモールの顧客情報6393名分が閲覧可能に
四国旅客鉄道株式会社(JR四国)の子会社で、システムの保守運用や開発などを行うJR四国情報システム(香川県高松市)は4月26日、同社が運営するバーチャルモール「夢四国」の顧客情報の一部、6393名分がネット上で閲覧可能になっていたと発表した。同社によると、4月19日から24日の間に3名の顧客から指摘があり、事態が判明した。閲覧可能となっていたのは、2000年4月から2005年2月までのプレゼント企画応募者や、商品購入者の氏名、住所、郵便番号、電話番号、メールアドレス。検索エンジンで氏名やメールアドレス等を検索すると閲覧できる状態となっていた。2005年2月にサーバーを更新した際に、誤って顧客情報のファイルを公開エリアに置いたことが原因。該当の顧客には事実を通知し謝罪した。同社は今後、情報管理の厳正な取り扱いを徹底するとしている。またJR四国は、グループ会社に情報管理の徹底を指導するとしている。
・バーチャルモール「夢四国」のお客さま情報流出のお詫びについて[PDF](JR四国情報システム)
http://www.yumeshikoku.com/owabi.pdf
・バーチャルモール「夢四国」のお客さま情報流出について<お詫び>(四国旅客鉄道株式会社)
http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/osirase/12-04-26/01.htm
◎大阪市立川北小学校、教諭が児童名簿などを校外に持ち出し盗難紛失
大阪市は4月26日、市立川北小学校で女性教諭が担任をしている学級の児童名簿等を校外に持ち出し、盗難被害にあったと発表した。発表によると、4月24日午後2時20分頃、当該教諭は自宅で事務処理をするため、当該書類を管理職に無断で持ち出し、大阪市教育センターへ研修に向かった。研修終了後の午後7時30分頃、帰宅途中に書店を訪れ、同9時30分頃、書類が入った手提げ袋を床に置いて十数分離れた後、手提げ袋がなくなっていることに気付いた。店員とともに午後10時まで探したが見つからず、近くの芝田交番に遺失物届を提出した。漏えいした個人情報は、学級の児童名簿(39名分の氏名)、家庭訪問希望調査書(学年、組、氏名、兄弟の組と氏名)、家庭調査票(住所、保護者・続柄、生年月日、電話番号、緊急連絡先、家族構成、地図など)、結核健康診断調査票(健康状態・既往歴、学年、氏名、渡航歴)。このうち、児童名簿と家庭訪問希望調査書は管理簿に記載のうえ管理職の許可を得て持ち出しが可能な書類、家庭調査票と結核健康診断調査票は校外への持出し禁止の書類だった。翌25日朝、教諭は紛失事実を校長に報告した。校長は関係児童と保護者に対し家庭訪問または電話連絡を行い謝罪した。27日には保護者への説明会を行った。市教育委員会は当該校への指導を徹底するとともに、より詳細な発生原因を解明し、再発防止に向けての方策を示すとしている。
・大阪市立川北小学校における個人情報が記載された書類の盗難について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000166941.html
◎新潟県、奨学金借用証書など30名分の個人情報記載書類を紛失
新潟県は4月26日、高等学校教育課において、奨学金の貸与が完了した奨学生(高校卒業生)から受領した「奨学金借用証書」および「印鑑登録証明書」の一部を紛失したと発表した。発表によると、今年3月14日、各学校から提出された書類入りの封筒を、机脇のダンボール箱に入れておいたところ、一部の書類がないことに気付いた。同日から同月28日まで、関係書類や保管場所周辺を総点検し、課職員へ確認等を行ったが発見できず、紛失が判明した。紛失書類は、奨学金借用証書(奨学生本人、連帯保証人および保証人の氏名、住所、生年月日等が記載)5校10名分。印鑑登録証明書(連帯保証人および保証人の氏名、住所、生年月日、印影が記載)20名分。28日と29日の両日に、該当者へ紛失事実について電話で説明し、取り急ぎのお詫びをした。4月3日から25日にかけて、奨学生本人の自宅等を直接訪問するなどし、改めて説明のうえお詫びし、書類の再提出を依頼した。奨学金関係書類は施錠した書庫等で保管・管理していたが、今回の書類に関しては保管方法が不十分で、定期的に書類の有無の点検や枚数の確認を行っていなかったという。大量の書類(153校、434名分)を受領していた状況等から、同課内で誤廃棄した可能性が高く、個人情報が外部へ流出した可能性は低いとしている。県は、個人情報を含む書類の厳正な管理について、改めて課内全職員へ指示し、再発防止対策を徹底するとしている。
・「奨学金借用証書」等の一部が紛失していることが判明しました[PDF](新潟県)
http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/164/560/H240426%20PDF.pdf
◎土屋ツーバイホーム、顧客情報を記載した書類を立ち寄り先に置き忘れ紛失
建設事業の土屋ツーバイホーム(本社:札幌市北区)は4月26日、同社従業員が「工事完了報告書写」「完了検査申請書」を置き忘れにより紛失したと発表した。発表によると、4月24日午後2時30分頃、札幌市役所へ工事完了報告書を提出後、確認検査機関へ完了検査申請書の提出に向かう途中、銀行ATMへ立ち寄り、書類を入れた袋をATM上部に置き忘れてしまった。約20分後、置き忘れに気付き戻ったが、すでに書類はなくなっていた。紛失した個人情報は、「工事完了報告書写」「完了検査申請書」に記載された、それぞれ1件の施主の氏名、施工現場の地番。同日、警察へ紛失届を提出したが、26日時点でまだ見つかっていない。また、現時点では本件紛失の個人情報の不正利用等の事実は確認されていない。同社は該当顧客にお詫びと今後の対応について説明している。再発防止策としては、重要書類は鞄にしまい単独で持ち歩くことを禁止する、重要書類取り扱い中の寄り道を禁止する等の指導を徹底していくとしている。
・お客様個人情報の紛失について(土屋ツーバイホーム)
http://www.tsuchiya.co.jp/upd_file/news/1295/news_file_1295.pdf?PHPSESSID=b18452eb71782b924e2771851b5f852e
◎TOKAIコミュニケーションズ、顧客情報含む書類1件を誤送付
通信サービスを手掛けるTOKAIコミュニケーションズ(本社:静岡市葵区)は4月24日、顧客の個人情報が記載された書類1件を誤った送付先に郵送したと発表した。同社によると、誤送付したのはインターネット接続サービス利用者の個人情報が記載された書類。当該利用者と誤送付先にはすでに事故を報告し謝罪しており、関係省庁への報告も行った。同社では昨年12月にも同様の事故が発生しており、管理体制の強化と業務運用ルールの厳格化により再発防止に取り組んでいる最中だった。同社は、関係各所での業務教育を徹底し、管理体制および業務運用ルールの見直しを図り、再発防止に取り組んでいくとしている。
・お客様情報の郵送物誤送付に関するお詫びとお知らせ(TOKAIコミュニケーションズ)
http://www.tnc.ne.jp/info/2012/0424.html
◎JTB北海道、メール誤送信でメールアドレス222件が流出
旅行業のJTB北海道(本社:札幌市中央区)は4月24日、社内に送信するメールを誤って社外の222先にTOで送り、メールアドレス222件が送信先に公開されたと発表した。同社によると、4月20日午後5時44分頃、同社社員が社内へメールを送信する際に操作を誤り、関係機関148先と取引先企業74先にTOで送信した。4月23日、当該社員が誤送信に気付いた。誤送信したメールに個人情報は含まれていないという。誤送信先には謝罪のメールを送って当該メールの削除を依頼し、さらに電話で確認作業を行った。同社は、社内教育を徹底し再発防止に取り組んでいくとしている。
・メール誤送信に関するご報告とお詫び[PDF](JTB北海道)
http://www.jtb.co.jp/hokkaido/pdf/mail_20120424.pdf