豊和銀行(本店:大分県大分市)は23日、取引先104件にウイルスに感染したメールを送信したと発表した。
同行によると、ネットスカイ(W32.Netsky.P@mm:シマンテック名)と呼ばれるウイルスが添付されたメールを誤って開いてしまったため、同行のパソコンが感染したという。同ウイルスは、2004年3月に発見されたマスメーリング型のワームで、パソコン内に保存されているメールアドレス宛てに自分自身を添付したメールを送信。感染した同行のパソコンからは、取引先104件にウイルスメールが送られてしまった。同ウイルスは、Internet Explorerの修正済みの脆弱性を悪用するため、未対策の環境ではメールを開いたりプレビューするだけで感染するおそれがある。
同行では、送信した取引先に対し個別に連絡するとともに、受信者が誤って開封しないようホームページでも注意を喚起。今後は、受信メールに対するシステムチェック機能の強化を図るとともに、取扱者への注意喚起を徹底し再発の防止に努めたいとしている。
(2005/12/26 ネットセキュリティニュース)
■ウィルス感染メールが送信された件について(豊和銀行)
http://www.howabank.co.jp/topics/news171223.html
【ネットスカイ情報】
・W32/Netsky.p@MM(マカフィー)
http://www.mcafee.com/japan/security/virN2004.asp?v=W32/Netsky.p@MM
・W32.Netsky.P@mm(シマンテック)
http://www.symantec.co.jp/region/jp/sarcj/data/w/[email protected]
・WORM_NETSKY.P(トレンドマイクロ)
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM%5FNETSKY%2EP