グーグルは21日、Webブラウザの最新安定版「Google Chrome 35」を公開した。最新バージョンは、デスクトップ版（Windows、Mac、Linux）が「35.0.1916.114」、Android版が「35.0.1916.122」。
デスクトップ版では、開発者向けの機能拡張や安定性の向上などが行われたほか、計23件の脆弱性が修正された。修正された脆弱性には、開放したメモリーにアクセスしてしまう問題や整数オーバーフローが発生する問題など、ウイルス感染に悪用されるおそれのある危険度の高い問題が含まれている。
Android版では、閉じたタブを元に戻すアンドゥ機能の追加や、全画面表示の動画への字幕やHTML5コントローラーの表示、マルチウインドウ端末のサポートなどの機能拡張が行われている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、デスクトップ版ではGoogle Chromeのメニュー（右端のアイコン）から「Google Chromeについて」を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える
（2014/05/22 ネットセキュリティニュース）
【関連URL：Google Chrome Releases】
・Stable Channel Update[英文]
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2014/05/stable-channel-update_20.html
・Chrome for Android Update[英文]
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2014/05/chrome-for-android-update.html