JR西日本(本社:大阪市北区)は14日、高齢者向けの会員制旅行サービス「JR西日本ジパング倶楽部」の会員情報12万名分が流出した問題で、新たに1,360名分の情報流出を確認、2003年8月時点での全会員、43万名分の情報が流出した可能性があると発表した。
同社によると、今回の流出は、セールスの電話がかかってきたという会員からの問い合わせで発覚。セールスを行っていた会社から名簿を回収して調査したところ、会員の氏名、生年月日、住所、電話番号などの流出が確認された。また今回流出した情報は、昨年12月に明らかとなった12万6,680名分の流出同様、2003年8月29日時点での会員情報の一部であることが判明。今回流出した1,360名分の情報のうち、半数近くは、前回流出した名簿にはない情報だったという。このため同社は、この件による最大限の影響を考慮して、同時点で会員だった43万6,967名分の全情報が流出している可能性があると判断した。
同社は、情報が流出したと見られる全会員に謝罪。会員情報が他の会社などにも渡っている可能性があるため、身に覚えのない電話などに注意するよう呼びかけている。また、同様の事象があった場合は、流出会員情報の確認と回収に全力をあげるとしている。
(2006/03/16 ネットセキュリティニュース)
■ ジパング倶楽部会員情報の流出のその後の状況について(JR西日本)
http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/060314a.html
■ 個人情報流出に関するお知らせとお詫び(JR西日本ジパング倶楽部)
http://www.zipangu-club.com/owabi1.html
■ セキュリティ関連ニュース
・JR西日本「ジパング倶楽部」会員情報12万名分流出、内部犯行の可能性(2005/12/20)