マカフィーは、日本でも多数のユーザーが利用するSNSサービス「Facebook」について、意図せずに個人情報を公開してしまうことがないよう、「Facebookの基本設定の見直し」「公開範囲の検討し直し」を呼びかけている。
このアドバイスは、同社が運営する「マカフィーセキュリティニュース」に、記事「Facebookで簡単に検索されてしまう、あなたの個人情報」として掲載されている。
記事では、Facebookはネット社会ならではの利点を生かした魅力あるサービスだが、サイバー犯罪者や悪意ある利用者にとっても非常に魅力的なサービスになっていると、便利さが危険と裏腹であることを指摘。具体的には、情報の公開範囲の甘さや安易な書き込みで、本人や家族の行動が簡単に把握されてしまったり、パスワードを忘れたときに使われる「秘密の質問」の答えが推測されてしまったりするリスクがあることを挙げた。
こうしたリスクを避けるために、Facebookの基本設定、公開範囲をもう一度見直してみることを勧めている。まず、プライバシーの管理面では、公開範囲は“友達”を基本にして、友達をグループごとのリストにし、“カスタム”の設定を上手に使うようにアドバイス。
セキュリティ面では、全ての操作が暗号化されて送信されるようにするために、アカウント設定で“セキュアな接続”をオンにすること。また、登録されていない機器や場所からログインしたときメールで通知が来るように“ログイン通知”をオンにすることや、設定機器以外の機器からのログインを防ぐために“ログイン承認”をオンにすることをアドバイスしている。
ログイン承認(2段階認証)については、パソコンとスマートフォンを併用している場合、両方を承認させておく必要がある。詳しい設定方法については、下記【関連トピックス】で解説しているのでご覧いただきたい。
(2013/08/20 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Facebookで簡単に検索されてしまう、あなたの個人情報(マカフィーセキュリティニュース)
http://www.mcafee.com/japan/home/security/news/033.asp