マイクロソフトは10日、今月15日に公開を予定しているセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の概要を発表した。リリース予定のセキュリティ更新プログラムは、4段階評価で深刻度が最も高い「緊急」5件、2番目に高い「重要」4件の計9件。
「緊急」の脆弱性は、Windows(XP/Vista/7、およびServer 2003/2008/2008 R2)に影響する問題1件と、Internet Explorerの問題1件、Windows XPに影響する問題1件、Microsoft OfficeやSQL Server、サーバーソフトウェア、開発ツールの実行環境に影響する問題1件、Exchange Server 2007/2010に影響する問題1件。いずれも、リモートでコードが実行されるおそれがある。
「重要」の脆弱性4件のうち2件は、Windowsに影響するリモートコード実行の問題と、特権昇格の問題。残る2件は、Microsoft Officeに影響するリモートコードが実行の問題だ。
このほか、「Windows Update」「Microsoft Update」などで、セキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムと、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンのリリースも予定されている。
(2012/08/10 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:マイクロソフト】
・マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知 - 2012 年 8 月
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms12-aug
・セキュリティ情報
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/