アップルは23日(米国時間)、Mac OS X 10.6(Snow Leopard)の最新版「Mac OS X 10.6.8」と、Mac OS X 10.5(Leopard)用の「セキュリティアップデート 2011-004」を公開した。
「Mac OS X 10.6.8」では、12のモジュールに関係する23件の脆弱性が、「セキュリティアップデート 2011-004」では、19のモジュールに関係する35件の脆弱性が修正。細工されたPDFを開くとコード実行のおそれがあるCoreGraphicsの問題や、画像ファイルの取り扱いで任意のコードが実行されるおそれのあるImageIOの問題など、危険な脆弱性が多数含まれている。
また、Mac OS X 10.6.8には、7月発売の次期OS「Mac OS X Lion」にアップグレードするための対応も含まれており、Mac App Storeでダウンロード購入できるようになる予定。
最新版への更新は、アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」で自動インストールできるほか、同社の「サポートダウンロード」ページから、それぞれの環境に合わせたパッケージが入手できる。
なお、今回の更新では、QuickTimeの脆弱性が5件修正されているが、Windows版への影響や修正版の提供については、今のところアナウンスされていない。
(2011/06/24 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:アップル】
●Mac OS X v10.6.8 のセキュリティコンテンツおよびセキュリティアップデート 2011-004 について
http://support.apple.com/kb/HT4723?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
●Mac OS X 10.6.8
・Mac OS X 10.6.7用
http://support.apple.com/kb/DL1400?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
・Mac OS X 統合アップデート(10.6~10.6.7用)
http://support.apple.com/kb/DL1399?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
・Mac OS X Server 10.6.7用
http://support.apple.com/kb/DL1401?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
・Mac OS X Server 統合アップデート(10.6~10.6.7用)
http://support.apple.com/kb/DL1402?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
●セキュリティアップデート 2011-004
・Leopard デスクトップシステム用
http://support.apple.com/kb/DL1404?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
・Leopard サーバシステム用
http://support.apple.com/kb/DL1405?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
●Mac OS X Lion
http://www.apple.com/jp/macosx/