◎ジャパンネット銀行、メール送信時の操作ミスで顧客のメルアド流出
ジャパンネット銀行(本店:東京都新宿区)は6月30日、メール送信時の操作ミスにより、顧客のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、6月27日、同社より9名の顧客にメールを配信したが、宛先に他の顧客のメールアドレスを表示した状態で送信してしまった。流出した情報はメールアドレスのみで、氏名や口座番号、ログインや取引に必要な情報は含まれていない。宛先にメールアドレスが表示されていた顧客へは個別に事態説明とお詫びの連絡をし、流出情報の拡散防止をはかるため送信メールの削除を依頼した。また、監督当局へ報告するとともに、事態を重く受け止め、早急に再発防止策を講じていくとしている。
・電子メール誤送信に関するお詫び(ジャパンネット銀行)
http://www.japannetbank.co.jp/news/general2014/140630_02.html
◎熊谷商工信用組合、個人情報1401件を記載した書類を誤廃棄
熊谷商工信用組合(本部:埼玉県熊谷市)は6月30日、営業店で保管している顧客情報が記載された書類の整備を実施したところ、一部の紛失が判明したと発表した。紛失したのは、本店営業部で保管していた「本人確認記録書」411件と、「通帳未記入取引明細票の写し」990件。記録されている顧客情報は、氏名、住所、生年月日、電話番号、口座番号、取引金額など。紛失判明後に調査と探索を続けたが、誤って他の保管書類に混入し廃棄した可能性が高く、顧客情報が外部に漏えいした可能性は極めて低いという。これまでに、本件に関する顧客情報が不正に利用されたとの連絡や問い合わせはない。同組合は今後、管理体制の強化・徹底に努めていくとしている。
・お客様情報の紛失について[PDF](熊谷商工信用組合)
http://www.kumashin.co.jp/20140630.pdf
◎千葉県、個人情報や企業情報が含まれる書類を紛失
千葉県は6月27日、健康福祉部薬務課の職員が、個人情報や企業情報が含まれる書類を紛失したと発表した。発表によると、職員(20代男性)が、医療機器製造所の立入調査のため、上司の許可を得て、当該製造所から事前に提出された資料を調査前日に持ち帰ったが、調査当日、自宅で紛失に気付いた。職員は調査前日、当該書類やパソコン等を2つの鞄に収納して退庁後、飲食店に立ち寄り同僚と飲食。翌朝、パソコンを入れた鞄はあるが書類を収納した鞄がないことに気付いた。帰宅経路の立ち寄り先に問い合わせ、警察および鉄道会社に遺失物の届け出を行ったが、発見には至っていない。紛失した書類は、製造所の概要、職員の氏名を含む組織図、基準書(作業手順)等一覧、品質マニュアル等。当該製造所には紛失の経緯を説明して謝罪した。同課は再発防止のため、情報セキュリティー等の徹底に加え、公文書を持ち帰る際は取扱いに細心の注意を払い、寄り道等をせずに帰宅するよう徹底したという。
・公文書(個人情報・企業情報)の紛失について(千葉県)
http://www.pref.chiba.lg.jp/yakumu/press/2014/260627.html
◎スカパーJSAT、システム障害で顧客の個人情報82件が漏えい
有料多チャンネル放送および衛星通信事業を行うスカパーJSAT(本社:東京都港区)は6月26日、スカパー!公式サイトの一部の手続きページでシステム障害が発生し、個人情報が漏えいした可能性があると発表した。同社によると、6月16日から21日にかけてスカパー!サービスのシステムメンテナンスを行ったが、この際、契約内容の確認や変更等をWeb上で行えるサイト「Myスカパー!」で障害が発生。顧客が手続きを行った際に、別人のメールアドレスや、氏名、住所、郵便番号、電話番号、BCAS/ICカード番号、契約情報が閲覧された可能性がある。閲覧された可能性がある個人情報は82件。対象の顧客には個別に謝罪と説明を行う。同社は、再発防止と対応強化に取り組んでいくとしている。
・システム障害に伴う個人情報漏えいの可能性について(スカパーJSAT)
http://www.sptvjsat.com/load_pdf.php?pTb=t_news_&pRi=71&pJe=1
・システム障害に伴う個人情報漏えいの可能性について(続報)(スカパーJSAT)
http://www.sptvjsat.com/load_pdf.php?pTb=t_news_&pRi=72&pJe=1
◎グリーエンターテインメントプロダクツ、顧客にメールをTOで送信しメルアド流出
トレーディングカードゲーム「ジーククローネ」を販売するグリーエンターテインメントプロダクツ(東京都港区)は6月26日、ジーククローネの事務局から顧客に案内メールを送った際、BCCで送るべきところをTOで送り、メールアドレスが流出したと発表した。同社によると、6月26日午前11時59分、イベントの案内メールを送った際に操作を誤った。メール配信先には謝罪のメールを送り、当該メールの削除を依頼した。同社は今後、個人情報を含む重要なメールや複数の宛先へメールを送る際の作業手順を見直し、全従業員に周知徹底して、再発防止に努めるとしている。
・【お詫びとご報告】お客さまのメールアドレスの誤送信について(グリーエンターテインメントプロダクツ)
http://siegkrone-tcg.com/news/news_20140626_security/
◎神奈川県、救急救命士養成課程入校者のテスト結果を誤送信
神奈川県は6月25日、安全防災局消防課の職員が、誤って県内の16消防本部に個人情報を送信したと発表した。県によると、職員は6月25日、「救急救命士養成課程」入校予定者の入校前学力テストの結果を、入校予定者の所属する消防本部ごとに連絡するところ、誤って16消防本部に18名全員の結果をメールで送った。誤送信した内容は、所属、氏名、採点結果、偏差値。送信後、消防本部からの連絡で担当者が誤送信に気付き、誤送信先の全16消防本部に当該メールの削除を依頼した。また、県消防課長からも謝罪した。消防課では再発防止に向け、メール送信の手順を見直し、職員に対する研修と指導を徹底するとしている。
・救急救命士養成課程への入校予定者の個人情報(テスト結果)の誤送信について(神奈川県)
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p816741.html
◎富山市の学童保育施設、児童57人分の個人情報を記載したファイルを紛失
富山市水橋中部小学校の敷地内にある学童保育施設を運営する水橋中部校区地域児童健全育成運営協議会(富山市)は6月25日、児童の個人情報を記載したファイルを紛失したと発表した。報道によると、同協議会は、市から委託を受けた地域住民が組織している。当該ファイルは鍵のついたロッカーで保管し、鍵は協議会所属の指導員15人が交代で管理していた。6月17日の夕方、当番の指導員がファイルがないことに気付いたが、他の指導員が保管していると考えて帰宅した。しかし翌日もファイルが戻らないため、紛失が発覚した。指導員への聞き取りや施設の周辺を探したが発見できなかった。当該ファイルには、施設の利用登録をしている児童57人分の名前や住所、保護者の電話番号などが記載されていた。ロッカーの鍵が壊された形跡はなく、他に紛失したものもなかったが、同協議会と市は6月24日、警察に被害届を提出し、保護者に謝罪した。現在までところ、個人情報を悪用されたという報告はないという。
・富山市
http://www.city.toyama.toyama.jp/
◎毎日放送、メルアド表示状態で案内メールを送り個人情報64件流出
毎日放送(本社:大阪市北区)は6月25日、同社が製作にかかわるドラマ「アゲイン!!」のエキストラ出演に応募した人に、メールアドレスが表示される状態で案内メールを送り、メールアドレスと氏名のべ64件が流出したと発表した。同社によると、6月19日から23日にかけて、氏名付きのメールアドレスが他の応募者にも見える形でメールを送信した。受信者からの指摘で事態が判明。対象者には謝罪と報告を行った。同社は、再発防止のため、個人情報の管理を徹底していくとしている。
・「アゲイン!!」エキストラ出演希望者の皆様へのお詫び(毎日放送)
http://www.mbs.jp/mbs/mbsannai/140625.shtml
◎さいたま市、個人情報含む書類2箱を紛失
さいたま市は6月24日、個人情報が含まれる文書を2箱紛失していたと発表した。市によると、紛失が判明したのは6月9日で、市総務課から総務局法制課および都市局市街地整備課に貸し出していた要保管文書を紛失した。法制課では、2011年度に作成した「行政不服審査、法律相談方向苦闘関係書類等」を紛失。54件の個人情報が含まれていた。市街地整備課では、2件の個人情報を含む、2009年度作成の「都市計画法第53条協定書締結に関する決裁文書等」を紛失した。それぞれの課で他の廃棄文書とともに誤廃棄した可能性が高い。市は、文書の貸出等、保管業務を徹底するとともに、適切な文書の取り扱いを周知し、適正な文書管理に努めていくとしている。
・保存文書の紛失について[PDF](さいたま市)
http://www.city.saitama.jp/006/014/008/003/003/003/p036782_d/fil/p036782.pdf
◎大阪市立中学校、保護者から預かった就学援助申請書類紛失
大阪市は6月24日、市立中学校の教員が、保護者から預かった就学援助申請書と添付書類を紛失したと発表した。市によると、6月20日、就学援助申請書が未提出の保護者宛てに学校から申請提出案内を送付したところ、保護者からすでに提出していると指摘があった。校内で確認したところ、当該教員が2月中旬頃に保護者から預かった書類を紛失していることが判明。全教職員で校内の捜索を行ったが、発見には至っていない。申請書および添付書類には、当該生徒および家族の名前、生年月日、現住所、電話番号、きょうだいの在籍する学校名と学年、支払口座の銀行名、支店名、口座番号が記載されている。当該生徒と保護者には謝罪し、書類は再提出してもらった。市教委は当該校に対し、他に同様の事例がないか確認を行うとともに、個人情報の取り扱いについて厳重に注意し、再発防止の徹底を図るよう指導した。
・大阪市立中学校における個人情報が記載された文書の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000272294.html