◆IPAが年末年始の注意喚起~ 添付ファイルとワンクリック詐欺にご用心(2006/12/22)
情報処理推進機構(IPA)は20日、年末年始におけるメールやネット利用のガイドラインを公開、注意を呼びかけた。メール編、Web編、システム管理者向けの3種類あり、注意点や対応策などをまとめている。
「メール」については、クリスマスカードや年賀状などの送付が多くなることから、特に添付ファイル付きメールの取扱いへの注意を促している。「見知らぬ相手から届いた添付ファイル付きメールは削除する」「偽装されている可能性があるので添付ファイルの見た目に惑わされない」など受信時の注意点に加え、「やたらにファイルを添付しない」「どうしてもファイルを添付する場合は、必ず本文で一言触れるようにする」など、送信する側になった際の注意点もある。
「Web」については、ワンクリック不正請求(ワンクリック詐欺)やセキュリティ対策ソフトの押し売りに注意するよう呼びかけている。ワンクリック不正請求の被害にあわないようにするためには、ウイルス対策ソフトやスパイウェア対策ソフトの利用、セキュリティホールの修正(パッチ更新)を行なうとともに、もし画面に不正請求画面が表示されても慌てず、基本的には無視し、こちら側からは絶対に問合せをしないこととしている。セキュリティ対策ソフトの押し売りについても、画面の具体例を使って、ファイルの「種類」や「発行元」など、チェックすべき箇所を示している。また、妙なサイトにうっかりアクセスしてしまった場合には、すぐに引き返す(ページを閉じる)ことが有効な対策であるとしている。
休暇中に自宅にパソコンを持ち帰る場合、年明けの出勤時に必ずワクチンソフトを最新の定義ファイルに更新した上でインターネットへ接続、ウイルスチェックをしてから LAN に接続することも重要な注意点だ。
同ページでは、ウイルスに感染しているかどうかの確認方法や、感染していた場合の対応策についても付記。パソコンの操作方法がわからないなど、自分で対処できない場合はパソコンの使用はあきらめ、1/4(木)13:30以降に IPA に相談することを勧めている。
■12月20日 年末年始における注意喚起[メール編](IPA)
http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert181220_mail.html
■12月20日 年末年始における注意喚起[Web 編](IPA)
http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert181220_web.html
■12月20日 年末年始における注意喚起[システム管理者向け](IPA)
http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert181220_admin.html
(2006/12/22 ネットセキュリティニュース)