日本ケンタッキーフライドチキン(本社:東京都渋谷区)は16日、相模原大野台店の顧客情報1万8,422名分と従業員情報135名分を紛失したと発表した。
紛失したのは12日の深夜で、同社のシステム開発を受託しているパナソニックシステムソリューションズ(東京都品川区:松下電器産業の社内分社)の開発委託先であるビッツ(東京都品川区)の社員が、当該情報の入ったノートパソコンを電車内に置き忘れたという。同社員は翌日警察へ紛失届けを出したが、見つかっていない。
紛失したノートパソコンには、1999年5月から2005年3月までの間、同店で予約・宅配注文をした顧客1万8,422名のほか、パート従業員128名、社員7名、計1万8,557名分の個人情報が記録されていた。情報内容は、氏名、住所、電話番号等で、従業員は生年月日や給与振込口座等も含まれる。
現時点では情報漏えいの事実は確認されていないが、ノートパソコンには高度なセキュリティ対策が施されておらず、今後情報漏えいが起こる可能性もあるという。同社は顧客と従業員に対し、誠意をもって対応するとしている。
(2005/12/20 ネットセキュリティニュース)
■発表資料
・個人情報の紛失に関するお詫びとご報告(ビッツ)
http://www.bits.co.jp/apology.html
・お客様情報紛失のお詫び(松下電器産業)
http://panasonic.co.jp/pss/products/info/0512/index.html
・お客様情報紛失のお詫びとお知らせ(日本ケンタッキー・フライド・チキン)
http://japan.kfc.co.jp/info/051216001.html