情報処理推進機構(IPA)は6日、お盆休みや夏休みをひかえ、パソコンのセキュリティ対策を行うよう呼びかけた。
企業でパソコンを使っている人に対しては、休暇明けに、マイクロソフトの月例パッチ(12日公開予定)を適用するよう呼びかけている。また、休暇中に持ち出したパソコンやUSBメモリーなどの外部記憶媒体については、定義ファイルを最新の状態にしたウイルス対策ソフトでウイルスチェックを行ってから使用するよう勧めている。
個人ユーザーに対しては、ウイルス感染を防ぐため、OSやアプリケーションソフトと、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを最新の状態にしてパソコンを使用することを推奨。また、自分のものではない外部記憶媒体をパソコンに接続したり、自分の外部記憶媒体を自分のものではないパソコンに接続したりしないようにと呼びかけている。万が一の事態に備えて、必要なデータをバックアップしておくことも推奨している。
さらに、ワンクリック不正請求などの被害にあわないように、訪問したサイトで年齢確認の同意を求める画面が表示されたときは、同時に表示されているサイトの利用規約をよく読み、少しでも不審な点があった場合はサイトの利用を中止するよう呼びかけている。
システム管理者とウェブサイト管理者に対しては、多発しているウェブサイトの改ざんを防ぐため、OSやアプリケーションソフトと、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを最新の状態にすること、不必要なサービスを停止し、休暇中に使用しないサーバーやパソコンの電源を切ることなど、7つの対策を実施するよう勧めている。
(2009/08/10 ネットセキュリティニュース)
■夏休み前における注意喚起(IPA)
http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert20090806.html