◎斎藤英次商店、採用希望者や社員の個人情報がGoogleグループで閲覧可能に
古紙や機密書類のリサイクル等を行う斎藤英次商店(本社:千葉県柏市)は7月31日、同社の採用面接を受けた20名の情報と、同社社員10名の情報が、Googleグループ上で閲覧可能になっていたと発表した。同社によると、閲覧可能になっていたのは、面接を受けた20名の学校名、連絡先、メールアドレスと、社員10名の氏名。該当者には謝罪し、関係省庁へ報告した。情報が不正に利用された事実は確認されていない。同社は、再発防止と情報セキュリティの強化に取り組むとしている。
・個人情報漏えいのお詫びとご報告(斎藤英次商店)
http://www.saito-eiji.co.jp/koho-blog/2013/07/post-6.html
◎ブロコリ、メールをCCで送りメルアド385件流出
韓国コンテンツの配信や通信販売等を行うWebサイト「ブロコリ」を運営するインタラクティブメディアミックス(横浜市西区)は7月30日、メールをCCで配信し、顧客のメールアドレス385件が流出したと発表した。同社によると、7月29日12時頃に「Lee Min Ho 26th Birthdayグッズ」の配達日変更に関するメールを385名に対し一斉配信した際、BCCで送るべきところ、誤ってCCで送った。該当者には同日、報告と謝罪の連絡をした。被害などの情報は入っていない。同社は、人為的なミスとチェック体制の不備が原因であるとし、今後、全社員に対して個人情報保護方針を確認するとともに、社内教育を徹底していくとしている。メール送信に関しては、配信担当者および責任者の2名が送信前に二重のチェックを行っていくという。
・メールアドレス漏洩による報告とお詫び(インタラクティブメディアミックス)
http://blog.brokore.com/IMX-staff/5370.do
◎りそな銀行、長瀬支店で顧客情報1973件含むマイクロフィルム紛失
りそな銀行(本店:大阪市中央区)は7月30日、長瀬支店において、顧客情報が記録されたマイクロフィルムを紛失したと発表した。同行によると、フィルムには、振出人名、受取人名、金額、振出日、支払期日、裏書人名などを含む手形・小切手明細442件と、納付者名、住所、金額を含む税公金・公共料金納付書明細1531件が含まれている。対象期間は2007年8月30日から同9月18日まで。内部調査の結果から、保管不要となった書類等を廃棄する際に誤って廃棄した可能性が高く、情報が外部に流出した可能性は極めて低いという。同行は、再発防止に向け、顧客情報の管理を徹底するとしている。
・長瀬支店でのお客さま情報の紛失について[PDF](りそな銀行)
http://www.resona-gr.co.jp/holdings/news/newsrelease/pdf/20130730_3a.pdf
◎トーエネック、顧客情報含むアンケート用紙1枚を紛失
電気工事業のトーエネック(本店:名古屋市中区)は7月29日、顧客情報が含まれるアンケート用紙1枚を紛失したと発表した。同社によると、紛失したアンケート用紙は、7月28日にSBSマイホームセンター静岡東展示場で開催されたサマーフェスティバルの同社ブースにおいて、顧客に記入してもらったもの。氏名、住所、電話番号、家族構成が含まれている。同日午後4時に会場を片付けて同社清水営業所へ戻り、アンケート用紙を確認したところ、1枚がなくなっていた。営業所到着時、アンケート用紙は荷台に散乱していたという。直ちに走行経路を捜索し、翌29日も捜索を続けたがアンケート用紙は見つからず、清水警察署へ紛失届を提出した。情報の漏えいによる被害の申し出はない。同社は、再発防止のため、顧客から取得した個人情報は通常の荷物とは別に保管し、身近に携帯するよう徹底するとしている。
・個人情報の紛失について
(トーエネック)
http://www.toenec.co.jp/news/2013/post-176.php
◎科学技術振興機構、個人情報含む課題申請書が外部から閲覧可能に
独立行政法人の科学技術振興機構(JST、東京本部:東京都千代田区)は7月26日、個人情報を含む課題申請書が一般の人からも閲覧可能になっていたと発表した。同機構によると、課題審査のために評価委員が使う評価システムにおいて、サーバーを立ち上げた2011年10月から2013年7月24日までの間、各年度の審査期間中にのみ閲覧可能となっていた。7月24日に一般の人から連絡があり、事態が判明した。課題申請書には申請者の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、研究者の略歴、研究内容が記載されている。課題申請総数9935件のうち実際に閲覧されたのは27件で、評価委員からのアクセスの可能性もあるものの、38のアクセス先から閲覧されていた。評価システムは、評価委員のみに知らせたアドレスからID/パスワードを入力することにより、担当課題のみ閲覧可能となるように委託して設計していたが、検索サイトからのアクセスを制限していなかった。該当者には個別に連絡して謝罪する。同機構は、再発防止のため教育、指導の徹底を図るとともに、情報の厳正な管理と保護に努めていくとしている。
・個人情報および業務情報の不適切な取り扱いに関するお詫びとご報告(科学技術振興機構)
http://www.jst.go.jp/pr/info/info974/
◎NHK仙台支局、個人情報含む受信料の帳票1枚を紛失
NHKは7月26日、仙台放送局(仙台市青葉区)管内で、放送受信料の契約業務を委託している法人事業者が受信料の帳票1枚を紛失したと発表した。発表によると、7月3日、仙台市内で紛失したことが判明。帳票には顧客の氏名、住所が記載されている。法人事業者の事務所内をくまなく探しが、これまでのところ見つかっておらず、誤って廃棄したものと思われるという。該当顧客には謝罪と説明を行った。NHKは、再発防止のため、指導を徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(仙台放送局)(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase130726.html
◎香川県、職員がGmailアカウントを乗っ取られ85名分の氏名流出のおそれ
香川県は7月25日、農業経営課土壌測定診断室の嘱託職員(60代男性)がGmailアカウントを乗っ取られ、不審メールの送信に使われたことと、85名分の氏名が流出したおそれがあることを発表した。不正ログインはメキシコで行われていた。県によると、7月26日午後4時頃、当該アカウントから、このアカウントのアドレス帳に登録されていた人に対し、ダイエットサプリメントのショッピングサイトに誘導する内容のメールが送られた。メール本体や誘導先のサイトにウイルスは含まれていなかった。また、アカウントが乗っ取られたことにより、以前に送受信したメールが流出したおそれもあるためメールの内容を調査したところ、85名の氏名を含む土壌診断結果が含まれていたことが分かった。不審メール受信者と該当の85名には謝罪する。当該アカウントについてはパスワード設定を変更し、認証した端末からのみログインできるようにする設定を行った。また、当該アカウントと県のメールシステムとの間のメール送受信を停止する措置も行った。県では今後、フリーメールを業務で使用しないようにするという。
・メール情報の流出について(香川県)
http://www.pref.kagawa.lg.jp/kgwpub/pub/cms/detail.php?id=18192
◎リモート・センシング技術センター、不正アクセスで顧客情報流出のおそれ
地球観測衛星で取得する観測データを利用者に提供する一般財団法人リモート・センシング技術センター(東京都港区、略称RESTEC)は7月25日、衛星画像検索・注文システム「CROSS-EX」サーバーに不正アクセスがあったことを明らかにし、8月5日にはその続報を発表した。初報では、7月18日に「CROSS-EX」のセキュリティの脆弱性が発見され、直ちに調査をした結果、不正アクセスの痕跡があることを確認。顧客の登録情報が流出した可能性があることが判明した。クレジットカード情報は漏洩していない。詳細は調査中で、判明次第報告するとしている。続報では、所轄警察署に、刑法第二編第三十五章「信用及び業務に対する罪」(第233条-第234条)にかかる被害届の提出を報告。「CROSS-EX」はまだ公開停止中で、不正アクセスの詳細についても継続調査中という。同センターは今後、警察当局の捜査に全面的に協力し、セキュリティ対策を強化して再発防止に努めるとしている。
・CROSSサーバへの不正アクセスについて(0805続報)(RESTEC)
http://www.restec.or.jp/?p=11418
・CROSSサーバへの不正アクセスに関するお知らせ(0725)(RESTEC)
http://www.restec.or.jp/?p=11309
◎第一三共ヘルスケア、宛名ラベル重ね貼りでキャンペーン応募者4916名の情報漏えい
医薬品等製造の第一三共ヘルスケア(本社:東京都中央区)は7月24日、5月から6月にかけて脱毛サロンのミュゼプラチナム(東京都渋谷区)の会員を対象に実施したキャンペーンにおいて、応募者4916名の個人情報が漏えいしたと発表した。同社によると、キャンペーン景品用の封筒に誤った内容のラベルを貼り、その上に正しいラベルを重ねて貼って送付した。7月19日、景品を受け取った人から連絡を受けて事態が判明した。キャンペーン応募者4943名のうち、A賞およびB賞に当選しなかった4916名の氏名と住所が、ラベルに1名分ずつ印字された形で漏えいしたという。該当者には、当該封筒の回収に協力を求める書簡を送る。同社は、再発防止に向けて個人情報管理の強化と徹底に努めるとしている。
・個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ(第一三共ヘルスケア)
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/info/info00223.html
・個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ(ミュゼプラチナム)
http://www.musee-pla.com/news/2013/07/31/0731
◎OCN IDのサーバーに不正アクセス、最大で400万件のID情報流出
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(本社:東京都千代田区)は7月24日、OCN IDのサーバーが不正アクセスを受け、最大で400万件のOCN ID用メールアドレスと暗号化されたパスワードが流出した可能性があると発表した。同社によると、メールアドレスを利用してOCNメール、OCNマイページ、マイポケットなどにログインできる「OCN IDサービス」を管理するサーバーにおいて、7月23日、5つの不審なプログラムファイルを発見。調査の結果、ID用のメールアドレス/パスワードを外部に抽出しようとするプログラムファイルを混入されていたことが判明した。当該プログラムは無効化済み。該当の顧客にはメールで連絡した。また同社は26日、OCN IDのサーバーにおいて、新たに外部からの不正アクセスが発生したと発表した。被害の拡大を防ぐため、同社では当該サーバーとネットワークとの接続を一時遮断。12のサービスについて、OCN IDによるログインができない状態となった。同社は、再発防止に全力で取り組んでいくとしている。
・OCN IDのサーバーへの不正アクセスについて(NTTコミュニケーションズ)
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20130724.html
・OCN IDのサーバーへの不正アクセスについて(第2報)(NTTコミュニケーションズ)
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20130725_2.html
・OCN IDのサーバーへの不正アクセスについて(第3報)(NTTコミュニケーションズ)
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20130726.html