◎名古屋市、個人情報含む公害診療報酬明細書等13名分を紛失
名古屋市は4月11日、環境局公害保険課において、個人情報が含まれる公害診療報酬明細書等を紛失したと発表した。市によると、紛失したのは公害病認定患者13名分の書類で、氏名、生年月日、受診医療機関、受診日、疾病名、診療・調剤内容の情報が含まれている。4月8日、市内の医療機関から2月に請求した調剤報酬が支払われていないと連絡があり、調査を行った結果、3医療機関からレターパック等で郵送された当該書類を紛失していることが分かった。誤廃棄した可能性があるという。該当の患者には謝罪の文書を送付した。3医療機関には経緯を説明して謝罪し、すみやかに支払い手続きを行うという。同課は、機密性の高い文書について、処理手順を見直し管理を徹底するとしている。
・個人情報が含まれる公害診療報酬明細書等の紛失について[PDF](名古屋市)
http://www.city.nagoya.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000058/58939/260411kojinjouhoufunshitdu.pdf
◎千葉市立小学校、教頭が個人情報含むUSBメモリー紛失
千葉市は4月11日、若葉区の小学校の教頭(51歳、男性)が、歴代の教頭により引き継がれていた校務関係の個人情報を多数含む、USBメモリーを紛失したと発表した。市教委によると、教頭は3月19日午後5時過ぎ、自宅で仕事をするために当該USBメモリーを持って退勤。帰宅後にメモリーがないことに気付き、数日かけて思い当たる場所を探したが発見できなかったため、警察署に遺失届を提出した。メモリーには、歴代職員のべ322名の名簿、学校評議員11名の名簿、職員32名分の情報を含む緊急連絡網、氏名や住所を含む事故報告書19件等が保存されている。メモリーにパスワード等によるロックや暗号化は施されていなかった。謝罪のため、該当者に連絡を取ったり、文書を発送するなどの対応を行っている。市教委は、各学校に対し個人情報の取り扱いに関する規定を遵守するよう周知し、徹底を図るとしている。関係者の処分も検討する。
・市立小学校教頭によるUSBメモリ紛失について[PDF](千葉市)
http://www.city.chiba.jp/somu/shichokoshitsu/hisho/hodo/download/140411-04-01.pdf
◎岡山県、電子入札のICカード関連メール誤送信で58件のメアド流出
岡山県は4月11日、技術管理課の職員がメール送信時の操作を誤り、受信者全員のメールアドレスが表示される形で流出したと発表した。発表によると、10日午後2時23分、県が実施している電子入札のICカード更新完了者(58者分)に対し、同課から受領書の返送を依頼するメールを送信した。このとき、宛先を「BCC」ではなく「TO」で設定したため、全員のメールアドレスが表示される状態で送信された。送信した職員が気づき、判明した。同課は該当者に対し、メールと電話により謝罪するとともに、当該メールの削除を依頼した。今後は、メール送信の手順およびチェック体制について管理徹底し、再発防止に努めるとしている。
・電子入札ICカードに関する事務連絡メールの誤送信[PDF](岡山県)
http://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/183360.pdf
◎ゴーウェル、職員が退職時に顧客のメルアドを持ち出し広告メールを送信
タイ留学やロングステイの手配サービス等を行うゴーウェル(本社:東京都千代田区)は4月11日、社員が退職時に顧客のメールアドレスのリストを不正に持ち出し、一部の顧客宛てに広告メールを送ったと発表した。ゴーウェルによると、元社員は4月9日、持ち出したリストのうち109名のアドレスに、現在勤務しているケイ・アイ・コンサルティングサービス(本社:東京都豊島区)から、「チェンマイ・ロングステイフォーラムのお知らせ」という件名のメールを送信した。11日に顧客からゴーウェルに通報があり、ゴーウェルではケイ社を訪問して事実を確認。元社員に持ち出した情報を消去させ、今後、不正利用を行わせないよう通知するなどした。当該109名には謝罪の連絡を行った。同社は再発防止のため、個人情報の社外への持ち出しを禁止した。また、個人情報の安全管理について、社員全員に周知徹底するとしている。
・元社員による不正なお客様メールアドレスの持ち出しのお詫びとご報告について[PDF](ゴーウェル)
http://www.gowell-jp.com/20140411.pdf
・メール送信に関するお詫びとご報告(ケイ・アイ・コンサルティングサービス)
http://www.staytuned-jp.com/notice20140414.html
◎長野エーコープサプライ、社員が私有携帯電話で死亡診断書を撮影し流出
長野エーコープサプライ(長野県長野市)は4月10日、セレモニー事業部において、顧客から預かった死亡診断書(死体検案書)の部分情報が流出していたと発表した。同社によると、同社社員が業務中、死亡診断書の「外因死の追加事項」欄を私有の携帯電話を使って無断で撮影。同社業務以外の事業行為でその画像データを使用していた。住所、氏名等の情報はデータに含まれていない。当該データを使用したプリント物は特定して回収したが、それ以上に拡散しているとの情報もあり、確認作業を行っているという。同社は、顧客情報の機密の保持に対する意識の低さ、および業務管理手法に弱さがあったとしており、当該社員と管理監督者は懲戒処分とした。同社は再発防止のため、死亡診断書にかかわる業務において、情報を保有する担当社員名と保有日時を記録し、複写する場合は他の社員が立ち会うなどの対策をとることとした。また、私有携帯電話の使用について、業務中の使用範囲に制限を設けるという。
・死亡診断書(死体検案書)の部分情報の流出に関するお詫びとご報告[PDF](長野エーコープサプライ)
http://www.acsp.co.jp/news/doc/20140320important.pdf
◎JA北河内、顧客情報92件が登録された業務用携帯電話紛失
北河内農業協同組合(大阪府枚方市)は4月10日、二島支店(大阪府門真市)において、渉外担当者が業務用の携帯電話を紛失したと発表した。同JAによると、渉外業務中だった4月3日午前9時27分から10時10分の間に紛失した。紛失した携帯電話には、訪問先顧客の氏名と電話番号92件が登録されている。紛失判明後、携帯電話の利用停止措置を取り、門真警察署に紛失届を提出済み。該当者には経緯の説明と謝罪を行った。情報の悪用や不正使用等は確認されていない。同JAは、落下防止策としてネックストラップの着用を徹底し、安全管理措置の強化を図って、個人情報保護に努めていくとしている。
・組合貸与携帯電話紛失による個人情報の紛失並びに流出の恐れのある事案の発生について[PDF](北河内農業協同組合)
http://www.kitakawachi.jaosk.jp/files/20140410.pdf
◎大阪商業大学堺高等学校、卒業生1クラス分の個人カードを校内で紛失
大阪商業大学堺高等学校(大阪府堺市中区)は4月9日、同校校内で卒業生1クラス分の個人カードを紛失したと発表した。同校は、紛失について警察等関係機関に連絡し、対応を進めている。また、対象となった卒業生・保護者の全家庭に経過を説明し、謝罪した。在校生とその保護者にも説明とお詫びをした。同校は今後、管理体制を強化・徹底して再発防止に努めるとしている。
・本校における個人カード紛失について(大阪商業大学堺高等学校)
http://www.shodaisakai.ac.jp/cgi-bin/contents/news/index.cgi?c=zoom&pk=34
◎宝塚歌劇オフィシャルショップ、DVD予約申込書の控えを紛失
宝塚歌劇オフィシャルショップ「キャトルレーヴ東京劇場店」を運営する宝塚クリエイティブアーツ(兵庫県宝塚市)は4月9日、同店において、新作DVD予約申込書の店舗控えを紛失したと発表した。同社によると、4月4日午後3時、DVD3作品の予約申込書が綴られたファイル1冊の紛失が判明した。申込書には顧客の氏名、住所、電話番号、予約商品名が記載されており、約50名分を紛失したとみられている。3月29日の閉店時には当該ファイルが鍵付キャビネットに保管されていたことが分かっており、店員が3日にキャビネット内の物品を取り出した際にファイルがキャビネット前のゴミ箱に落ちて、そのまま廃棄処分した可能性が高いという。個人情報が第三者に流出したという情報は入っていない。ファイルの紛失により該当者が特定できないため、同社はホームページや店頭での案内により告知を行っている。同社は、再発防止に向け、個人情報の取り扱い体制の強化と教育の徹底を図るとしている。
・お客様情報の紛失のご報告とお詫び(宝塚クリエイティブアーツ)
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/ca4f6f717dc2b10256511032654d270a.html
http://tca-pictures.com/quatre/new/all/305
◎鳥取県、婚活イベント申込み先をメールに誤記載、申込者10数名の情報流出
鳥取県は4月8日、婚活イベントの情報を4月6日に配信希望者へメールで送った際、参加申込み先として誤ったメールアドレスを記載していたため、申込者の個人情報が流出したと発表した。県によると、当該イベントは県の婚活サポーターのうち1事業者が主催するものだが、県子育て応援課の担当者が、前回配信したイベント情報のメールを参考にして当該メールを作成した際に、申込先のメールアドレスを変更し忘れた。そのため参加申込者10数名が、当該イベント主催者ではない別の婚活サポーターのアドレスに、氏名、年齢、性別、電話番号、メールアドレスを記載した参加申込みメールを送信した。イベント主催者が6日夜に気付いてメールで同課に事態を指摘。担当者は7日午前、このメールを確認して事態を把握した。同課では、参加申込みメールを受け取った婚活サポーターが、申込みメールを開封せずに削除したことを確認したという。メールの削除により申込者が特定できないことから、同課は情報配信登録者全員に事情説明と謝罪のメールを送った。今後、事務手順を見直すなどして再発防止に努めるという。
・婚活イベント情報メール配信における参加申込先メールアドレスの誤り(鳥取県)
http://db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf/0/42FE582F10B90FCF49257CB40023CFE6
◎大阪府、職員研修の受入先企業担当者名簿を送信メールに誤添付
大阪府は4月8日、府の職員がメール操作を誤り、職員研修の受入先企業担当者の名簿を誤送信したと発表した。発表によると、4月4日(金)、「大阪府若手職員民間派遣研修」を担当する府の職員が、研修の受入れを予定している企業の担当者1名へ連絡メールを送信した。その際、別の送信済のメールの文面を再利用しようとコピーしたところ、添付ファイルまで誤ってコピーして添付したまま送信してしまった。誤添付したファイルは同研修を受け入れる予定の企業名簿で、受入予定企業名21件、受入予定企業担当者の氏名21件、受入予定企業担当者の役職 21件、組織によって付与されたと考えられる担当者のメールアドレス21件が記載されていた。同日中に誤送信に気づき、送信先に対して電話およびメールにてお詫びと削除の依頼をした。名簿に記載された受入予定企業担当者に対しては、週明けに電話またはメールで事情を説明し、謝罪した。 府は今後、メール送信前に添付ファイルおよび個人情報の有無を再確認するなどチェックの周知徹底を図るとともに、本事例を所属全職員で共有し、注意喚起を図るとしている。
・大阪府若手職員民間派遣研修受入予定企業に対するメールの誤送信について(大阪府)
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=16179