楽天は1日、加盟店からのクレジットカード番号流出事件を受け、クレジットカード決済システムの刷新など、個人情報保護を強化する方針を明らかにした。
現在、楽天市場では加盟店が個別にクレジットカード会社と契約を結んでおり、取引後2週間限定ではあるが、カード情報を店舗が取得可能な状態にある。今後は、楽天が加盟店とカード会社の仲介を行う「包括加盟契約」に切り替え、カード番号が加盟店に渡らない決済システムへ移行する。
現在クレジットカード決済に対応している全加盟店に年内を目処に切り替えを求め、移行に応じない店舗は楽天市場でカード決済ができなくなる。移行には審査期間が必要だが、8月11日からは暫定システムにより楽天が決済を代行する。
店舗がユーザのメールアドレスに触れないで取引可能な「メールフォーワーディング機能」も、9月1日を目処に導入する。
(2005/08/02 ネットセキュリティニュース)
■新顧客情報管理体制の導入について[PDF](楽天市場)
http://www.rakuten.co.jp/com/faq/information/pdf/20050801.pdf
■楽天市場の店舗での取引に係る個人情報の流出について(今後の対応策)(楽天市場
http://www.rakuten.co.jp/com/faq/information/20050723.html