◎横須賀市、寄生虫卵検査委託業者が市立学校1クラス分の検体紛失
横須賀市は5月30日、学校保健安全法に基づく寄生虫卵検査を委託している事業者が、市立学校1クラス27名分の検体を紛失したと発表した。市によると、検体を紛失したのは江東微生物研究所。検体および検体を入れた袋には、学校名、年組、番号、氏名、性別、年齢が記載されている。同社は5月15日に検体と名簿を学校から回収し、自社に搬入。同日、名簿記載の提出枚数と検体数が一致していることを確認し、専用ボックスに入れて保管していたが、23日に個人バーコードシールを検体に貼る作業を行おうとした際、1クラス分の検体を紛失していることが判明した。15日の検体数確認後、誤って1クラス分をごみ箱に落とし、廃棄処分してしまったという。28日に当該クラスの保護者と学校に謝罪と経過説明を行い、再度の検体提出を依頼した。市は、委託事業者に対し、作業手順の改善と検体のチェック体制の強化などを指導していくとしている。
・個人情報の紛失について(横須賀市)
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/8330/20140530.html
◎我孫子市水道局、業務委託先が車上荒らしで顧客情報含む検針用端末盗難
千葉県我孫子市は5月29日、市水道局が水道メーター交換業務を委託している業者において、車上荒しにより、市内に居住する水道使用者の情報75件が入った検針用機器(ハンディターミナル)3台が盗まれたと発表した。水道局によると、5月26日午後5時50分から27日午前6時30分にかけて、民間駐車場に停めてあった当該業者所有の車が荒らされ、水道修繕工事用器具などとともに盗まれた。端末には、27日に水道メーターを交換する予定だった75件分の水道使用者氏名、住所、電話番号、メーター番号などが登録されている。端末の起動には暗証番号の入力が必要で、登録情報は暗号化されていることから、他者が閲覧することは極めて困難だという。該当者には説明と謝罪の文書を配布した。水道局では今後、使用者情報を含む情報の管理方法を改善し、再発防止に努めるという。
・水道使用者情報の盗難について(我孫子市)
http://www.city.abiko.chiba.jp/index.cfm/19,134028,133,139,html
◎NTT西兵庫支店、業務委託先が顧客情報含む書類を一時紛失
西日本電信電話兵庫支店(神戸市中央区)は5月29日、業務委託先の社員が、顧客情報が記載された書類を一時的に紛失していたと発表した。同社によると、紛失したのは5月27日。書類には顧客1名の氏名、住所、電話番号等の情報が含まれていた。書類は同日、同社で回収しており、情報の不正使用等の事実は確認されていない。該当の顧客には説明と謝罪を行った。同社は、再発防止のため、顧客情報管理に関する指導を徹底するとしている。
・お客様情報の紛失に関するお詫びとお知らせ[PDF](西日本電信電話兵庫支店)
http://www.ntt-west.co.jp/hyogo/topics/20140529.pdf
◎ソリッドシステムソリューションズ、別人の情報が記載されたメールを72名に配信
システム開発等を行うソリッドシステムソリューションズ(本社:青森県青森市)は5月29日、別人の氏名と社名が宛名として本文中に記載された状態のメールを顧客72名に誤配信したと発表した。同社によると、誤配信したのは、5月28日午後5時30分頃に「【All Gather CRM】来場御礼とAGCRM最新情報のご案内」という件名で送ったメール。社内システムより抽出した顧客のデータをメール配信システムに取り込んで送信したが、データの中にメール配信システムでは認識できない項目があり、自動的に最適化機能が動作した結果、メールアドレスと宛名情報に不一致が生じた。対象の顧客には直後に謝罪のメールを送り、当該メールの削除を依頼したほか、電話でも事実経緯を報告して謝罪。さらに、詳細を記載した文書も送付した。二次被害は確認されていない。同社は再発防止のため、メール配信時の作業手順を見直すとともに、個人情報取扱いについてのリスクを全従業員に認識させ、必要かつ適切な措置を講じるとしている。
・ール誤配信についてのご報告とお詫び(ソリッドシステムソリューションズ)
https://www.solid-sol.co.jp/report20140528/
・メール誤配信についてのお詫びと経緯報告【続報】(ソリッドシステムソリューションズ)
https://www.solid-sol.co.jp/report20140529/
◎川崎市中原区、高齢者や要介護者など1696名分の情報含むUSBメモリーを紛失
神奈川県川崎市は5月29日、中原区役所保健福祉センターと地域包括支援センターの間で業務実施報告に使っていたUSBメモリー1本を紛失したと発表した。発表によると、区内の支援センターから5月26日、毎月業務実績報告書を提出する際に使用しているUSBメモリーを返却してほしいと保健福祉センターに連絡があったが、所管する高齢・障害課では保管していなかった。区と支援センター双方で点検をしたが、メモリーは見つかっていない。メモリーには支援対象者氏名を含む報告書がパスワードなしで保存されているほか、パスワードをかけた状態で、相談者の氏名、住所、生年月日、電話番号、要介護度、世帯状況、緊急連絡先の氏名と電話番号が保存されている。含まれている個人情報は1696名分。高齢・障害課では、受取確認簿による管理が徹底されていなかったとして、今後、確認簿によって区担当者が確認を確実に行い、USBメモリーの管理を徹底して、再発防止に努めるとしている。
・業務報告用USBメモリの紛失について[PDF](川崎市)
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/cmsfiles/contents/0000058/58414/hpoudousiryou.pdf
◎茅ヶ崎市消防本部、メールをTOで送りメールアドレス59名分流出
神奈川県茅ヶ崎市は5月27日、消防本部救命課において、市応急手当普及協会の会員59名にメールをTOで送り、メールアドレスが流出したと発表した。市によると、5月15日午後4時37分、同会会員を2グループに分けて、救命講習会日程および指導者参加募集のメールを一斉送信したが、BCCで送るべきところをTOで送った。同日、受信者が救命課に指摘のメールを送信。職員がこのメールを翌日に確認したが、担当者が不在だったため、週が明けた19日、当該受信者に電話およびメールで謝罪を行った。その後、24日に行った救命講習会の会場で複数人から流出の指摘を受け、同課では26日、消防長と次長に報告。同日、該当者全員に対し、自宅を訪ねるなどして謝罪を行ったという。市は、個人情報の取り扱いに注意を払い、メール送信時のチェック体制の確立および職員に対する情報セキュリティ教育を徹底して、再発防止に全力を尽くすとしている。
・メール送信による個人情報の流出について(茅ヶ崎市)
http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/koho/780/038181.html
◎LIXILトータルサービス、顧客から送られた注文はがき1241枚を紛失
住宅設備機器販売のLIXILトータルサービス(本社:東京都江東区)は5月27日、同社が運営する「LIXILオンラインショップ」に顧客から送られた注文はがきの一部を紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは2013年5月11日から同7月5日までに送られた1241枚。はがきには顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレスのほか、479枚にはクレジットカード番号と有効期限が記載されている。2013年11月に同じビル内で事務所スペースを移動した際に紛失したとみられており、2014年4月22日、一覧表との照合を行った際に紛失が判明した。はがきがビル外に出ている可能性は低いという。データベース上の記録などから該当する顧客を特定し、事実の説明と謝罪を行うことにしている。情報が外部に漏れて悪用されたとの情報はない。同社は再発防止のため、個人情報保護の徹底に努めるとともに、個人情報を含む文書およびデータベース等の管理方法の改善および適切な取り扱いの徹底を図るとしている。
・お客様情報紛失について(LIXILトータルサービス)
http://www.lixil-totalservice.co.jp/info/news140527.htm
◎三重県と福岡県の県立高、生徒の個人情報含むUSBメモリー紛失
三重県と福岡県の県立高校で、生徒の個人情報を含むUSBメモリーを紛失する事故があった。5月27日付の報道によると、三重県の県立高校では、教諭が4月中旬、自宅で仕事をするために生徒のデータをUSBメモリーにコピーして持ち帰り、5月21日になって紛失に気づいた。USBメモリーには、昨年度まで担任していた生徒58人分の名前や住所、成績などの個人情報が記録されていた。福岡県の県立高校では、講師が5月23日の夜から翌24日の朝にかけて、福岡市博多区の有料駐車場で車上荒らしにあい、生徒121人分の成績などを記録したUSBメモリーが入ったバッグを盗まれた。今年の卒業生45人と在校生76人の昨年度1年間のテストの点数や成績のほか、顧問を務めるサッカー部の部員30人の名簿や保護者の電話番号、教職員79人分の住所録も含まれていた。いずれも校長の許可を得ずにデータを持ち出していた。
・三重県教育委員会
http://www.pref.mie.lg.jp/kyoiku/hp/
・福岡県教育委員会
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/soshiki/2100000.html
◎大分ケーブルテレコム、顧客情報30件含む業務用携帯電話紛失
ケーブルテレビ事業の大分ケーブルテレコム(大分県大分市)は5月26日、顧客の個人情報が入った業務用携帯電話1台を紛失したと発表した。同社によると、同社社員が5月16日夕刻から17日までの間に紛失した。紛失した携帯電話には、顧客の氏名、住所、連絡先電話番号が約30件含まれている。紛失発覚後、携帯電話会社に依頼して使用停止とロックの措置を取り、所轄警察署に紛失届を提出。立ち寄り先や移動経路を捜索したが、発見に至っていない。主務官庁の総務省に報告済み。悪用等の情報は入っていない。該当の顧客には個別に説明と謝罪を行った。同社は、再発防止のためすべてのモバイル機器の取り扱いに関して管理を強化し、全社員に確認を行ったという。
・お客様情報の紛失に関する詫びと知らせ[PDF](大分ケーブルテレコム)
http://www.oct-net.ne.jp/owabi/20140526.pdf