明治安田生命保険相互会社(本社:東京都千代田区)は27日、大阪職域FC営業部(大阪市西区)の採用担当職員の自宅のパソコンから、来年度の入社希望者約2000名の個人情報がWinny(ウィニー)を介してインターネット上に流出したと発表した。
同社によると、流出したのは女子学生約2000名の氏名、出身大学、住所、電話番号、メールアドレスなど。一部には筆記試験の得点や面接試験の評価なども記載されており、内定者45名については顔写真も含まれている。採用担当職員は自宅で仕事をするために、内部規定に反してこれら情報を持ち帰っており、先月10日ごろにウイルスに感染し流出したとみられる。
今月14日、プライベートな写真が流出していることが分かり社内で調査を進めていたところ、25日に個人情報が流出していたことが新たに判明したという。
25日夕方にはネット掲示板に流出情報が書き込まれ、流出物の一部とみられる学生一覧、内定者一覧、お客さま対応マル秘テク・ノウハウ集などのスクリーンショットが投稿されていた。27日、毎日新聞を皮切りに各社が報じ、同社は同日、ホームページに謝罪文を掲載。同日より、該当者に個別に連絡をとり、謝罪と事情説明を始めた。今後は再発防止策を徹底するとともに、事実関係を調査のうえで厳正な社内処分を実施するとしている。
(2008/10/27 インターネットセキュリティニュース)
■ 個人情報の流出に関するお詫びとお知らせ[PDF](明治安田生命)
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/release/2008/pdf/20081027.pdf