岩手県軽米町の特別養護老親ホームいちい荘へ過去に入所を希望していた181名の個人情報が、ネット上に流出した可能性があることがわかった。ファイル共有ソフトのWinny(ウィニー)を介して流出したとみられる。5日朝、町役場に届いた匿名のFAXにより判明した。
町によると、FAXには同ホームの内部情報がネット上に流出していると書かれており、ネット掲示板2ちゃんねるに流出情報が書き込まれていることを確認したという。書き込みがあったのは4日。書き込みの内容から、同ホームの元所長(62歳)が所有するパソコンから情報が流出したとみられている。
流出した可能性があるのは、2004年3月時点の入所希望申込受付簿と入所希望者名簿で、181名分の氏名、住所、電話番号などが含まれている。書き込みでは、流出したのは7月で、ほかに百数十名の氏名、住所、電話番号を含むゲートボールクラブの名簿も流出しているとされている。
(2008/09/09 インターネット・セキュリティニュース)