ソースネクスト(本社:東京都港区)が販売するセキュリティ対策ソフト「ウイルスセキュリティ」において、特定の条件下でパソコンが起動できなくなる不具合が発生し、同社は13日、この不具合の原因や対処方法を公開した。
同社によると、不具合が発生するのは、インテル製のチップセットを搭載し、Intel Matrix Storage Manager driver(AHCI driver)の一部バージョンを使用しているパソコン。現在パソコンが起動できている場合、この不具合は発生しない。
不具合は、今月10日14時頃から12日14時頃までに配布されたウイルス定義ファイルが上記のドライバをウイルスとして誤検知するために発生。次回起動時にこのドライバを削除してしまうため、パソコンが起動しなくなる。ただし、12日24時に修正プログラムが自動アップデートで配布されたため、該当するパソコンを問題の期間に使っていても、修正プログラムが配布された時刻までシャットダウンせずに使い続けていた場合は、不具合が起きない。
誤検知が発生したウイルスセキュリティのプログラムバージョンは「10.0.0056」、定義ファイルのバージョンは「9.29.533」および「9.29.535」。
同社では修復ツールを用意しており、これをダウンロードして起動用CDを作成の上、操作手順に従って使用するとパソコンが起動できるようになる。また、準備が出来次第、起動用CDを希望者に送付する予定。
起動用CDの申し込み方法や、問い合わせ窓口の情報は、『「ウイルスセキュリティ」修復ツール実行手順』のページに記載されている。
(2010/04/16 ネットセキュリティニュース)
■ウイルスセキュリティをお使いのお客様へ 重要なお知らせ(ソースネクスト)
http://www.sourcenext.com/vs/support/deal_100413/
■「ウイルスセキュリティ」修復ツール実行手順(ソースネクスト)
http://www.sourcenext.com/vs/support/deal_100413/howto.html