アップルは、OS X Mavericksの最新版「10.9.3」を15日に、Mac版のiTunesの最新版「11.2.1」を17日に、それぞれ公開した。最新版への更新は、アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」で行えるほか、同社のサイトからダウンロードすることもできる。
■OS X Mavericks v10.9.3
新たに4Kディスプレイのサポート強化、iOSデバイスとの同期機能の強化、IPsecを使ったVPN接続の強化といった機能の向上と安定性や互換性の改善が図られている。新たな脆弱性の修正は行われていないようで、セキュリティ面では、v10.9.2に4月公開の「Security Update 2014-002」と「Safari 7.0.3」を適用したものに相当する。
■iTunes 11.2.1
今月15日に公開したMac版「iTunes 11.2」のインストール後、「/Users」と「/Users/Shared」フォルダに誤ったアクセス権が設定され、ローカルユーザーが他のローカルユーザーのフォルダに書き込みや変更が行える状態になっていた問題に対処した。
なお、iCloudのリモートアクセスで機能「どこでもMy Mac」をMavericks上で使用した場合には、これらフォルダが見えなくなってしまう問題もあったという。
(2014/05/19 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:アップル】
・About the security content of OS X Mavericks v10.9.3[英文]
http://support.apple.com/kb/HT6246
・About the security content of iTunes 11.2.1[英文]
http://support.apple.com/kb/HT6251
・OS X Mavericks: Users folder isn't visible after updating to iTunes 11.2
http://support.apple.com/kb/TS5434