◎横浜中央信用組合、顧客情報427件等の個人情報含む業務用携帯電話紛失
横浜中央信用組合(本店:横浜市中区)は4月30日、船橋支店の得意先担当者が帰宅中に業務用携帯電話を紛失したと発表した。同組合によると、紛失したのは3月26日。担当者は翌日の出勤後、紛失に気付き、警察に遺失物の届出をした。携帯電話には、法人および個人顧客の名前と電話番号が427件、同組合の営業店舗と職員の氏名、電話番号が26件登録されていた。携帯電話にパスワードロックの設定はされていない。個人情報が第三者に流出したという情報や、不正に使われた事実は確認されていない。同組合は再発防止のため、業務用携帯電話の管理方法をルール化し、外へ持ち出す際にはデータにセキュリティロックをかけるとともに、ネックストラップ等の落下防止策をとることとした。また、顧客情報の取り扱いの重要性について全職員に指導し、個人情報保護管理体制の適切性を確保するという。
・個人情報の紛失に関するご報告とお詫び[PDF](横浜中央信用組合)
http://www.yokohamachuo.co.jp/news/wp-content/uploads/2014/04/report_20140430.pdf
◎住宅金融支援機構、顧客情報を記載した書類の誤送付3件を公表
住宅金融支援機構(本店:東京都文京区)は4月30日、顧客の個人情報が記載された書類の誤送付が3件発生したことを明らかにした。事案1は首都圏支店(東京都文京区)で2月6日、顧客1名の住所と電話番号が記載された「任意売却申出書」を、委託先ではない別の業務委託先へ誤送付した。事案2は近畿支店(大阪府大阪市中央区)で2月10日、本来記載すべき顧客とは別の顧客1名の氏名を記載した「受領書」を業務委託先へ送付した。2件とも誤送付した書類を速やかに回収し、業務委託先は業務委託契約で守秘義務を課していることから、外部への情報漏えいの懸念はない。事案3は、団信・火災保険部(東京都文京区)で2月12日、顧客1名分の氏名、住所、生年月、被保険者番号を含む書類(契約内容の確認)を、誤って別の顧客への封書に同封し送付した。誤送付の発覚後、速やかに書類を回収しており、これ以上の情報流出の懸念は低い。3件とも該当顧客には事情説明とお詫びをしている。同機構は全職員に改めて注意喚起を行い、点検活動等を通じ再発防止に努めていくとしている。
・お客さまの情報が記載された書類の誤送付について(住宅金融支援機構)
http://www.jhf.go.jp/topics/topics_20140430_3.html
◎GRACE公式オンラインショップ、メール誤配信で顧客の個人情報流出
カーインテリア用品の「GRACE公式オンラインショップ」を運営する雅(大阪府摂津市)は4月30日、同ショップの予約システムにトラブルがあり、顧客に誤メールを配信していたと発表した。同社によると、サイトのリニューアル時に発生したシステムエラーにより、同社スタッフのみが利用する管理画面上で、顧客情報のIDとメールアドレスが入れ違いになっていた。これにより、2月11日から3月14日までに注文をした顧客十数名に対し、別人に送るべきメールが配信され、個人情報が流出した。同社ではクレジット情報は保持しておらず、ネット上で顧客の「氏名、電話番号、住所、年齢、メールアドレス」が閲覧できる可能性はないという。誤メール配信先には、メールまたは電話で状況を報告している。
・個人情報の漏えいに関するお詫びとお知らせ(雅)
http://grace-cts.com/index.php?dispatch=pages.view&page_id=8
◎My SoftBankに不正アクセス、顧客情報閲覧やコンテンツ不正購入が724件
ソフトバンクモバイル(東京都港区)は4月30日、顧客向け専用サイト「My SoftBank」において、特定のIPアドレスから第三者によって、外部で盗まれたと考えられるIDやパスワードをもとに不正なアクセス(リスト型攻撃)が行われた可能性があると発表した。同社によると、不正アクセスがあった期間は4月14日から28日まで。同社サーバーから、My SoftBankのID/パスワード、クレジットカード番号、銀行口座などの信用情報が漏えいした事実は確認されていない。今回の不正アクセスにより、724件の顧客について、氏名、携帯電話番号、固定電話番号、契約内容、利用状況が閲覧されたり、不正なコンテンツ購入が行われた可能性がある。該当の顧客には個別に連絡し、パスワードリセット処理を行う。同社は、今後、検知システムおよび認証機能の強化などを実施するとしている。またユーザーに対し、定期的になパスワードの変更や、サイトごとに異なるパスワードを設定することなどを呼びかけている。
・お客さまへのMy SoftBankパスワード管理のお願いと不正アクセスへの対応について(ソフトバンクモバイル)
http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/info/2014/20140430_01/
◎AOLに不正アクセス、ユーザー情報が漏えいしスパム送信に悪用される
AOLオンライン・ジャパン(本社:東京都新宿区)は4月29日、親会社の米国AOLが、ネットワークおよびシステムに不正アクセスがあったことを発表したと告知した。同社によると、AOLのメールアドレスから送られているようになりすましたスパムメールが大幅に増加したため、調査を行ったところ、ユーザー情報多数に不正アクセスがあったことが判明した。不正にアクセスされた情報は、ユーザーのメールアドレス、住所、アドレス帳の連絡先情報、暗号化されたパスワード、ユーザーがパスワードをリセットする際にAOLが質問する「秘密のQ&A」に対する暗号化された答えと、従業員情報。スパムメール発信者がこれらの情報を利用して、ユーザーになりすまし、当該ユーザーのアドレス帳に登録されていた人宛てにメールを送信しているとみられる。不正アクセスの被害件数はAOLのメールアカウント総数の約2%程度とみられており、該当するユーザーにはメールを送っているという。
・【ご報告】AOLメールのセキュリティ問題に関する調査について(AOLオンライン・ジャパン)
http://info.aol.jp/2014/04/29/aol-security-update/
・AOLメールをご利用の皆様へ:「なりすましメール」にご注意ください(AOLオンライン・ジャパン)
http://info.aol.jp/2014/04/21/email_spoofing/
◎東京医科大学病院、患者情報含むUSBメモリー紛失
東京医科大学病院(東京都新宿区)は4月28日、診療情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。同院によると、学会出張中の職員が4月18日に紛失した。メモリーには、同院で行われた脳神経外科手術33例について、氏名、ID、性別、手術日、腫瘍の大きさ、検査データが保存されている。該当の患者には説明と謝罪を行っている。所轄警察署に届け出済み。関東信越厚生局および東京都へ事態を報告した。当該メモリーにはパスワードが設定されておらず、暗号化も行われていなかった。個人情報が流出したという情報や第三者に不正に使用された事実は確認されていない。同院は、再発防止のため、各部署でのUSBメモリーの管理に関し、具体策の検討を指示したという。また教職員に対し、ガイドライン遵守と個人情報保護の重要性について教育と指導を強化、徹底するとしている。
・診療情報が入ったUSBメモリーの紛失について(東京医科大学病院)
http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/news/shimin/20140428_2.html
◎広島県立18校で指導要録紛失、合計289名分
広島県教育委員会は4月28日、県立高等学校14校と特別支援学校4校が、学校に保存しておかなくてはならない児童生徒の指導要録を紛失していたと発表した。県教委によると、広島商業高等学校で昨年、指導要録の紛失が判明したことを受け、全県立学校に対し指導要録の保存状況の調査を実施した。その結果、廿日市特別支援学校で81名分、西条特別支援学校で79名分、竹原高校で56名分など、18校で289名分の要録を紛失していたことが分かった。証明書の発行についてはすべての学校で対応可能だという。県教委は再発防止のため、当該校に対し指導要録等の適切な取扱いについて改善策を検討させるとともに、県立学校長に対し校長研修会等を通して指導を行うとしている。
・県立学校における文書の紛失について[PDF](広島県教育委員会)
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/125174.pdf
◎もち吉ネット本店、不正アクセスを受け顧客情報13万1646件が漏えいの恐れ
米菓の製造販売を行うもち吉(福岡県直方市)は4月27日、ネット販売サイト「もち吉ネット本店」が不正アクセスを受け、顧客の登録情報が漏えいした可能性があると発表した。発表によると、4月24日、同社にて不正アクセスの痕跡を確認したため、ネット販売システムの製造・保守元の外部委託会社に調査を依頼した。調査の結果、不正アクセスが確認された。同サイトに登録されていた13万1646件の顧客情報が閲覧された可能性がある。顧客情報の内容は、氏名、フリガナ、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス、性別、生年月日、ログインパスワード。クレジットカード情報は含まれない。また、会員ポイントの不正利用や不正注文の履歴はない。同社は27日、ホームページでの情報公開と併せ、該当顧客にメールでの連絡を開始した。ま問合わせに対応する専用窓口も設置した。不正アクセスの原因となったセキュリティの問題箇所についてはすでに対策をとっている。同社は今後、顧客情報の管理体制について強化・徹底し、再発防止と信頼の回復に努めていくとしている。
・もち吉ネット本店の不正アクセスによるお客様情報流出の可能性に関するお詫びとご報告(もち吉)
http://www.mochikichi.co.jp/news/detail.php?n_id=472&NUM=0