米マカフィーは12日(現地時間)、検索エンジンの安全性に関する調査報告を公表した。報告によれば、一般によく使われるキーワード(英語)を検索すると、米5大検索エンジンすべてが危険なサイトへのリンクを表示した。
同調査はGoogle、Yahoo!、MSN、AOL、Askを対象に、今年1月から4月にかけて、「SiteAdvisor」のサイト安全性評価データベースを利用して行われた。危険と判断されるのは、パソコンを攻撃したり、スパイウェアやアドウェアを配布したり、詐欺行為を行うなどのサイト。報告によると、検索結果に危険なサイトへのリンクを表示する割合が最も低かったのはMSNで、3.9%。Yahoo!は4.3%、GoogleとAOLは5.3%、Askは6.1%だった。
また、「free screensavers」「digital music」「popular software」「singers」といった特定のキーワードを検索した場合、危険なサイトが占める割合は最大で72%にも達した。さらに、広告リンクが危険なサイトにつながる割合は、通常の検索結果と比べて2倍から4倍も高かった。
(2006/05/17 ネットセキュリティニュース)
■リリース[英文]
Groundbreaking Study From McAfee Shows Users Are at Risk When Using InternetSearch Engines(McAfee)
http://www.mcafee.com/us/about/press/corporate/2006/20060512_191010_l.html
■レポート[英文]
The Safety of Internet Search Engines(McAfee SiteAdvisor)
http://www.siteadvisor.com/studies/search_safety_may2006.html