インターネットのショッピングモール「楽天市場」を運営する楽天(本社:東京都港区)は19日、3年近く前に退店した楽天市場の店舗のパソコンから、出店当時の顧客情報がWinny(ウィニー)ネットワーク上に流出した可能性があることを確認したと発表した。
流出のおそれがあるのは、楽天市場に2004年9月21日~2005年6月20日に出店し、地元豆腐店の豆腐や揚げ物を販売していた「豆腐専門店 金沢・炭谷屋」(運営:すみたに工機、石川県金沢市)でプレゼントに応募した顧客、最大7,019名分の住所、氏名、フリガナ、性別、電話番号、メールアドレス、生年月日。クレジットカード情報や口座に関する情報は含まれていない。当該店舗で出店時に使用していたパソコンがウイルスに感染し、いずれかの時期に流出した可能性が高いという。
今月14日、ネット掲示板に1年以上前のものとみられる流出情報が書き込まれた。楽天では確認作業を行っていたが、当該店舗が3年近く前に退店していることもあって照合に時間がかかり、完了までには一定期間が必要となるため、同日までの確認をもって公表。該当者には、当該店舗で利用したメールアドレス宛に事情説明と謝罪のメールを送付した。当該店舗は、出店時に保有していた顧客情報は全て消去したとしている。
(2008/03/21 ネットセキュリティニュース)
■【お知らせ】退店店舗「豆腐専門店 金沢・炭谷屋」からの個人情報流出の可能性について(楽天市場)
http://www.rakuten.co.jp/com/faq/information/20080319.html