コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、10数か所のホームページで500種に及ぶ海賊版ソフトを販売、2億円以上を売り上げていたとみられる大規模海賊版販売グループが6日と7日に、著作権法違反の疑いで逮捕されたことを明らかにした。
逮捕されたのは、東京、神奈川、千葉に住む23歳から46歳の男女7人で、職業は自営業、美容師、会社員、アルバイト各1名、無職3名。7人は今年10月20日ごろ、ジャストシステム(本社:徳島市)の「一太郎2005&花子2005スペシャルパック」を無断複製したCD-R5枚を、市価の3割程度の8,000円で豊島区の男性に販売し、同社から告訴されていた。
調べによると7人は、2003年頃から「一太郎2005」「弥生会計」「Microsoft Office Professional 2003」など計500種類ものソフトを無断複製し、市価の1~4割程度で販売していた。販売拠点となったホームページでは、会社名や設立年月日などを記載して法人を装い、代金の支払い方法も銀行振込や郵便振込のほか、クレジットカード決済やコンビニ決済なども利用できるとして、顧客に安心感を与えていた。
当該ホームページに関しては、この2年数か月の間に、のべ約500件に及ぶ情報提供がACCSにあり、ACCSは証拠品を入手するなど調査してきた。警視庁ハイテク犯罪対策総合センターはじめ警視庁と岐阜県警による合同捜査本部が、告訴を受けて捜査を進め、逮捕に至った。
(2005/12/21 ネットセキュリティニュース)
■売上2億円以上、大規模海賊版販売グループを摘発(ACCS)
http://www2.accsjp.or.jp/news/news051216.html